イギリスの下町で懸命に働く家政婦のおばさんが、
仕事先のお宅のクローゼットにあったディオールのドレスに魅了されて
私もディオールのドレスを手に入れたい!
と、がんばるお話、
ではあるけれど、それだけではない。
前半、本の半分くらいまで
どんなに努力をして生活を切り詰めて何時間も働いて
やっとこれだけのお金を貯めて…に費やされて
一体いつ、フランスに行くのかしらってくらい。
手に入れても、着ていくところはきっとない。
でも、それもわかっていても手に入れたいドレス。
映画化されたようなので
そのドレスはどんなふうに魅力的に描かれているのかなと興味が湧きました。
パリでの日々は加速的にだんだん、どんどんキラキラになっていって
豊かな人間関係もあって
あー、いいことってあるのね!
って感じだったのに!
えーーーっ!
なんかもう、こんなことあったら⤵⤵⤵
というジェットコースターに乗った気分を味わった1冊でした。
ポール・ギャリコ、
昔の人だと思っていたよ。
侮りがたし。
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