加賀藩の所領加賀、能登、越中の魅力、海越しに観る山々、風光明媚なシーサイド・ラインの風景・出来事を写真で紹介する。
金澤・能登立山シーサイド・ライン



岩崎鼻灯台

 二上山系が富山湾に落ちるところが岩崎鼻だが、そういわれてもなかなか何処なのか思い浮かばない。雨晴海岸と言えばすぐに思い浮かぶだろう。JR氷見線と国道415号線が寄り添って走るところだ。

 灯台の灯がともされたのはまだ新しく、伏木港がが重要港に指定された、昭和26年に竣工された。現在は、海上保安庁伏木出張所から遠隔操作で稼動している。

  その昔は交通の難所だったことだろう。土木技術が発展した現在ならたやすいことだろうが明治45年伏木島尾間が大正元年に氷見まで開通した。当時にすればよくこんなところに鉄道を引いたものだと思われたことだろう。


写真:左、国分浜より岩崎鼻を望む、右、高岡市史より氷見線


 現在は、道も整備され景勝地雨晴を眺めながらのドライブも快適となり、国道・氷見線ともこの岩崎鼻をトンネルで抜けているので灯台に気づくことも少ないが、春には、桜が灯台を覆い包む(以前に一度、桜で紹介)。そして、その先からは富山湾、立山連峰が一望できる。



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観音崎灯台「観音崎灯台」

 シーサイドラインを七尾から氷見に向けて走ると、途中の大田より山越えの道となる。この山越えのルートを取らずに崎山半島を海岸沿いに走る道がある。
 人家の中を抜け他行き止まりの道の先端、小高い丘「日和山」に灯台は建つ。ここの歴史は古く大正3年に点灯され現在に至る。途中、昭和50年までは灯台職員が居たそうだがその後は無人化されている。現在の建物は昭和60年に改修されたもので、年に一度の灯台祭りには開放されて登ることが出来る。

 ここは瀬戸小口を挟んで能登島野崎と向かい合い、富山湾、能登半島は宇出津まで望むことが出来る。

 この観音崎の最先端に周囲300メートルほどの小さな島、観音島があり島には観音堂が建つ。
 千手観音立像を本尊とし、両脇に阿弥陀如来立像、菩薩形坐像を安置する。また、道内正面中央にかけられている「鹿渡島観音」と書かれた扁額は市指定有形文化財とされる。
 毎年、3月15日には涅槃会が行われ、海にたずさわる人々の厚い信仰を集めている。
 毎朝、鐘が打ち鳴らされ、堂内には灯火がともされる。観音堂の向に立つ6軒の家が毎日交代で守っている。観音堂と共に生きた証なのであろう。

 半島は道が狭く快適なドライブとは言いがたい、でも、人々は優しく、土までもがあたたかい、訪れる人も少なく、いまなお農・漁村の原風景が残る心が癒される。これが土徳なのであろう。 

松並木と立山連峰
松並木とその遥か彼方には立山連峰を望むことが出来る





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月齢 16.7
月齢 16.7 氷見市阿尾にて撮影:2007.06.02 22:56
300mmの望遠レンズのためこれでいっぱいです。


深夜の160号線風景
月の光は、日の光と違った幻想的な世界を描いてくれる。


新港から伏木・雨晴方面、そして二上山、氷見市街を一望できる。富山湾も湖面のように穏やかで月の光が陽炎のように海に映る。


陽炎のように海に映る月光月の風景


月夜の二上山



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