sibasenn気ままな旅日記&日常のつぶやき

東海道53次ウォークや気ままなバックパッカーの旅日記を写真もまじえて報告&日常のつぶやき

東海道53次第7弾(吉田〜白須賀 19年12月23日)

2021-02-05 16:37:00 | 東海道旅日記
こんにちは、sibasennです。

19年12月23日

6時半ごろ家を出て、地下鉄で大阪駅に向かう。
この時期はJRの青春18切符が利用できる。
大阪駅を7時半ごろ出て、米原、大垣で乗り換え、
11時半ごろ豊橋に着く。
豊橋で路面電車に乗って吉田城のある公園まで行く。

12時ごろいよいよ東海道ウォークのスタート。

東惣門(吉田宿 江戸方)

1時前に飯村一里塚

どこかで腹ごしらえをしようと探していると、
お蕎麦屋さんの看板が目に入る。
そば粉の産地にこだわった手打ちそばは格別で
同行者がえらくご満悦でした。
店主が話す産地のひとつに、私のふるさと(丸岡)も出てきて
機会があればまた訪れたいと思いました。
ただし交通の便(電車)は今ひとつです。

JR二川駅の案内板
二川宿

3時過ぎ二川一里塚


冬とはいえ、割と暖かい。
少しずつ夕焼けが迫ってくる中を、
国道1号線と並行して歩き続ける。

さて次の白須賀宿までは一里ほどある。
普通ならば5時ごろには着く。
そこまでは歩けるだろう。
でも、白須賀宿の近くにはJRの駅がない。
真っ暗でしかも未知の道を歩くことができるのだろうか。
コミニュティバスは走っているようなので、なんとかなるか。
大きな不安と小さな期待で歩き続ける。

5時ごろ、一里山一里塚


そして県境にあるコンビニ(豊橋側)前を通過。
ご覧のように、もう真っ暗である。

5時20分ごろ、県境を越えて静岡県湖西市に入る。


集落があり、バス停が見つかる。
思わず駆け寄って時間を確かめるが、すでに営業時間は終了していた。
さてどうしよう?
一般の車はどんどん行き過ぎるが、タクシーは全く通らない。
仕方なくあてもなくトボトボ歩き出す。

するとある民家に乗用車が一台止まった。
思い切って声をかけてみた。
「あの〜、タクシー呼んでもらえないですか?」
中から出てきた若い女性は
「いいですけど、どうしたんですか?」と聞いてくれた。
東海道ウォークの途中で暗くなり、
東海道線の最寄り駅まで行きたいと伝える。
「あ、それなら送って行きますよ。私も実家に用を済ませて、
ちょうど駅の方まで帰るところだから」と。
「地獄に仏」と言うが、彼女の言葉に涙が出るくらい嬉しくなった。
車中で、こちらの顛末を一気に話した。
ここの白須賀宿は東海道沿線から離れているので、
どうしたものかと悩んでいたけど、バスもあると聞いているし、
成り行きに任せて歩いてきたけど、やっぱり甘い考えだったと。

『明治の東海道本線敷設では、東の新居宿(静岡県湖西市新居町)から
白須賀宿へ至る潮見坂の勾配が蒸気機関車運転の障害となり、
浜名湖沿岸の鷲津経由となった』とのこと。

彼女もそのようなことを言っていた。
6時前に、新所原駅に着く。


送ってもらうだけでなく、お土産にみかんまでいただく。

情の厚さに感謝するとともに、旅の醍醐味も味わった。
もちろん本場静岡のみかんもとてもおいしかった。

浜名湖に面する鷲津駅付近ホテルに宿泊。

ホテル近くの居酒屋で、地元の肴とお酒をいただき、
ほろ酔い気分で眠りにつく。

今日は、約18キロ、2万5千歩の旅でした。

ではまた

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