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空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

オケ老人!

2009-07-21 21:21:18 | 本の森
オススメの本リストに、この『オケ老人!』が載っていて
それを見つけた時には、別の言葉に見えてしまって
「介護系の本?」なんて思ったのだけど。

全然違います。

オーケストラをやっている老人たちがでてくる小説です。

平均年齢世界最高齢(?)のウメキョー(梅が丘交響楽団)が贈る
笑い、涙、サスペンスありの
世界にひとつのエンターテイメント(交響楽)!


なんていうキャッチフレーズ。

主人公の若干オトボケな数学教師・中島先生が
あるコンサートをきっかけに、久しぶりにバイオリンが弾きたくなる。
(でもどうも、趣味に毛が生えたくらいで頑張ってた模様)
コンサートを聴いて盛り上がっているから、そこのオケでやりたい!!!
ってとっても積極的になっていて、HP調べたりしてアプローチしていく。

ちょっとずつずれて行っちゃうんだけど。

実際にはありえないでしょ、って思うこともたっくさん出てくるのだけど
音楽に対する気持ちとか
できればそこでやりたい!!!!!
自分の実力考えたら・・・だけど、もし可能性があるなら!って思う気持ちとか
実力差を思い知る場面とか
八つ当たりすることは、本当に八つ当たりでしかないと思いながらも
この気持ちをどこにぶつければいいんだろう?という葛藤とか
(うまいこと解決に持っていっているな~頭柔らかいっていうか、
大人だなというか、腰が低いというか・・・)

よくわかるよ~なことも多くて
また「あっはっは~」って笑い飛ばしそうなことも出てきたりで
結構面白く読みました。



いつもながら、プライバシーってどうなっているんだ?と思うこのリストだけれど、
時々「言われなかったら出会わない本」に出会わせてくれる時もあり
どうせなら利用しちゃおうかな、と思ってます。


『オケ老人!』荒木源 小学館


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