鮭が自分が生まれた川に帰ってくるのを発見した人は、新潟県村上の青砥某とかいう武士だと伝えられています。パチパチ!
だけど250年も前の話で、この人が「俺が発見したど!」と言っている訳でもないようだし、ミステリアスです。それにしても、なぜ分かったのか、昔の日本人の観察眼は凄いなあーって。
お釈迦さまは、自分の死期が近いことを悟ると、生まれ故郷への最後の旅に出たと言われています。実際には故郷に辿り着く前に、クシナガラという街の郊外で弟子たちに囲まれ涅槃に入るのですが…。人に限らず、生き物は、最後は自分の故郷へ帰るんじゃないかなー。だから、鮭だってきっとそうだろう、という仮説を立てたんじゃないかなー。
そしてそれは実際の場所だけでは無くて、精神にも通じるんだろうと思います。ですから、小さい頃テレビばかり見ていた子は、歳をとるとテレビばかり見るし、甘やかされてわがままだった子は、ボケるとわがままになるんじゃないかしら。ジャンクフードに育てられた子はジャンクな食事へと帰る。つまり「育てられた所(物)へ帰る」ということです。
そしてそれを一生という長さで考えると、命は再び命の源へと帰っていく…
♪さあ行くんだ その顔をあげて 新しい風に心を洗おう
煩悩は置いて行くがいい 再び始まるドラマの為に~
写真~
お檀家さんから河津桜の苗をいただきました!とりあえずの仮植え。これで境内の桜は河津桜、江戸彼岸、染井吉野の三種類になりました。御衣黄(ギョイコウ)も数年前から若木をどうぞと言われているのですが、区画整理が終わらないことには植える場所が、、、、区画整理が終わると減歩されてますます狭くなるのですが(^^;)
本来、お寺の境内は区画整理されても減歩されないはずなのですが、無住の寺だった悲しさで、法務局に一般宅地や山林として登記されていたため、ただでさえ市内1,2を争う狭い境内がさらに狭くなってしまうのです。僕りんが住職になってすぐに寺院境内と墓地に登記しなおしたのですが、認めてもらえませんでした(T_T)
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