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まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

白紙一枚/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その151)

2014-10-08 14:46:05 | 雑句雑感Ⅲ
氷葬を解けば秋燕の無数の死  鵙の贄放たれてなほ脈動す  鶏頭の頭を殺がれしが蘇生せり  神田駿河台下白紙一枚鳥渡る  かまつかを見たければ地獄まで降りて来い  浅草寺裏猫カフェにゐて鉦叩  まさに錦秋エグザイルのヒロと上戸彩  黙契のごと朝顔の不死を得る  水引草エレジーとして無限なり  寒蝉のさむさの所以問わずなり

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約束の地/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その149)

2014-10-08 05:30:49 | 雑句雑感Ⅲ
明くる夜は明けざる夜とも寒露なり  ざくろ裂く痛みと知らず空遠し  運動会駈けて転んで父は無し  十月や約束の地を破却せり(イスラム国へ空爆)  人生は語らず黄落期迫り来る

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イスラム国の黒旗/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その147)

2014-10-07 04:36:17 | 雑句雑感Ⅲ
ツンドラの白熱秋燕帰還せず  冷まじや私戦予備及び陰謀罪(イスラム国参加目的の北大生逮捕)  イスラム国の黒旗京大俳句にも(新興俳句事件) くろぼうの甘さやもう晩秋なのか  天国でも地獄でもない秋暑如何せん  台風は去りぬ肉片が闊歩せり  だんじり祭螺旋の空をひねり出す  合鍵を下さい冬瓜の腐りだす  貝割菜無私の人生といふ不思議  葉生姜の葉を摘んだことありますか

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秋風鈴/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その144)

2014-10-05 19:29:08 | 雑句雑感Ⅲ
モンゴルの怪物逸ノ城九月尽  棒稲架たちまち暴徒に変身す  落花生の弾け飛ぶ音宇宙まで  サウンド・オブ・サイレンス秋風鈴は無謬なり  コスモスを来世と信じ踏み出せり  

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盲愛の時/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その144)

2014-10-05 03:27:00 | 雑句雑感Ⅲ
台風到来原爆投下の前触れか  台風の目に収まりきれず巨大猫  台風やどうにもならず疾走す  台風一過心の傷を乱打せり  台風が過ぎても盲愛の時止まず 《続く》 

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