コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

ドレントラップ

2009年06月09日 | その他の機器



そろそろ梅雨の時期になりました。雨が降ったり、蒸し蒸しするのは本当に嫌です
ね。エアーコンプレッサもドレンが今まで以上に発生するようになります。

ドレンがエアー配管内に発生した時、それを自動的に外部に出す装置がドレント
ラップです。
いくらドライヤーなどで圧縮空気中の水分を強制的に除去しても、それを外部に出
さなければ結局のところ意味がありません。ドレントラップが故障していると外部
にドレンを排出する事ができず、そのドレンが製品や機械装置に不具合を起させる
事になります。ですから、普段からドレンがきちんと排出されているかどうか確認
する事も重要です。

ドレントラップにはフロート式、ディスク式、電磁弁などの種類があります。
(上画像はオリオン機械製のディスク式ドレントラップAD-5です)。

フロート式は、ドレントラップのカップ内にフロートが内蔵されており、カップ内
にある一定の量のドレンが溜まったら、そのドレンを排出する仕組みになっていま
す。溜まらなければドレントラップは作動しませんのでエアーロスを最小限にしま
す。

ディスク式は、エアー圧を利用し、ある一定の間隔で確実にドレンを排出します。
配管内にドレンがあるなしに拘らず、一定間隔でエアーを排出し続けます。

電磁弁式は、電気の力で弁の開閉を行いますので、排出時間、排出間隔など細かい
様々な設定が可能です。またセンサーでドレンの有無を感知してドレンを排出する
ような仕様の製品もあります(メーカー、機種により仕様は異なります)。

それぞれ仕組みには一長一短はありますので、最適なドレントラップを選定しまし
ょう。



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(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/

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