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まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

白妙と名付けて久し桜の世 まほろば/一人吟行記(上野不忍池) 

2021-03-27 21:52:05 | 一人吟行記
ビルの一群桜見下ろすとき蒼し
桜散る人と人とが諍へり
夜の帳またもや桜火を孕む
上野の桜横一列に人ながれ
白妙と名付けて久し桜の世
くろぐろと鳰の命の点滅す
鴨の陣天上の人恋ふるとき
破れ以後の蓮の雄叫び薄れけり
水の輪を脱けては虚空へ通し鴨
夢柱桜のくにを見しといふ




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