★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

神智学その他

2016-11-22 23:12:27 | 文学


学生のレジメの中の資料に、偶然昭和20年代の「生長の家」についての新聞記事があって、ひとしきり神智学と芸術についてお話しするはめになる。内容的には大田俊寬氏のものを出なかったが――、大田氏も、オウム真理教の惨劇があってこそ歴史が見えてきたのであろう、今のわれわれも安倍氏やトランプ氏によって見えてくるものがあるであろう。

と書いてみたものの、AKBのコンサートでピンクフロイドのことが分かるという風にうまくいかないのが、芸術論の面白いところであろう……

今日は、アーチストがオルガナイザーでなければならないという、昭和29年におけるある批評家の意見についてのレポートを書いてもらったが、結構面白かった。アーチストとしてベートーベンを挙げたわたくしみたいな奴は一人しかおらず、みんなゴールデンボンバーとかなんとかを例に出してきたのは興味深い。