箱物としては異例の人気施設
『大和ミュージアム』 に行った。
デカイだけか?
と思っていた 戦艦大和 の10分の1模型。
さすがは 戦艦大和!
デカイ分だけ迫力がある。
きわだって感じたことは、
年配の男性たちの目が活き活きとしていること。
みんな、
男の子スイッチ が ON になっている。
箱物施設でよく見かける
だらだらと見学する団体客と違って、
この施設の見学者は、
明らかに顔の表情が高揚している。
町づくりや地域の活性化についても
住民のハートの スイッチ を
いかに ON にするかどうか?
そのへんのところに
ヒントがありそうな気がする。
続いて、
私のハートを ON にしたのは、
この 零式艦上戦闘機!
実はこの ゼロ戦!
80年代に 京都嵐山美術館 で展示されていた機である。
垂直尾翼に書かれた
210-118 B も変わっていない。
琵琶湖から引き揚げられて修復され
京都嵐山美術館、白浜ゼロパークと数奇な運命をたどり
呉 の 大和ミュージアム に引き取られたという。
ちなみに、
戦艦大和 の模型製作費は 2億1千万円也!
零式艦上戦闘機 の修復費用は 8千万円也! という。
スイッチ代 は高い。
2億1千万円かけたら、
800馬力位のエンジンを積んで
実際に航行できる 戦艦大和 を建造できたと思う。
8千万円かけたら、
実際に飛べる ゼロ戦 を復元できたと思う。
呉 を基地とした 戦艦大和 と ゼロ戦 が
日本中を巡回興行すれば、
日本中の オジサン の
ハートを ON にして2、3年で元が取れるだろう。
やっぱり、
箱はいらない! ということなのですが・・・・
何年か先、どこかよその町で
この施設にあった 戦艦大和 と ゼロ戦 に
ご対面しないように願いたい。