列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

総武流山電鉄(5) 馬橋駅

2007年06月18日 | 日帰り旅行と日記


4月29日(日曜日晴れ

  

 つづき

 平和台駅から乗車した馬橋行きは、到着が少し遅れるとのアナウンスがありました。途中の踏切が故障しており、徐行して通過する必要があるからとのことでした。現場には作業員がおり、運転手と合図していました。修理はもう終ったのでしょうか。
何もなくても、普段からのんびりした速度で走っているのだと思いました。

 終点の馬橋駅。こげ茶色の木の屋根が美しいです。以前は、常磐線とホームは共用でした。そればかりか、電車を動かす電力をJR(国鉄)から融通してもらった時代もあったのです。(自社の変電所がなかったため)

 電車が発車するときには、文字通り「ベル」の音が鳴り響きます。

 改札口。

 改札口の横にある有人切符売り場で、「流鉄各駅停車入場券」を買いました。硬券入場券2枚で180円(大人用120円+子供用60円)、電車の写真がついています。入場券には社紋が印刷されているのがユニークです。
 「硬券」購入は、あまり期待していなかったので嬉しかったです。それも、1箇所だけでなくすべての駅で手に入るのです。いつまでも売り続けてほしいものです。

 東京からとても近いのに、ローカル私鉄のムードが残っている総武流山電鉄。とても貴重な存在だと思います。つくばエクスプレスの開通などの影響で、乗客は減っているとか。
 合理化のためのワンマン運転や、自動改札機の導入も検討されているようです。そう、今の総武流山線の駅には自動改札がないのです。首都圏でそんな私鉄がほかにあるでしょうか?
 あちこちで人の温かさを感じた総武流山電鉄。将来、少しずつ流山線らしさが失われていくかもしれません。鉄道に関わる人の数が少なくなれば、雰囲気は自然に変わっていくでしょう。それでもいいから、いつまでも走り続けて欲しいと思いました。

 おわり

 



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