今日は月末の諸用件の終了後近隣のJR駅で久し振りに好物のとんかつを食べ満足の一日であった。この駅前は広大な公園がいくつかに分かれて拡がっている。その中の駅に一番近く、武道館への通路にもなっている場所が私の吟行地のひとつである。送電塔が周囲に何本か屹立し、眼前には地上を走る地下鉄の支線がさらに空中を走っている。駅前だけでなくかなり離れたところまで小さな商店街が散らばっている。この鉄塔の見える公園でこの日はさんざん座っていた。必需品の缶ビールも何と4本である。まず武道館からの大会参加者の列が続く。時折スポーツ外の何かの大会の場合もあるが、南関東のインターハイの幟が並んでいた。両脇のベンチには外人や何かブツブツ言っている老人、フリーター、杖をついた中年男性・・もちろん犬の散歩はひっきりなしに続いてゆく。句はガラケーのメモに書き込んだ。
夏疾風どこまで東京の体育祭 コクリートの円柱夏服の干されをり モノクロの記憶は死なず夏の星 オスプレイに三本の角空炎ゆる ここからは炎天公園で杭を打つ 夏の艪やその白熱を追い詰める
夏疾風どこまで東京の体育祭 コクリートの円柱夏服の干されをり モノクロの記憶は死なず夏の星 オスプレイに三本の角空炎ゆる ここからは炎天公園で杭を打つ 夏の艪やその白熱を追い詰める