イギー・ポップの原色の夜空芭蕉を包み消す まほろば 最新作 即興
今日日曜は25度には届かないようです。爽やかな風が吹いており、これからノンビリと近隣を歩きたいと思っています。ところで、今日は参加同人誌の総会の日です。もう始まっていますが、私は欠席しました。かつての前衛・伝統両派の対立(=俳句批判)を継承し、世界俳句つまり国境を越えた短詩としての【俳諧言語】を目指すものです。それくらい世界各地で《俳句》や《芭蕉》に注目が集っています。俳句とは明治期に正岡子規と高浜虚子によって【有季定型】イデオロギーを中心に創設された【近代俳句】とほぼ同義とされて来ました。しかし、河東碧梧桐や荻原井泉水による無季・自由律の【新傾向俳句】や昭和初期に俳句の【モダニズム】を徹底することで自由詩としての俳句表現の可能性を追求し、遂には国家権力と衝突した【新興俳句】などの【俳句批判】が戦後俳句につながる大きな流れとなりました。そして、この流れも1980年代以降のポストモダンの【無境界文学】の逆流に押し流され、世紀が明けてからは《俳句》は新世紀ポップ文化の一アイテムとして相対化されました。一方の旗頭が【夏井いつき】のプレバトであり、もう一つがアンチポップのこの【世界俳句】に他なりません。・・・《続く》