手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

またまた京都~(*´ω`*)・4日目  27・京都駅茶寮「宝泉」で

2014年04月30日 | 旅行

3泊4日のゆっくり出来た京都旅行 

なかなかこんなに贅沢に時間を使った旅行も難しくなってきたので、贅沢な思い出になりました 

駅に到着し、まじまじと下から見上げました 

整然と並んだ骨組みが美しいなぁと改めて思えます

このような縦横の集合体は寺院などの建築物を想像させます

はい、個人的なおなじみ。私が毎回京都駅で最後に寄らせてもらうSUVACO 

今回は長女Yもここで新幹線の中で食べるお弁当を買いました

私は最近「おたぬきさん」に決めています!

牛肉時雨煮、しば漬けの入った酢飯を湯葉で包んだものなのです

軽い酢飯と薄味の湯葉があっさりしていて、小ぶりの大きさなのでパクパクいけちゃいます

京都駅の八条口側にありました!「伊兵衛」

長女Yが友人にお土産にするというので「初!伊兵衛買い物」です 

今回一緒に銭湯に行き、私が日本手拭1本で身体を洗ったり拭いたりしているのを見て

「日本手拭イイかも?使えるじゃん?」と思ったのも購入のキッカケみたいです

なんかちょっとウレシイなぁ(*^_^*) 

柄いきで暫く迷っているYを立ったまま待った後

新幹線の改札をお土産で重たくなった荷物をガラガラ引きずりながらえっちらおっちら進みます

新幹線乗車まで、まだ1時間くらい時間があります 

新幹線駅構内の「宝泉」という茶寮に腰をおろしました

何を注文しようかなあ? 

京都で自分のお土産を買わなかったので、その代わりにちょっと贅沢します 

「京しぐれ」は日本茶に合い、さっぱり食べられそうだったので選びました

寒天とゼリーの中間のような半透明の寒天の上に

小豆の甘納豆(豆の周りに砂糖がついていないバージョン)を乗せているだけなのですが

涼しげで華やかな感じがします 

スコップのような小さい木のスプーンで儚気な寒天をひとすくいする時に 

白黒の小豆を4粒づつと自分でルールを作り、大切に口に運びます

歯と舌で柔らかく寒天を噛み、小豆を潰すことを静かな遊びに替えて食べ進みます 

長女Yは「丹波大納言ぜんざい」をチョイス 

いつも見知っている濁った小豆汁ではなく、透明の蜜にふっくりと煮てある小豆が静かにオスマシ顔で入っています

傍にいるのは「塩昆布」ではなく「炒り黒豆」という豆づくしです 

粒の見えるこういうおぜんざいもたまにはいいですね

お隣の席には関西弁の老夫婦と標準語を話す孫娘さん

幼稚園の年長さんかな?

おしゃまな言葉遣いにおじいさま・おばあさまの目尻は下がり放しです

お孫さんは大きくなった時に、この幸せな時間を思い出として記憶していてくれるかしら? 

昔の私をオーバーラップしながら、彼女の成長を願っています

 

そろそろ新幹線に乗り込みます   28・に続きます


またまた京都~(*´ω`*)・4日目  26・方広寺・東本願寺

2014年04月29日 | 旅行

最終日はポカポカと温かい春の陽が京都を包んでくれています 

長女Yが撮影した桜 

日本には襲(かさね)という色使いがあり、十二単の袿(うちぎ)で使われます(枕草子・源氏物語で書かれています)

春限定の色使いで、衣装の表側は白色・裏側には紅の生地を使ったものです

江戸時代に「ソメイヨシノ」が作られるまで山桜を「桜」と言われていました

豊国神社のすぐ隣、境内から「方広寺」の境内に抜けられます 

方広寺の有名な鐘。日本三大梵鐘の一つです

徳川家康がイチャモンをつけ、豊臣家を滅亡させる口実になりました

鐘の一部に白いペンキで四角く囲ってあります

そこには「国家安康・君臣豊楽」と刻まれています

これが故意に曲解して読み取られ、徳川家への呪いを込めた文章であるとされてしまいました

鐘の重さは82.7t。高さ4.2m。外径2.8m。鐘を突く木の長さは4.1m!!!

鐘の下に立つと現実の大きさに感動します

この鐘も太平洋戦争時に金属供出ではあまりに重たくて免れたそうです

鐘楼の天井画の一部です

私が習っている笙を天女が吹いています

あぁ、こんなふうに平常心で吹けるようになりたい・・・(;^ω^) 

長女Yが御朱印をいただいています

方広寺には秀吉創建時には大仏があったそうです

大仏は地震で2回・火事で2回消失し、現在は本堂・大黒天堂・大鐘楼を残しています 

 Amazonでもお賽銭箱を売っています

どれだけ賽銭泥棒対策してるんでしょうか?

埋めこまれた賽銭箱・・・ 

方広寺は淀君の幽霊・泣き石・耳塚など方広寺は意外と不思議話に困らないみたいです

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新幹線までの時間、Nの実家の菩提寺が東本願寺系列ということで・・・ 

お参りさせて頂きました(駅にも近いし) 

ご本尊は「阿弥陀如来 」なので「南無阿弥陀仏」とお念仏を唱えます

私の実家が西本願寺の信徒なので「南無阿弥陀仏」は幼児期から言い慣れています

「私は阿弥陀仏に自分の命を帰します」という意味なのだそうです

御影堂は世界最大の木造建築です

長女Yが御朱印を頂くつもりでお参りに来ましたが、実は東本願寺さんは「朱印しません」

代わりに寺務所で「朱印をしない理由」という小冊子を頂きました

何故かというと

「お寺とは朱印を集めるためにお参りするところではない。一度朱印をもらえば、二度とお参りすることはないはず」

だからだそうです

他にも参拝して大事なモノを見落としたり、達成感目的の参拝をしないようことのほうが人として大切なのだと思いました

実は「お守りも持たない」らしいです(HPより)

気休めでしかないことを分かっていても、つい買ってしまうのがお守り

お守りを持たないことは「現実をちゃんと受け止める生き方」なのかもしれないですね

沢山の言葉が仏教から派生したものが結構多いです

京都の「祇園」という地名も仏教からなのです

平家物語の「祇園精舎の鐘の声」という冒頭があります

この「祇園精舎」はお釈迦様が悟りを開いた後、多く説法された場所の名前です

「祇園精舎」の名を取って比叡山延暦寺の別院の名は「祇園感神院」と呼ばれました

「祇園感神院」は後に「八坂神社」と改名されるも、門前町は「祇園」として残ったそうです

門前町はどこでも「華やかでお酒の飲める場所」になるみたいですね(;^ω^) 

東本願寺の公式キャラクター。3体あります

「鸞恩(らんおん)くん」 ・・・ライオンの顔で法衣を着ています。44才。大阪出身

「蓮ちゃん」・・・鸞恩くんの娘。17才。蓮の花のような髪の毛(だろうと思われる)。愛知県出身

「あかほんくん」・・・青森出身で鸞恩くんと蓮ちゃんから大切にされている(大学の問題集ではない)

一度ググッてみてください

私としては「後、もう一歩・一捻り」なのですが・・・

 

そろそろ駅に行かないと!電車の中で食べるお弁当とお菓子。お土産も買わなきゃ!   27・に続きます


またまた京都~(*´ω`*)・4日目  25・豊国神社さんでおよめさん!

2014年04月28日 | 旅行

三十三間堂から「豊国神社」へブラブラ~

石畳の敷かれたゆるい坂道を上がり、右手にある広い石段を上がると

スッキリとした空の広い境内の入口です

豊国神社は「豊臣秀吉」を祀り、京都の方から「ほうこくさん」と呼ばれています

豊臣秀吉は死後、阿弥陀ヶ峰に葬られ、魂は豊国社に祀られました

大阪夏の陣で徳川家康が勝利し、豊国社は壊されてしまったため

今の社殿は明治天皇の命により1880年に再建されました

家康、秀吉をトコトン潰しにかかります(;^ω^) 怖いですね~・・・

 今日は荷物をもったまま移動するので洋装

全国に9つほど「とよくにさん」があります

出世と地震よけで参拝者が集まります。なぜなら・・・

1662年京都で大きな地震があった時に豊国神社周辺に被害がなかったので「地震よけ」として参詣者が集まったらしいです 

話がそれますが、ねね様を祀る貞照神社も隣に建っています

ひょうたん型の絵馬が沢山下がっています

これこそ千成瓢箪!?

唐門の正面に鶴の彫刻が彫ってありますが、この鶴、黒目がないんです!

彫刻は「左甚五郎」が彫ったもので「目無し鶴」と呼ばれています

名工の彫刻の出来が良すぎたために目を入れると鶴の魂が宿り、飛び去ると信じられ

鶴の脱走防止に黒目を描かなかったのだと言われています

左甚五郎は日光の「眠り猫」など作品を沢山残しています

京都から栃木まで・・・結構遠くまで作品を作りに行ったものです

 総ケヤキ造りの唐門(手前)

豊国神社の唐門は伏見城(秀吉隠居後の居住のために築城)の城門だと伝えられています

伏見城→二条城→南禅寺金地院→豊国神社の順に移築されて来ました

現在は木肌の渋い風体ですが、かつては極彩色の彫刻と金箔で飾られていたそうです

秀吉っぽ~い(*^_^*) 「キンキラ☆」

門正面の「豊國大明神」の御神号額は後陽成天皇の筆跡

昔の日本の建築物は解体可能な構造のため、部分ごとの修復も可能で移築も多かったらしいです

「MOTTAINAI精神」がもてはやされる以前から超「エコ」だったのですねヽ(^o^)丿

春の一日をカメラに収める長女Y 

もちろんここでも御朱印を戴きました 

瓢箪の中に「とよくにのやしろ」と書かれたハンコが押されていたり

家紋の「五七桐」も押印されています

筆の文字が読めない・・・何て書いてあるんだろう(;´Д`)

おおおおおぉぉぉぉぉ~! およめさんだー! 

とても良いお天気のなか挙式に向かわれます

唐門と本殿の間の拝殿で雅楽の音色に包まれていかれました

お幸せに!

すぐお隣に方広寺さんがあります   26・に続きます


またまた京都~(*´ω`*)・4日目  24・三十三間堂

2014年04月27日 | 旅行

とうとう最終日の朝です 

今日もお京阪で「七条駅」へ移動します 

   

この日の京阪電車車内です 

けっこうゆとりの座席と落ち着いた色のシート。つり革の取っ手はチャコールグレー

地下鉄車両では、真っ暗な中の避難する時にヤケドさせないため

火であぶられても液状になって垂れない材質が使われているそうです

なんて聞くと怖いけれど、それと同時に、ちゃんと考えられているのだなーと感心します

三十三間堂に何度か目の拝観です 

撮影禁止の本堂の中には掃除の大変そうな仏様方がずらり立ち並ばれています(千手観音様方)

参拝を終え、拝観順路が終わりました

いつの間にか「通し矢」の舞台である縁に立ち入れなくなっていました

何故だろう? 古くて危なくなってきたのかしら?

ココには3本の矢が未だに刺さっているハズ。見たかったなぁ~(´・ω・`) 

  

三十三間堂の名前の由来は

本堂の母屋正面の柱間の数が33あることに由来します

但し、現在は外から見たものでは増築部分もあったりするので、33以上あります

江戸時代、東京の富岡八幡宮にも「江戸三十三間堂」というものがあったそうです

江戸ってほんとに京都の事、スキですね~

三十三間堂オリジナルマンホール! 

「防火池」とあるのは、この下に貯水池があるということでしょうか? 

マンホールの円の中央に何かが書かれているのですが、沢山の人達の靴底で文字が擦れてしまって読めません

他の場所にも違ったデザインのマンホールがあり

そんなに沢山の種類を特注して、どうすんだ? と思う私です

それにしても唐草のデザインがステキ~♪ 三十三間堂に行かれた時には探してみてくださいませ

 

これから歩いて「豊国神社」さんにお参りします  25・に続きます


またまた京都~(*´ω`*)・3日目  23・田毎で京風たぬきうどん!

2014年04月26日 | 旅行

四条から新京極を上がった所、右側に錦天満さんがあります 

新京極といえば京都の有名な観光スポットの一つです 

人通りの多い昼間に通るとウッカリと見過ごしてしまうほどの狭めの入口

それでも境内には撫で牛がいたりします 

さすが「天神様」!

大願梅という絵馬がありました 

木の玉の中にお願い事を書くので他の人達には見られずに奉納出来ます

手のひらにすっぽり収まる程の大きさなので持ち帰ってバッグに付けてもイイかも?

奉納された大願梅は年末にお焚き上げしてくださるそうです 

これは天満宮に置いてあった 記念・ご利益スタンプ↑です

護摩木や絵馬・おみくじに押印するとご利益がいただけるそうです

試験合格・商売繁盛・など10種類もあります

場所柄なのでしょうか? 閉門は20時30分と遅いので夕方以降に参拝したい時、ありがたいです

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そろそろ夕食。予約しておいたコチラ↓

漫画家「みうらじゅん」さんが京都に来る度に、ご実家に寄る以上に来店する回数の方が多いという

三条通り商店街の蕎麦うどん店「本家田毎(たごと)三条本店」さん

明治元年創業です

みうらさんはご存知!「ゆるキャラ」(という言葉)の生みの親です (「いやげ物」もね)

関東と京都ではうどんの名称と内容が微妙に違っています

  関東の「たぬきうどん」=揚げ玉が乗っている(=京都の「はいからうどん」)

  京都の「たぬきうどん」=刻み油揚げ+あんかけ+おろし生姜

関東の「たぬき」とは揚げ玉(天かす)は天ぷらのタネがない「タネ抜き→たぬき」となったらしく

京都では、キツネが「ドロン」と化けたことから「あんかけ→ドロンとしている→キツネ」となったという説があります

今回、私はみうらじゅんさんに倣って「京風 たぬきうどん」に決めていました

おあげを短冊切りにして、うどんに載せ、あんかけとおろし生姜をトッピング!

京都の寒い冬に合わせてのメニューなのでしょうか?

食べきった後、身体がホカホカと暫く温かいままでした

みうらさん。美味しいおうどんを教えて頂き有難う御座いました!

お店の名前の由来ですが、

江戸時代の浮世絵師・広重が「更科田毎の月」という作品を残しています

蕎麦の産地・信州の棚田に月が映っている風景を「田毎の月」と言われていたらしく

蕎麦の味わいを田毎の風姿に込めて「田毎」とされたそうです

着物を着ている長女Yのために店員さんがタオルを用意してくださいました 

そういう気遣いってとても有難いし、気持ちも暖かくなります

ありがとうございます!

そういう気持ちが味にも出ているような気がします (お運びさんと板前さんは違う方と知っていますが) 

 写真がボケボケ・・・(;´Д`)ショック! まだカメラを使いこなせてない私

新京極を歩いてホテルに向かう途中、「女優・山本富士子邸跡」の碑を見つけました 

初代ミス日本です! 美人です! 大女優です!

実は彼女、日銀の就職試験を受けたものの不合格・・・理由は

「適性など能力には全く問題がなかった。ただあの美貌ゆえ、男子行員達が落ち着かなくなるのではと心配された」から

どれだけ美人なんですか!?

 (うっ!暗い場所では上手くピントが合わないなぁ・・・スミマセン。修行します)

「歩いて楽しいまちなかゾーン」という看板を見つけました

四条通・烏丸通・御池通・富小路通に囲まれた地区が対象みたいです

自転車のマナー向上と共に歩行者の安全を確保するためにも

自転車レーンを設けたり、看板↑のあるエリアは車に注意喚起するなどルールを作っています

 (左から、スクルド・ベルダンディー・ウルド。3姉妹です)

この日も入浴は錦湯に行きました 

途中、四条通の本屋さんに「ああっ女神さまっ」の女神さま3名が音楽を奏でています

これって、海洋堂フィギュアミュージアム黒壁にあった!? のでは・・・(;^ω^)

出張ですか? 海洋堂さん、素晴らしい出来です♪ ステキです!

錦湯さんで「京の銭湯・本日あります」を購入しました 

京都には錦湯さん以外にも魅力的な銭湯がこんなにあったのね!と嬉しくなる一冊 

 現在の京都銭湯料金は410円

錦湯さんの三代目店主・長谷川さんも写真付きで載っています

長谷川さん、写真通りのにこやかな方で

実は、長女Yが10円玉を持っていなかったのですが

オマケしてくれちゃいました~!! 

オマケしてくださったのはたまたまだったのだと思いますが、母として隣にいたのに全然気づかなくて失礼しました

入浴の後に「冷やしあめ」を購入しようとしたら

「お姉ちゃん、10円玉もってへんもんな?」と、またオマケ♪

あぁー!スミマセン!!スミマセン!!! そして有難うございます(*^_^*)

京都の方は排他的と言われていますが、私たちは結構親切にしていただいています

(気づかないだけかもしれないけど~。たとえ表向きだけだったとしても~。)

四条の事業ごみに「掃15」のシールが貼ってありました

ちょっと調べたけどわかりませんでした

なんだろう?

それよりもゴミを写真撮影してる観光客ってなんだかなぁ~?と自分を客観的に見てしまうと恥ずかしー!(´・ω・`) 

 

さて、明日は最終日。最後の夜だけど早く寝よう  ということで 24・に続きます