![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/c4/651828e9b2889ed4bc724a6faeca7881.jpg)
このコーナーでは、過去に走っていた名古屋鉄道の車両を紹介します。
↑の緑色の電車は、「いもむし」こと3400系電車。登場したのは大変古く、昭和12年です。その頃流行っていた「流線形」の外観になっており、床下にはスカートがついていて走行機器が見えなくなっています。デビュー当時は、とても斬新に見えたことでしょう。
名古屋鉄道ではこの電車をとても大事に使い、古い電車にも関わらず冷房化改造まで施しましたが、惜しくも2002年に引退しました。
↑このディーゼルカーは、乗客の少ない路線の運行合理化のために導入されたキハ30形です。名鉄では、閑散路線に電車を走らせるよりもディーゼルカーの方がコストがかからないとの考えから、ディーゼルカーが登場しました。しかし後に、その閑散路線自体が廃線となってしまい、ディーゼルカーも引退することになりました。
写真は、八百津線の終点八百津駅で撮影したものです。八百津線は2001年に廃止されました。
↑こちらは廃止された「学校前」駅。大手私鉄らしくない大雑把な駅名です。しかも、「学校前駅の駅前に学校はなかった」という面白い話もあります。昔駅前にあった小学校が移転して、駅の名前だけそのまま残っていたのです。乗降客が少なくて、昨年(平成17年)廃止されました。
もっとも、廃止前の平成15年度には、一日平均128人の利用客があったとのことです。(名鉄HP ニュースリリースより) 確かに少ないといえば少ない数字ではあります。しかし、廃止するほどでもないのに?と思います。JRでは、山田線の大志田駅のように、128人より少ない駅はけっこうたくさんあると思います。
名鉄のりつぶし紀行はこちらからスタート。
コメントありがとうございます。
僕は”海外旅行に行ったことがない”ほど海外のことには疎く、イタリアの「セッテベロ」のこともほとんど知らなかったのです。(確か、種村直樹さんの著作「時刻表の旅」に出てきたような気がします。)
その写真を別のホームページで見つけました。なるほど、丸っこい流線型がよく似ていますね。3400系は戦前に登場した電車ですから、名鉄にはやはり先見の明があったということでしょう。
そういう会社だからこそ、後年に「パノラマカー」を生み出すことができたのだと思います。今の名鉄にも、当時と同じような新進気鋭の精神を期待したいものです。