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★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

かつては陸の孤島

2016-11-14 18:27:01 | 大学
http://digital.asahi.com/articles/ASJCB6714JCBUTIL03H.html?rm=308

「筑波大生の「つくバック」、市が着目 かつては陸の孤島」

筑×大は、大学院だけなんであんまりあれなのであるが、大学時代が懐かしくて社会人になってから里帰りじゃなく大学帰りするとは、なんとなく×波大のあれな感じがあれであるという感じである。

わたくしが入学前に筑×大の噂として聞いていた事柄

1、都×文以上に同棲率が高くなんと日本一らしい。やることがないから(←勉強したらいかがです?
2、T大へのコンプレックスがすごい(いや、まあ、その……
3、OB会の怖さは、ある意味フリーメイソンをしのぐ(怖ーい
4、つくばへの移転闘争がまだくすぶっており、「教育大」という単語は御法度らしい
5、サティアンもどきに一年生が強制入居させられ、そこで皆何かが狂うらしい(←気ではなく、味覚が、であった)
6、三人以上集まる時は集会届けが必要
7、沼の中におっ立てたので、どんどん沈んでいる
8、寂しさのあまり、……
9、男子は全員オタク。学会では「筑波顔」はすぐ分かるほどらしい。
10、文科省の実験場らしい
11、池の鯉を食ったら退学
12、とにかく論文で行き詰まったら筑波を脱出すべし。それとも人間やめますか。

わたくしは、大学院時代の大半を「花畑」の「フラワーハイツ」というアパートで過ごした。野原を前にしてカラカラした筑波おろしが原付を吹き付ける様を眺めながら、わたくしの頭の中は、あまりにもお花畑だった気がする。図書館とそのアパートと研究室を行ったり来たりしただけなので、つくばにはあまりにも思い出がない。

と、そんな訳はない。勉強する生活にそんな良い思いばかりあるものか。

追記)忙しくしてても風景が見える人はいるのであるが、わたくしにとってつくばの風景がない感じが興味深かった。突然思い出したのは、映画「レッド・ブル」で、確か舞台はシカゴかどこかだったと思う。そこには労働者の街的な風景があって――だから、シュワルツネッガーが演じるモスクワ市警の人とシカゴ市警の人が協力して悪人をとっちめる話だったが、いかにも「インターナショナル」という感じであった。アメリカの寂れた街がどうなっているのか全くしらないが、風景が変容したり、なくなったりすることに吾々は予想以上に傷つけられている気がする。それがよく分かっていないのは、「美しい国」とか言う連中だけだ。