18年4月2日（日曜日 曇りのち雨）
http://blog.goo.ne.jp/shirousat/e/d274b31b6b9dfd700812fba9e8b6d11fのつづき
ほっとゆだ駅から再び北上線で北上へ向かいます。
（８） 北上線 普通736D 北上行き(ワンマン運転)
ほっとゆだ 16:39 ⇒ 17:21 北上
↑ 北上行き キハ100-43
キハ100-55
ほっとゆだ駅ホーム
駅を出てすぐ、ダム湖の錦秋湖が見渡せます。湖面の半分くらいは白く、凍結しているのでしょうか。スケールが大きいです。「晴れていてはらしくない景色だ」と思えるところも、よかったです。（今日は天気が悪いので、「晴れていないと台無し」のような車窓では悔しいから）
（９） 東北本線 普通2541M 盛岡行き
北上 17：49 ⇒ 18:43 盛岡
↑ 盛岡行き クモハ701-1042
クハ700-1042
クモハ701-1011
クハ700-1011
盛岡行き電車
今日は北上から盛岡まで行って終わりの予定だったのですが、ちょっと乗り足りない気がします。もう少し列車に乗りたいような気もしてきました。外は真っ暗ですが。
盛岡からは第三セクターの「ＩＧＲいわて銀河鉄道」が出ている他、田沢湖線と山田線に乗り換えられます。このうち、「ＩＧＲいわて銀河鉄道」は明日の朝乗るし、田沢湖線の鈍行は今乗っている電車と同じような電車しか走っていないため、山田線に乗ることにしました。
山田線は定期列車の本数が極めて少ない路線ですが、4月号の時刻表はＧＷなどに運転される臨時列車がたくさん掲載されており、少しにぎやかになっています。しばらくそのページを見ていると、（5月7日運転）「快速 秘境駅号」というのが目に付きました。
これは岩泉線の岩泉駅を13:22に出て、茂市から山田線に入り、盛岡に16:18に着く列車ですが、途中駅の区界、浅岸、大志田に３駅連続で停車するダイヤになっています。この3駅の中でも「大志田」駅は一日に3本しか定期列車の止まらない駅、まさに「秘境駅」であると分かりました。そして、上り列車は一日１回停車するだけなのです。
他のも調べましたが、大志田駅が、一番発着本数の少ない駅でした。そこで、盛岡から大志田まで往復することにしました。
盛岡駅に着くと、いつの間にか雨が激しさを増しています。今日泊まるホテルは駅から徒歩2、3分のはずですが、とても傘なしではたどり着けません。何とも悔しいことに、コンビニで透明のビニール傘を買う破目となりました。
ホテルにチェックインし、着替えなどのいらない荷物は全部部屋に置いて、また盛岡駅に戻りました。
山田線最終列車の車内
（10） 山田線 普通666D 宮古行き
盛岡 19:13 ⇒ 19:39 大志田
↑ 宮古行き キハ52-144
キハ52-155
盛岡19:13発の宮古行きは、早くも山田線の上り最終列車です。そして、この最終列車が、これから向かう大志田駅に停車する、唯一の上り列車でもあります。
盛岡を出てしばらくは、市街地の中を走ります。
1つ目の駅、上盛岡駅前にはホームセンターや飲食店もあるのですが、2つ目の山岸駅を出ると、沿線は次第に人家が少なくなってきます。盛岡出発の時に22人いた乗客は、3つ目の上米内駅で7人にまで減りました。
上米内の次が、これから目指す大志田駅ですが、２つの駅の間は9.6kmあり、11分かかります。外は真っ暗です。光というものが全くないのです。
そうしていると、「大志田、浅岸でお降りのお客様は、切符を車掌にお渡し下さい」とアナウンスが流れます。僕の切符は普通乗車券ではなくフリーきっぷなので、渡すわけには行きません。
しかし、車掌に「大志田で降ります」と言っておかないと、”誰もここでは降りないから”という理由で通過されてしまうのではないかと、不安になりました。
宮古ゆき最終列車（大志田駅）
大志田駅に着きました。降りたのはやはり僕一人で、乗る客もありません。これから折り返しの盛岡行きが来るまで、約40分あります。真っ暗な何もない（であろう）場所で、どうやって過ごせばいいのか不安でもあります。とりあえず、プラットホームの木の床を歩いて、電灯のともっている待合室に行きました。
http://blog.goo.ne.jp/shirousat/e/79376f7586018f8df0071fe1aadb0bcd へつづく
