旅気分

週末になると気が抜けるせいか、
はたまたトシのせいなのか、喘息のせいか？
昼過ぎにはしんどくなって、ちょっと一休みのつもりが夕方まで寝込む、
が最近のお決まりパターン。
これじゃあイカン、とは思っているのだけど。

寝込むといっても、うつらうつらしたり読書したりしているのです。
今日はたかのてるこさんの本を。

「太陽と麦わら帽子」栗コーダーカルテットの「サントラ盤」
サントラだということは、映像があるわけだよね？みたことはないんだけどね・・・
と思ったら、何冊も本があった。

その中から『ガンジス河でバタフライ』と『モロッコで断食（ラマダーン）』

インドと言えば、ある先輩がインドへ行ってきた、ときいて
「どうでした？」と勢い込んで聞いたら「殺されるかと思った」と言っていたのが蘇る。
空港についてすぐ、物陰に連れ込まれて、「金を出せ！」と脅されたとか。
先輩のことだから、小汚い恰好で行ったと思われるのに。
それでも、ですか。
「でもまた行きたいんだ」と言っていた国、インド。
なかなかなカオスっぷりがこの本からも感じられる。
けど。たかのさんに憧れて旅をおもいたったりしたら、ヤバそうな気もしなくもない。

イスラム圏のことは、昔好きだったマンガの影響で（笑）
一時期いろいろな本を漁りまくった、その時得た知識がますます深くなるようで
興味深かった。

そんななかでこんな言葉があった。
モロッコで親しくなったカリッドの言葉
「先生は『モノを教えてやってる』なんて思っちゃいけないんだ。
先生と生徒は対等なんだ。
自分が毎日教壇に立つことで、生徒の知識が増えていくことを喜ばなきゃいけないんだ。
いや、喜ばなきゃいけないんじゃなくて、そのことを喜べない人は、
そもそも先生になるべきではないんだ」

ちょうど最近経験したことに通じるような言葉が出てきてドッキリした。


音楽を聴きながら、想像しながら。
しばらく旅気分。