そろそろ梅雨の時期になりました。雨が降ったり、蒸し蒸しするのは本当に嫌です
ね。エアーコンプレッサもドレンが今まで以上に発生するようになります。
ドレンがエアー配管内に発生した時、それを自動的に外部に出す装置がドレント
ラップです。
いくらドライヤーなどで圧縮空気中の水分を強制的に除去しても、それを外部に出
さなければ結局のところ意味がありません。ドレントラップが故障していると外部
にドレンを排出する事ができず、そのドレンが製品や機械装置に不具合を起させる
事になります。ですから、普段からドレンがきちんと排出されているかどうか確認
する事も重要です。
ドレントラップにはフロート式、ディスク式、電磁弁などの種類があります。
(上画像はオリオン機械製のディスク式ドレントラップAD-5です)。
フロート式は、ドレントラップのカップ内にフロートが内蔵されており、カップ内
にある一定の量のドレンが溜まったら、そのドレンを排出する仕組みになっていま
す。溜まらなければドレントラップは作動しませんのでエアーロスを最小限にしま
す。
ディスク式は、エアー圧を利用し、ある一定の間隔で確実にドレンを排出します。
配管内にドレンがあるなしに拘らず、一定間隔でエアーを排出し続けます。
電磁弁式は、電気の力で弁の開閉を行いますので、排出時間、排出間隔など細かい
様々な設定が可能です。またセンサーでドレンの有無を感知してドレンを排出する
ような仕様の製品もあります(メーカー、機種により仕様は異なります)。
それぞれ仕組みには一長一短はありますので、最適なドレントラップを選定しまし
ょう。
よろしければ弊社ホームページもご覧ください
(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/
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