いなびかり滅びしものがまた滅ぶ まほろば 旧作
今日は雲が多くなるようですが、昨日に続いて30度を切る【爽涼】の一日となります。【秋澄む】【秋麗】などの秋特有の季感を味わうチャンスです。早朝まで世界陸上を観ていたので、これから少し仮眠を取った後、本業と用件に移りたいと思っています。いつの間にか10月に突入し、先月25日発売の総合誌10月号の購入を忘れていました。2013年10月からブログで句作を再開するのと同時に総合誌に投句を始めたメリットは計り知れないものがありました。その内の1誌では特選を何度もいただき、本誌や付録の俳句手帖にも掲載されました。結社主宰や幹部と違い、あくまで単発のものでしたが嬉しいことでした。ここにレギュラーで載るには結社の主宰や幹部になるか、協会や総合誌の大きな賞を取る必要があり、私には無縁のことです。当面、結社への復帰や新加入は避け、これまで通りに同人誌や総合誌への応募に絞るつもりです。よく考えてみると、私は決して無所属ではなく・・という歴史的結社の終刊同人だったわけですから、今後もこの結社の(終刊)同人を名乗りたいと思います。主宰はまだまだ健在です。ところで、参加同人誌で大きな波乱が起きています。その原因は伝統と前衛の俳句観の対立を無視するか、あくまで総括した上で新世紀俳句を展望するかの意見の対立です。私はどちらにも組せず、ポストモダンとITネット化の有無を言わせぬ進展という状況の中で、いかに自分が生き残るかという【サバイバリズム】に一元化したいと考えています。俳句の《伝統》か《前衛》かなどという問いは、もはやこの日常世界のどこにもその形骸すらかたちを止めていません。あるいは、もともと無かったのではないでしょうか。・・・《続く》