八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

箱はいらない

2011-11-20 01:59:24 | イケン!

 

箱物としては異例の人気施設

『大和ミュージアム』 に行った。

 

デカイだけか?

と思っていた 戦艦大和 の10分の1模型。

 

さすがは 戦艦大和!

デカイ分だけ迫力がある。

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きわだって感じたことは、

年配の男性たちの目が活き活きとしていること。

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みんな、

男の子スイッチ が ON になっている。

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箱物施設でよく見かける

だらだらと見学する団体客と違って、

 

この施設の見学者は、

明らかに顔の表情が高揚している。

 

 

町づくりや地域の活性化についても

住民のハートの スイッチ を

いかに ON にするかどうか?

 

そのへんのところに

ヒントがありそうな気がする。

 

 

続いて、

 

私のハートを ON にしたのは、

この 零式艦上戦闘機!

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実はこの ゼロ戦!

80年代に 京都嵐山美術館 で展示されていた機である。

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垂直尾翼に書かれた

210-118 B も変わっていない。

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琵琶湖から引き揚げられて修復され

京都嵐山美術館、白浜ゼロパークと数奇な運命をたどり

 の 大和ミュージアム に引き取られたという。

 

 

 

ちなみに、

 

 

戦艦大和 の模型製作費は 2億1千万円也!

零式艦上戦闘機 の修復費用は 8千万円也! という。

 

スイッチ代 は高い。

 

 

2億1千万円かけたら、

800馬力位のエンジンを積んで

実際に航行できる 戦艦大和 を建造できたと思う。

 

8千万円かけたら、

実際に飛べる ゼロ戦 を復元できたと思う。

 

 を基地とした 戦艦大和 と ゼロ戦 が

日本中を巡回興行すれば、

 

日本中の オジサン の

ハートを ON にして2、3年で元が取れるだろう。 

 

 

やっぱり、

箱はいらない! ということなのですが・・・・

 

 

何年か先、どこかよその町で

この施設にあった 戦艦大和 と ゼロ戦 に

ご対面しないように願いたい。