畑倉山の忘備録

日々気ままに

辺野古に最新鋭の米軍基地建設

2013年12月25日 | 国内政治
日米両政府は米海兵隊普天間基地の移設先として名護市辺野古の海を埋め立て、そこに最新鋭の軍事基地を建設しようとしている。米軍にしてみれば「老朽化が進み事故の危険性も高い普天間飛行場から最新鋭の設備が整った新基地に移りたい」というのが本音である。

とはいえ、そのような理由で基地移設費用を日本側に負担させるわけにはいかない。そこで「沖縄県民の負担軽減」という、あたかも日本側の都合で基地移設が必要になったかのごとき虚構が作られた。そのような虚構のもとで普天間基地の辺野古移設が合意され、日本側の費用負担により新基地建設が行われることになったのである。

実をいうと米国防総省は沖縄返還前の1960年代に、辺野古に巨大軍事基地を建設するプランを練っていた。それは諸々の理由で実現しなかったが、今回は日本政府の費用負担でそれを実現しようというわけである。

米国の世界戦略のための海兵隊基地(アジアへの侵略戦争を想定した前線基地)を日本国民の血税で建設するという、米軍にとっては笑いの止まらない話である。まともな日本人の国民感情からすれば、狂気の沙汰としか言いようのないふざけた話なのである。

メディアが明けても暮れても「中国が、北朝鮮が」と騒ぐのは、国民を洗脳して米軍基地の存在をありがたいと思わせるためである。軍産複合体・CIAの思惑通りに動くポチ放送局の筆頭がNHKで、犬HKの異名を持つ所以である。