手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

なんしか・京都 19(京都府立医大病院から四条河原町で昭和酒場)

2014年10月26日 | 旅行

廬山寺の裏手、京都府立医大病院バス停。 

建物の脇に〒マーク見っけ! 

私がチェックし忘れていたみたいなのですが「ダメもと」で飛び込みチェック。

ありました!やったね! 何枚か準備していた葉書で風景印をお願いしてきました。

ただ、バスが来てしまったのでウッカリ郵便局の写真を撮りはぐってしまいました(´;ω;`) 

スタンプには廬山寺の紫式部邸宅址碑・鴨川・府立医大病院・荒神橋が図案化されていました。

荒神橋の左手は糺の森の遠景でしょうか?

紫式部邸宅址碑にはちゃんと苔がデザインされています。 こういう細かいトコ、好きです!

再びバス停に戻り、バスに揺られて丸太町通を抜け、白川通を左折します。

次の目的郵便局は京都北白川郵便局。 

 

大原でもないのに「花売り」姿?と思ったら、「白川女」も花売りの里だったのですね。

左大文字(如意ヶ岳,如意ヶ嶽)と銀閣寺も一緒です。

白川女は脚絆に草鞋。前掛けの柄も細かいなー。

更にバスに揺られて「上終町(かみはてちょう)」を経由し、京都田中高原郵便局へ。

今までに何度となく通った上終町。 「かみはて」って、スゴイ地名だといつも思っています。

でも、土器や遺跡が見つかっていて縄文時代はココが集落の中心に近かったのかもしれません。

などと考えていた時、バスの運転手さん(女性)が「(バスの中で)歩いたらコケますぅ」と誰かを注意されていました。

無表情の声ですが、その付かず離れずの距離感が何とも京都らしい?と感じたりして。

 

「高原」と名がつくのでどれだけ高いのかと思いましたが

郵便局の海抜は75m前後。 京都御所の高さは約53m。(京都駅は40m位) 

んー確かに北に行くほど高いけど、昔は高い建物がなかったので高い場所に見えたのでしょうか?

で、風景印。 疏水分線と左大文字がデザインされています。

更に次の郵便局までバスを使おうか悩みましたが、時刻表を見ると次のバスが16:40と16:59。 

もしかして間に合わない!? ココまで来たのにー!

結局バスを諦めて700mの距離をちょっと痛くなってきた草履で急ぎ足に決定!

叡山電鉄の線路を渡って~!!! 間に合いますように!

到着したのが16:59・・・電気は点いているけど、まだだいじょうぶかな~?((((;´・ω・`))) 

京都高野東開郵便局。

 間に合ったよー(*´ω`*) 

私の前に2人のお客さんがいらしたので何とか滑り込みセーフ!でした。 ハアハア(ノω<;)

京都田中高原で最後の準備していた葉書を使いきってしまったので(京都府立医大病院内郵便局で使ったので1枚不足)

こちらの郵便受付で葉書を買い求め、住所を記入し、風景印での投函をお願いしました。

は~、ホッとしました。 とたんに足の痛みが襲ってきました(´;ω;`)


帰り道、バスの座席でしばしの休息をしてから四条河原町の半兵ヱに行きます。

前回一緒に行った長女よりもNの方が楽しむだろうと思ったからです。

案の定、店内に入ったNは少しづつテンションUP↑してきて

「あー!この赤い機関車のオモチャ、俺持ってたわー!」「この雑誌、母さん見てた」など大喜び。

私が「これ、頼むと面白いよ」と教えたカクテルの中から「鉄腕アトム」を注文。

店員さんが持ってきてくれる時にそれぞれの主題歌を歌いながら運んできてくれるのです。

若い店員さんだとたまに音程が違うのもご愛嬌? 

そして長女に「薬臭い」と敬遠された粉ソーダ。 

運ばれたお水を半分破棄して粉を溶かします。(前回は水が多すぎて物足りなかった)

確かに薬臭い、けど私には懐かしい味なのでした。 

「コーラ魔人」と子どもの友人にあだ名される私の注文はコーラ。 それもコカ・コーラ一辺倒!

出来れば瓶コーラがイイ!!!

子どもの頃、コーラの瓶のオシリに近い場所にある凹みの形で「辛い・甘い」の違いがあるって信じてました。

凹み(刻印)は瓶にプリントする時に目安にしたものだそうで

◯と◇の形は瓶製造メーカーの違いだと今は知っています。 でも毎回確認しちゃうんですよね~。

コーラには骨が溶けるという都市伝説があったのですが(肥満になるけど)骨は溶けないそうです。

店内で流れている昭和の流行歌なども半分以上二人で歌ったり(小声で!)

「これは知っている」「知らない」など昭和で楽しんだ夜なのでした。

Nが楽しそうで良かった。

 

賀茂川と河原町通に挟まれた細い道を少し楽しみながら五条のホテルまで帰りました。

明日は朝から西京区の松尾大社さんに行く予定なので、疲れた足を回復させなくちゃ!


なんしか・京都 18(梨木神社・紫式部邸宅跡)

2014年10月25日 | 旅行

梨木神社。 

河合神社から約1.5km南下した京都御所の東側・元の三條家の邸宅跡にある 

明治18年に創建された新しい神社さんです。

明治維新で貢献された三條実萬公・実美公がご祭神。

三條家は公卿の中でも名家だったそうで

代々質素清廉を旨とし、清貧に甘んじて学を修め、徳を養う家柄と言われています。

この神社で有名なのは「染井の井戸」

京の三名水の一つとしてあげられ、茶道の水にはうってつけなのです。

お水を何本もボトルに詰めていかれる方が引きも切らずいらっしゃいます。(一人分の規定量があります)

いただいてみると確かにまろやかで美味しい!!

小さくてもボトルを持ってくれば良かった~(´;ω;`)と思った私たちでした。

萩の宮と呼ばれた梨木神社は境内に沢山の萩の花が咲いていました。

沢山の和歌が短冊に書かれて萩の枝に下げられています。 

鳥居と鳥居の間、参道の真ん中に突然工事現場が出現!

神社の社務所とか結婚式場かな?と思っていたら、何と!マンションが建つのだそうです!?

いいのかなぁ? 参道も結界内なので神様のお家の一部なんじゃない~?

ちょっと染井の井戸の品質と水源が気になります。(我が家の井戸は近所のマンション建設以降枯れちゃったので…)

確か、三條家は「清貧に甘んじ」・・・。

それでも、神社であっても俗世に染まって行かないとダメなのかも・・・?なんて考えさせられた梨木神社参拝でした。

梨木神社と寺町通を隔てた場所に紫式部邸宅跡があります。 

廬山寺は阿弥陀様がご本尊の天台系寺院で、中国の世界遺産である廬山が名前の由来だそう。

昭和40年に歴史学者によって紫式部の邸宅跡とされました。

本堂の庭園は源氏庭と呼ばれていて、桔梗が有名みたいです。 

山門の上の瓦に狛犬らしき姿を見つけました。

すんなりした身体のラインが上品でもあり、可愛らしくも見えます。

以外に細かい所まで作られているのに感心しちゃいました。 

この大師堂で元三大師を祀ってあります。

大師は、疫病の護符(豆大師)でも信心を集めていらっしゃる方ですが、おみくじの発案者でもあったそうです。

人を苦しみや悩みを救うためには、個人が一生懸命に信心する心を持って吉凶を占うことによって

その願い毎に判断出来ると考え「みくじ」を始められたそうです。

今では神社仏閣ほとんどの場所でおみくじがない場所はない位に広まりました。 スゴイ!元三大師!!

大師堂の右手奥に白い漆喰のきれいな受付があります。 

草履を脱いで建物に入ると、汗をかいた喉に有難いお番茶!(2杯も頂いちゃいました) 

 桔梗は終わりに近かったみたい。

とうとう紫式部邸宅址という文字に出会えました。

紫式部はユネスコの世界最古の偉人並文豪に指定されていて、本名?は藤原香子さんとおっしゃるそうです。

紫式部と言われると歴史上の架空の人物のようですが、香子さんと呼ばれると一気に同じ時間軸の中の人物に思えてきます。

彼女は源氏物語を書いたことでも有名で、そのストーリーの中の花散里という巻は

この場所が舞台だったのでは?と言われています。

物語の中で桔梗は朝顔とも呼ばれた可能性があるらしく

源氏物語の中でも光源氏が想いを寄せた(けど結婚を断られた)朝顔の姫君の高潔な姿を思い起こさせられます。


 源氏庭の奥にはお土居といって秀吉が京を囲むように作らせた高さ5mの土塁の一部が残されています。

 昨日行った北野天満宮にもそれは残されていて

 私たちは殆どこのお土居の中で京散策をしていることになるな~と思いました。


17時までの残りの時間を風景印巡りに行きますよー!


なんしか・京都 17(河合神社は美人の神社)

2014年10月24日 | 旅行

下鴨神社の西側に「河合神社」があります。

下鴨産の摂社の一つですが、コチラは「美人のお宮」

女性守護・日本第一美麗神とあります。 

ご祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)

昔話「うみさち・やまさち」の山幸彦命の奥様(豊玉姫命・海の神様の娘)の妹で

上賀茂・下賀茂神社の賀別雷神の母にあたります。

神殿に座している狛犬さんたち。

赤い身体に白いタテガミが女性らしい色使いです。 

色の付いた狛犬は、左右で赤青と色が違っている事が多いのですが 

河合さんのは2つとも赤でした。

女性神のため? 2つとも赤で、より一層の魔除けを願っているのでしょうか?

鏡絵馬

さすが!美容の願望を叶えてくれる神様。

絵馬にも美人になりたいという希望の顔を描いて奉納します。

沢山の方のお顔が描かれた絵馬が納める場所に並んでいました。

また、

石を撫でてから自分の顔を撫でると美人になるといわれる、「御白石」が拝殿の隣にあります。

もちろん、撫でさせて頂きました。 見た目もそうですが、気持ちの美しさにもご加護頂きたくて♪

  

かりんジュース「美人水」 

下鴨神社には秋になるとたわわに実るかりんがあり、かりんは美肌・美白効果抜群!なのです。

それをジュースにして夏は冷たく、冬はホットで頂けます。

黄金色の実、そのままの色も楽しめるあっさりしたドリンクです。

一度召し上がって、美味しさをお試し下さい~(ノ´∀`*)

境内には、鴨長明の庵(方丈)があります。

鴨長明は下賀茂さんの神官の家柄に生まれた平安末期から鎌倉時代の歌人で方丈記の作者です。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」方丈記の冒頭部分です。

写真の建物は、一丈3m)四方の草庵のため方丈と呼ばれたそうで

大原に自分で発案・自作したこのような小屋でしたためたので方丈記と言われています。

一人の生活に必要最低限の建物に思えますが、大原の冬はきっと厳しかったことと想像されます。

 

 ところで、高野川と賀茂川が出会う所なので「河合神社」と言われていますが

 現在は「カワイイ」神社という意味にも取れそうです。  美麗神ですし、間違えそうです~。

 

まだ日が落ちそうにありません。

だったらもう少し他も廻れるかな? では名水で有名な梨木神社に行ってみたいなぁ。


なんしか・京都 16(下鴨神社と相生神社)

2014年10月23日 | 旅行

賀茂川の柳がまだ青々としていて風にそよぐ姿が涼やかです。

まだ暑い時間帯です。

賀茂川は上流と下流で高さが大きく違うので、流れを落ち着かせるために

低い堰があります。

そのために堰を落ちる水の音もステキです。

下鴨神社の境内に入りました。

下鴨さんはユネスコの世界文化遺産に指定されているのです! 

自然あふれる糺の森(ただすのもり)

3万6千坪の森の中にある長い参道です。

ケヤキや楓などの葉の広い木々が風の音を奏でるようで、森の中はやっぱり涼しい。

古代からの自然がそのまま残っているそうです。

泉川には蛍も育っています。

私たちも川を渡ることで知らず知らずのうちに禊に近いことをしているのだとも言います。  

下鴨神社の21年毎の式年遷宮のためお白石神事が行われるらしく幟が立っています。

お祓いを済ませた白石を境内に戻す神事のこと。

希望者は参加費を納めれば誰でも可能です。(スケジュールが合わなかったので残念ながら私は断念・・・)

さざれ石

ちいさな石が年々大きくなって岩になる、と国歌にもある神様の力を持った石のことです。

学術的には石灰質角礫岩という名前がちゃんと付いていますが

やっぱりさざれ石という方がしっくりします。

相生社

参拝方法は特別で、絵馬に願い事を書き、念じながら紅白の紐に結び、3周します。

3週目の途中で絵馬掛けに絵馬を奉納してから、正面で参拝するというもの。

源氏物語にも「連理の枝」という言葉が出てきますが、こちらには「連理の賢木」という御神木があります。

2本の別の木が途中から縁結びの力で1本に繋がっているもの。

例えば現在の木が枯れてしまったとした場合、不思議なことに糺の森に次の「連理の賢木」が見つかるのだそうです。

現在のご神木は4代目!?

下鴨さんは、上賀茂神社と同じく京都最古の神社と言われています。

両社とも賀茂一族の氏神様が神社としてのスタートです。

広大な境内には白砂が敷き詰められていて正面の奥には本殿があり、国宝になっています。

拝殿の前には十二支をお参りできるお社があります。

ご参拝にいらした方々は皆さんご自分の干支を拝んでいらっしゃいました。

足が3本の八咫烏は太陽のシンボルであり、賀茂建角身命の化身とされています

最近は日本サッカーで有名になりましたが、実は・・・

宮中祭祀を裏で仕切っているとされる組織(歴史の教科書でしか知らない吉備真備が関係している)の名前でもあります。 

自分へのお土産は、葵柄の手ぬぐいです。

葵のご紋は徳川の専売特許ではありません。

上賀茂神社の御祭神が生まれた山に双葉の葵が生じたので両社の紋が葵になったと言われています。

京都の葵祭は昔、賀茂祭と言われて御所から下鴨神社・上賀茂神社に向かう行列ですが

その時につける葵の葉は両社から納められたものなのだそうです。


南に下りて河合神社さんもお参りさせて頂きます。


なんしか・京都 15(同志社大学で学食ランチと田中郵便局)

2014年10月22日 | 旅行

烏丸今出川交差点から東へ移動して同志社大学へ向かいます。 

大学の正門にしては多少小さいかな?と感じるような門ですが、 八重の桜でも有名になった大学です。

八重のパートナー・新島襄の筆跡のまま刻んだ碑「良心之全身ニ充満シタル丈夫ノ起リ来ラン事ヲ」があります。 

「良心を手腕に運用する人物」の育成を建学の目的として掲げたそうです。

同志社という校名は「志を同じくする者が集まって創る結社」という意味です。 

重要文化財・クラーク記念館 

クラーク夫妻からの寄付によってレンガ造りの建物で

夫妻の夭折した息子を今も讃えている文言が欄間に刻まれています。

重要文化財・同志社礼拝堂 

日本に現存する最古のプロテスタントのレンガ造チャペル。

明徳館地階にある、カフェテリアタイプの学食

新しいのでキレイ! 他の食堂には「ハラル対応メニュー」もあるそうです。

今日のメニュー 「私たちを食べて♪」と言わんばかりに並んでいます。 

カフェテリア仕様なので色々な料理のお皿が並んでいます。 悩む~(´;ω;`) 

生協でやっている食堂なので生協会員ではない私たちは表示してある金額+alphaを支払いますが

それでも美味しくて安い! 大学の雰囲気も味わえるので有難いです。  これで500円以下!?

5年前に上京区が130周年になったのを記念して生まれた「かみぎゅうくん」

誕生日は3/14! (なんでだろう?) 

京都田中郵便局

同志社大学前からバスに乗り、田中下柳町まで移動しました。 

下鴨神社楼門、葵祭の牛車、賀茂大橋がデザインされているスタンプです。

葵祭は古くは賀茂祭と言われ、源氏物語にも出てくる

約1400年前の欽明天皇の時代に始まった上賀茂・下鴨神社のお祭り♪

葵の葉を頭に挿して行列する映像が有名です。

混雑が回避されるなら是非一度見てみたいな~と思っています。 

 

ということで、葵祭の下鴨神社さんへ参拝しに行きます!