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まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

暗い金曜日/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その140)

2014-10-03 02:40:18 | 雑句雑感Ⅲ
秋黴雨唯識論を読みすすむ  秋到来清掃・といふ言葉(労基法より) 安部薫の暗い金曜日にまた逢おう  二十九年生きて死んだ天空の旱星(安部薫へ) 猫に餌遣るだけの深秋の底無し沼  振り払っても消えない九月といふ暗号  セプテンバーレインは来なかった人生の並木道  地球は晴れるとひた走るマクベスの首  温泉饅頭蒸し上がるたび鬼は外  バート・バカラックっていたね 秋の雨は震えていた(『雨に濡れても』) 

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あと十年生きる/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その134)

2014-09-29 01:55:38 | 雑句雑感Ⅲ
あと十年生きる お前がいなければね   オークニーの遺跡は語る夏没日(スコットランド)  永遠の夏空を石鎌で切り裂く   預金通帳を探している 私の人生を探している   片方の肺が潰れたが死は待っていてもやって来ない   お花がいっぱい 神様がいてくれてよかった(みゅーみゅーさんへ)   いるところにはいる盆踊りの達人(こころの保健室杉本さん)   老いと死を切り離して今夜パジャマを脱ぐ   自動開閉の位牌 仏はいいことしてくれる   トンチンカンなこと話してワッハッハと笑える シ・ア・ワ・セ   ※NHKスペシャル【こころの保健室】を観て  

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闇でも光でもない/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その131)

2014-09-28 00:04:36 | 雑句雑感Ⅲ
闇でも光でもないニッポン全土に夏続く  鉄橋を渡る前に鉄橋を破壊し尽くす秋の風塵  アムステルダムで合法麻薬に溺れた晩夏光  過去を絶つ前に未来を絶てば未踏の原野  過去を絶つために私の中で戦争が始まる  火を焚いても胸焦がしても夏空は消えない  ここから始まるしかない八月半ばの一ト日  苦行のような秋晴れはもうたくさん ハレルヤ  マラッカ海峡に身を投げて九月の長雨を喚ぶ  干からびた母をギュッと抱きしめても秋はもう来ない

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初恋の人/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その129)

2014-09-26 07:03:12 | 雑句雑感Ⅲ
俳句下手はアルコールで治すべし蛇笏の忌  いつかどこかでガリレオ・ガリレイ九月尽  どしゃぶりの秋の雨の中私はひとり(和田アキ子「どしゃぶりの雨」) 孤独のグルメで孤独でなくなる月明かり(テレ東系でサラリーマンに爆発的人気)  かかしのように/フラメンコのように/私が/突っ立っている  桐生選手は初恋の人体育の日(十代の百米日本記録保持者。独特の風貌)

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秀麗といふこと/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その128)

2014-09-26 05:00:22 | 雑句雑感Ⅲ
にんげんの儚さ秋の蚊の飛び交へり  日本一長いトンネル秋来る  青大将秋麗といふこと静もれり(改作)  秋気満つアルベール・カミュの「最初の人間」 敬老の日のメンソレターム蓋開かず  《続く》 

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