列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

つくばエクスプレス開業日Report(その2)

2005年08月24日 | 日帰り旅行と日記


                   祝開業!つくばエクスプレス

 (その1)http://blog.goo.ne.jp/shirousat/e/92e0bce04535283d63d65e8baf15b0e0からのつづき

 つくば駅地上に出ると、「ロフト」などが入っている大きなショッピングセンター「つくばクレオスクエア」があります。人ごみをかきわけてペデストリアンデッキに出ると夏祭りのように露店がびっしり並び、とうもろこしや焼きそばなどを売っています。ついさっきまで、元サッカー日本代表の井原正巳さんがサイン会を開いていたそうです。
 つくばエクスプレスのグッズを扱っている店があり、マスコットキャラクター「スピーフィ」の携帯電話ストラップを買いました。それから、駅近くの筑波学園郵便局で、開通記念の風景印を押してもらいました。

 開通記念パスネット 各駅でデザインが違う

 郵便局から帰ってきた後、さっきのショッピングセンター内の「スープストック東京」で昼食。せっかく遠くまで来たのに常套的ですが、千葉に引っ越してからまだ行ったことがなかったので興味本位で入ってみました。ミニサイズのスープが2つと白胡麻のかかったご飯がセットで950円。ミニサイズと言えども量的には十分で、味もおいしいけど、ちょっと高いなぁ。

 帰りはいくつか途中下車することにし、13:48発の秋葉原行き区間快速に乗りました。
 つくば駅を出発するとすぐ地上に出ます。つくばの次の研究学園駅、その次の万博記念公園駅の周りは何にもないところでした。それでも、帰った後で地図を調べてみたら、万博記念公園駅から1キロ先には、本物の「科学万博記念公園」があります。つくば科学万博のメイン会場跡地に作られた公園です。ただし、電車の窓からは一切見えません。
 みどりの駅で途中下車しました。
 
 

 

 

 秋葉原行きが出た後、対向ホームにつくば行きの区間快速が進入してきました。つくばエクスプレスのホームの長さは、6両編成ギリギリになっているため、電車の前面の写真を撮ろうとすれば駅に入ってくるタイミングをとらえるしかなく、僕の拙い技術では、やはり↑こうやってぶれてしまうのであります。

 ホームページによると、「農村と新しい住宅地の共生をめざす街・萱丸(かやまる)地区の新駅は、 「進化し続ける街を見守る駅」をデザインコンセプトに取り入れ、新田園のイメージと光を感じる空間を意識した高架駅」だそうですが、駅前は更地ばかりで、ぽつりと1軒あるコンビニだけが目立ちます。バス乗り場はとてもきれいに整備されていますが、進歩するのはこれからでしょう。

 何もないみどりの駅前ですが、さっきのコンビニで聞くと、意外なことに10分歩いた所に郵便局があるそうです。旅行貯金もしたかったけれど、それ以上に、お金がなくて困っていたので助かりました。 (お金は少しあったのですが、新渡戸稲造さん(旧札)と夏目漱石さん(旧札)が1枚ずつ財布の中に入っていたので、これらに手をつけたくなかったのです。)
 「10分くらい」と教えてもらいましたが、実際には20分以上かかり、筑波谷田部郵便局を見つけました。せっかく来たのに、開通記念に因んだものは何もなくて残念でした。郵便局の辺りはちょっとした市街地を構成しており、つくば市役所も近くにあります。地図を見ない限り、そうとは到底気づかないような場所でしたが。
 帰りは、関東鉄道バスで駅まで戻って来ました。

 

 次はみどりのから2駅先の守谷に移動。駅間距離がとても長く、特にみらい平~守谷間は6.6キロもあり、つくばエクスプレスの中で最長です。(逆に最短は、青井~六町間の1.4キロ。)
 守谷は関東鉄道線と接続しており、ホームは1番線から4番線まである大きな駅です。開通によって都心まで1本で行けるようになり、一気に便利になったといえるでしょう。駅前には建物は多くないものの、人出は多く、なかなかの賑わいでした。
 今まで関東鉄道で取手まで行ってJRに乗っていた人が、ここでつくばエクスプレスに乗り換えてしまうため、JR常磐線の乗客が減るといわれています。

  守谷駅

 つくばエクスプレスは駅ごとにデザインが違うのですが、ここ守谷駅は屋根のデザインがとても斬新でした。外国に行ったことのない僕の目にも、まるで外国の鉄道駅のようにみえます。

 駅から10分少々歩いて守谷郵便局に行くと、開通記念の切手シートなどがあり、色々買い物をしました。何とか午後4時までに着き、旅行貯金もできました。記念の風景印は、開通から3日目まで置くそうです。

 
 つくばエクスプレスと交差する関東鉄道

 守谷始発の普通電車に乗り、次の柏たなか駅で降りました。普通なのに、快速用の車両が来ました。
 快速用のクロスシート車両は、肘掛からテーブルが出てきます。(後で調べると、テーブルのないものもあるということです。)通勤電車なのにかなりのグレードですが、これにはわけがあり、車内で無線LANを使えるようにするためだそうです。ノートパソコンを置くための机というわけです。
 しかし僕は、テーブルでパソコンではなく弁当を広げ、秋葉原からつくばまで乗ってみたいと思っています。

  守谷駅

 柏たなか駅の後は、流山セントラルパーク駅でも途中下車しました。両駅とも、開発はまだまだこれからという感じ。たくさん途中下車したのは、駅ごとにデザインが違う開業記念パスネットを、1枚でも多く手に入れたかったからです。しかし、流山セントラルパーク駅に着いた時には、既に売り切れてしまっていました。
 (結局、秋葉原、柏たなか、みどりの、つくばの4駅分入手できました。)

  柏たなか駅

 帰りは南流山駅で快速に乗り継ぎ、終点まで行かずに手前の南千住駅で降り、常磐線で上野へ向かいました。最高時速130キロですが、大阪の新快速ほど揺れません。大阪の新快速は、つり革を手放すのが恐ろしいほど、強く揺れるのです。

 まだまだ沿線開発はこれからで、乗客の爆発的な増加は望めそうにありません。しかしながら、速度に関しては他の鉄道の及ばないところで、それまで他社を使っていた人たちがたくさん乗り換えるのではないでしょうか?初日は平日にも関わらず、20万人近い人が利用したそうです。これから、魅力的な街づくりとともに鉄道も進歩していくことでしょう。

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