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PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



肉食系とか草食系男子とか。いつの間にか僧職系男子とか出てきて、、、、仏男子って(^^;)
ちなみに仏様に性別はありませんから、仏男子って言葉には自己矛盾が。

何でもかんでも分類して、名前付けて、「あの人って○○系だよね」とか「私って△△系じゃないですか」とか分かったような説明できたような気になって。
どんどん細分化されて、やがて、、、、、、
「みんな違うよね。みんな違ってみんないい!」
という所に落ち着くのでしょうか(^^;)


今を時めく宮藤官九郎が初めて映画の脚本を書いたのが『GO』なのですが、クライマックスシーンでクルパーこと杉原が、柴咲コウ演じる椿に全身で叫びます。

「お前ら俺が恐いんだろ! 名前付けなきゃ不安で仕方がないんだろ!」
「俺は、在日でもエイリアンでもねえんだよ! 俺は俺なんだよ! いや、俺は俺であることすら捨ててやる!クエスチョンだ!ハテナマークだよ! 物体Xだ!どうだ恐いだろう!なあ!?」
「何なんだよ!ちくしょう!うるせーな、俺は!だから何なんだよ!ちくしょう!」

もう15年も前の映画なのね。あの頃の窪塚洋介は勢いが凄かったなー。個人的に、母親役の大竹しのぶや父親役の山崎努がさらにいいんですけど(^^)
クドカンらしく『GO』では落語が重要なカギとなります。杉原と桜井椿が最初に出会う時に(本当の最初は体育館だった訳だけど)、杉原がイヤホンで聴いているのが“流山のお大尽”というセリフがでてくる、古典『紺屋高尾』。落語好きなら誰もが分かりますが、最後の最後で、高尾太夫に久蔵が「実はあっしは、、、、」と自分の正体を明かす話です。そこと、好きな相手に自分が在日であることを明かす、クルパーがリンクするという、、、、練りに練られた脚本です。


~閑話休題~

「名前ってなに? バラと呼んでいる花を 別の名前にしてみても美しい香りはそのまま」
考えるまでもなく、遥か昔に、皆さんとっくに出している答えなんですね。パチパチ!

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