まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

空中庭園/新一人吟行記(1)~プロローグ3の終わり(その4)

2014-07-29 23:01:08 | 一人吟行記
今日の東京北部は早朝に肌寒く、日中も32度止まりで最近の猛暑よりはいくぶん過ごしやすかった。夕刻より駅前に買い物がてらいつもの吟行地のひとつ球場のある公園に出掛けた。そこにある6個横並びのベンチの一つに座り、缶ビールを開ける。眼の前にはなじみの銀杏の大木がそそり立ち、日々次第にその青葉の分量を増してゆく。昨年11月に早々と剪定が行なわれ、その後も冬の間繰り返し続けられた。これではもう春には芽吹くことはないのではと心配していた。それが4月には青々と葉が甦り、今では空を覆い隠し、樹の下の通路に垂れ下がるほどのボリュームである。この真下でまだ明るいうちからのんびりと缶ビールを煽り、鬱蒼と生え揃った銀杏青葉を見上げる気分の爽快さは何ものにも替えがたいものである。夜8時からのNHK歌謡コンサートがなければそのまま何時間でも見上げていたい気分であった。

 銀杏青葉ふくらむ速さもて尊し  喝采の球音夏空に翳りなし  夏つばめ空の興亡炎となれり  夕立晴れ砂漠に空中庭園あり  P‐ARK新装開店夏深し(駅前の巨大パチンコ店)  
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炎暑日記/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終り(その3)

2014-07-29 11:47:06 | 日記
今日も30度を超えている。当分天候に関わらず真夏日が続くだろう。今日も重要な用件が目白押しである。帰りに近隣のJR駅前の鉄塔のある公園に寄り、久し振りに一人吟行を行なう予定である。昨日ヤフーからgooに引越して来たが今一つ使い方がわからない。とりあえず表紙のレイアウトとテンプレートを決めてみたいが良いものがなければ当分このままである。俳句以外にもJ-POPや神道など分野が多岐に渡る。私は元々会計マネージャーであったが現在は中高年フリーター(非正規雇用者)で生きていく上で必要な税法や労働法の勉強もしている。徐々にカテゴリーが増えていくだろう。当面日記が中心になる。 炎暑日記こころとからだ逆転す  まほろば
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晩夏の人/雑句雑感Ⅱ~プロローグ3の終り(その2)

2014-07-29 00:33:18 | 雑句雑感Ⅱ
晩夏の人百まで生きて叫びをり
8.15の空かんかんとして激し
母の死を子に告ぐ裏庭は太平洋


人間が生まれて来る理由は何か。そもそも私が人間である理由は何なのか。もし死ぬまでにその答えが出なかったら、かつて放哉が発した魂の揺さぶりが私にも訪れる。この夏空にかーんかーんと宙空に木霊するあの鐘の音。

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