残る蝉あの世この世と見て騒ぐ 晩夏光地上の天使追い詰める 発光す平成ポップの夢のあと 令和元年タトゥーにタトゥー重ねをり 春陰の真ん中全敗のハルウララ 死者生者口笛ひゅうと真似てみる メタコセイア屹立人間の死も屹立(公園の母二人) 天空の城ラピュタ生が死を侵食す 田中裕士のバルセロナの夢巨大化す(下町野外でピアノ演奏) シルバー左翼殴る中空にマリア像 アーサー・ホーランド引き摺るただの人体 元赤軍派端麗を飲干すための人生(追悼 塩見孝也2句) 時給千円の青空 国際根拠地論は未完 粗野で広大な及ばぬところ具風の島(「ジョバンヌの島」)
やっと夏が終り、秋が始まりました。昨日は九月の仕事始めということでアチコチ歩き回りました。気温はまだ32度あり、日差しは少なかったもののあまりにも蒸し暑く、かなり汗を掻きました。今年の【夏】は長い梅雨の後、気象兵器が疑われるほど爆発的に暑くなり、毎日のように熱中症に見舞われました。近所の公園の顔見知りの70歳代後半のお婆ちゃまお二方が熱中症が引き金になったのか相継いで亡くなりました。・・・《続く》