手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

なんしか・京都 24(宇多野のふこっさん!?)

2014年10月31日 | 旅行

苔寺・鈴虫寺からのバスは始発なので太秦天神川駅まで座って移動~(*´ω`*) ほっ♪

・・・・・

太秦天神川駅のバス停に着いたはずなのに・・・一番近くの路面電車の駅名は「蚕の社」!

降りる停留所を間違えたかと思い、確認したら「太秦天神川駅(蚕の社)」とあります。

バス停は2つあり、もう一つは「蚕の社」その表示には「次・太秦天神川駅」!?

蚕の社バス停と太秦天神川駅バス停が同じ!?市バス・京都バスの不思議 

結局嵐電の停留所1つ分歩き、嵐電天神川駅方面に行きました。 道一つ隔てた場所には太秦天神川駅がありました。

もう、悩まされました。

太秦天神川駅は地下にあり、地上は大きなバスのロータリーと商業施設・住宅・右京区役所。

区役所はSANSA右京と呼ばれていますが

それは御池通、三条通、天神川通の三つの交差点に囲まれた場所にあるからだそうです。

建物の屋上は緑化されていて木が植えられ、耐久性・断熱性・防音性が高くなっています。

太秦天神川駅からまたバスに乗り、天神川通りを進み、きぬかけの道の最終地点その神社はありました。

福王子神社、地元では「ふこっさん」と言われている神社さんです。

ふこっさんの鳥居には右京区で採れる鳴滝砥石の額束がかかっています。(鳴滝砥石は高いんですよ~)

福王子神社は班子皇后が祀られ、皇后が多産であったために「福王子」という神社名になりました。

班子皇后は毎日のように買い物や仏詣でに出向いたという話も伝わっています。 肝っ玉母さん?

ココは仁和寺の鎮守様と知り、「お寺を護るのは神社さん?神社の方がお寺よりエライの?」と考えましたが

仁和寺を開いた宇多天皇の母が班子皇后だったからなのですね。 亡くなられても母は子を守るのですね。

 

石の狛犬が立派!

「本殿」「拝殿」「鳥居」「棟札」「石燈籠弐基」は「重要文化財」でもあります。 

本殿は一間社春日造りで屋根は珍しい木賊(とくさ)葺きらしいのですが、見えない・・・。

拝殿の中は暗くて仏師の方が作られたという金銀の狛犬さん達も見えなくて、とっても残念~(´;ω;`)

末社で夫荒神社があります。

平安時代に夏の宮中へ氷を献上する慣わしがありました。

氷室から氷を運ぶ際に亡くなった人夫たちを祀り、安全祈願のために建てられたのだそうです。

ここの狛犬さん、阿吽が逆に置かれています。 意味があるのかなー?


という疑問を抱いたまま、徒歩で仁和寺へ向かいます。


なんしか・京都 23(鈴虫寺の法話とお地蔵様)

2014年10月30日 | 旅行

 スズムシを四季を通して飼育

 

28年かけて年中鳴くようにした

普通鈴虫の寿命は110日、鳴くのは最後の20日

人の耳に心地よく聞こえる鈴虫の鳴き声ですが、不思議と電話ではその声を聞くことができません。
これは鈴虫の鳴き声が電話機の伝えられる周波数の範囲外 

 

 

積極的な拝観者招致策を展開

お地蔵さんが、いつもそばで守ってくださるお守り。古いお札を入れて返送郵送可能

 

 

ぞろぞろ連なって歩く 160人

 三角竹、四角竹、黒竹、黄竹

 

 

「幸福地蔵さん」が立っておられます。本当のお名前を「幸福地蔵菩薩」と言い右手には錫杖(しゃくじょう)、左手には宝珠(ほうじゅ)をお持ちになっておられます。普通仏様は、皆はだしですが、「幸福地蔵様」は日本で唯一、わらじをお履きになられています。これは、お地蔵様が皆様の所まで願いを叶え、お救いの手をさしのべるために、歩いて来てくださるからなのです。

欲張らず、今どうしても叶えて頂きたいお願いを一つだけお願いなさってください。きっとお地蔵様が皆様のところまで願いを叶えに行ってくださることでしょう。 

独特の語り口で「鈴虫説法」と言われた第9代ご住職が9/30にお亡くなりになったそうです。 ご愁傷様です。

 

鈴虫寺に入る路地の角に「かぐや姫御殿」という

昭和初期竹細工職人 作った 独自の研究で松尾を選ばれたそうです

納められているかぐや姫像は京都の仏具彫刻師が作った

不定休・予約


なんしか・京都 22(行列の出来る鈴虫寺)

2014年10月29日 | 旅行

途中まで歩いたのですが、道の脇にバス停を見つけました。

バスが通る道を歩いていると思わなかったのと、後2・3分で来るというので渡りに船!とばかりに乗りました。

足痛かったし、暑いし・・・(´;ω;`) 良かった!バス、有難う。 

苔寺はいつでも拝観できるものではありません。往復はがきでの予約制(2ヶ月前から可能)になっていて、本堂で行われる写経や座禅などの行事に参加することが義務づけられています

美しい苔の保護の意味

昔は予約なしでも参詣できたのですが、世界遺産になったため 

私も予約が必要だとは思わなかったので(調べればすぐにわかるのに)苔寺の方に向かって歩こうとすると

バス停のすぐ前のお茶屋さんのお姉さんが「苔寺の予約取られてますか~?」と道行く人々に声を掛けています。 

西芳寺川

季節になるとホタルが出てくるそうです。

TVで何度も鈴虫寺への行列を見ていた私ですが、それをNには話してはいませんでした。

なので何も知らないNは「この人達、何?」と驚いています。 

80段ある石段 極楽へ向かう階段の段数と同じ

山門

妙徳山 華厳寺 が鈴虫寺の本当の名前。 現在は臨済宗の禅寺であります。

まずは説法を伺うため建物の中へ皆さん入って行きます。 

席には一人づつお茶と「寿々むし」というお菓子が用意されています。

これは「茶礼」という禅宗の教えの一つが表されたものだそうです。 

「寿々むし」の中は柔らかい落雁のよう。 紅白二種類の色があり、交互に置かれています。 

 

説法を拝聴するために


なんしか・京都 21(松尾大社参拝と樽占い)

2014年10月28日 | 旅行

引き続き松尾大社です。 

顔出し看板もありましたが、小さかったので子ども用かな?

男女が平安時代の衣装で、男の子の直衣の柄は松尾大社の神紋の双葉葵。

神使の亀と鯉も一緒です。 

おみくじを結ぶ場所がハートの形。 

10/25にUPした通り廬山寺の元三大師さんが始められたというおみくじ、ここにもあります!

元三大師さん!有難うございま~す。

堂々とした拝殿・本殿

特殊な松尾造りと言われる桁行三間、梁間四間もの両流造りで切妻造りに似ています。

棟の端っこが唐破風形になっているのは他に類例がないらしく

私たちは時間が合わなかったのですが、希望者には神職さんが案内してくださるそうです。

見たかったなぁ~(´;ω;`) 

初参りなのでしょうか。 赤ちゃんを抱いたご家族がいらっしゃっていました。

神様のご加護がありますように。 

 

金の体に緑のたてがみの阿形。

吽形の獅子は(元は銀色だったのかもしれませんが)黒い体に青いたてがみ。 

二体とも鼻の下から髭を生やしているようです。

鳥居の近くにいた狛犬と同様、たてがみがクルクルと巻き髪になっています。

意外とオシャレさん。

樽占いというものをやらせて頂きました。

300円で矢を2本お借りして、的になっている酒樽に当てて吉兆を占うというもの。

樽の真ん中に当たれば「大吉」、とにかく樽の中に当たれば「吉」、当たらなければ「あまり福」となり

それぞれに合わせてお守りが頂けます。 

ちゃんと弓矢の構え方も写真付きで説明があるので、誰でもできそう♪

結果発表ー! 左側からN・N・私・私。

一応、私は樽の中の赤い部分に当たりましたので「吉」でした。 残念ながらNは「あまり福」。

弓道をしたことがない私が的を狙っても真っ直ぐ進むわけではなかったけれど

そこがまた意外と面白かったのでオススメです!

松尾大社の節分祭や松尾祭(おいで)など人が集まるお祭りが多いためか

「多数でうろつき、たむろ行為、凶器携帯、おしのけ、座り込み、物を投げること禁止」とあります。

それともお酒の神様なので参拝する時に飲酒している方が多いのかな?

のどかな場所で物騒な看板を見ただけに驚いちゃいました。

もしかしたら看板があるおかげでまだこのような傍若無人がいないのかもしれません!?

 

ちょっと歩いてNの希望の苔寺と鈴虫寺に移動しま~す♪


なんしか・京都 20(お酒の好きなNのための松尾大社)

2014年10月27日 | 旅行

3日目も晴天! それも夏日・・・いい加減暑いです。 

四条の東側は八坂神社、対する西は松尾大社なんですね~。 知ってました?

京都一の繁華街・四条通のずぅっと西の端っこの場所へ移動するため、京都駅からバス。

嵐電・阪急が左右に別れた後、バスは天神川をわたります。 続いて有栖川も超えて、まだまだ真っ直ぐ。

桂川に掛かる橋を過ぎる頃やっと阪急嵐山線の松尾大社駅が見えてきます。

京都駅からのバスはココまで約50分間、国外の旅行者のリュックに挟まれた満員環境とサヨナラ出来ます! 

一の鳥居の脇には大きな瓶子がペアで立っています。 お酒の神様~って感じがぷんぷんします。

ようやく今日の最初の目的地に到着しました。

鳥居の原型・脇勧請と言われ、榊の枝がぶら下がっています。

裏山から採ってきた榊を通年は12束、閏年には13束、年末に下げるのだそうです。

昔は榊の枝の枯れ方によって豊作かどうかを占ったりしていたそうです。 またこの榊の葉は枯れても落ちないと言われています。

脇勧請の鳥居の向こう側には、大正14年に建てられた狛犬さん。 

この場所には生活の守護神が祀られていましたが

渡来人の秦氏が住むことによって大山咋神と市杵島姫命をご祭神としてお祀りしたそうです。

お酒の神になったのは16世紀以降。

駕輿丁船(かよちょうぶね) 

松尾大社のお祭・通称『おいで』の最中に6つのお神輿を船に乗せる「船渡御(ふなとぎょ)」に使われる船です。

楼門

楼門は随身門とも言われ、邪悪なものを神聖な境内に入れないように弓を持った随身が2体守っています。

楼門に杓子や御札(熨斗の形)がくくりつけられています。

おしゃもじは杓子がご飯をすくうという意味から「救う神」。 熨斗形の御札が何かわかりません。:゜(。ノω\。)゜・。

随神の椅子には豹の毛皮が描かれています。

彼らは近衛の兵士なので強さの象徴でもあるのでしょうか?

境内を流れる二ノ井川は秦氏によって掘って作られました。

大社の神使は亀と鯉。

これは手水の亀の左手前にあり、撫でると健康で長寿になるそうです。

また境内には亀の井という井戸があり、この水をお酒に混ぜると腐らなくなると言われています。

お水自体が清らかで美味しかったからかもしれませんが、そう言われるくらい醸造は難しいのでしょう。

 

石段を上がると拝殿、その左側には・・・?!