コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

エアーコンプレッサのレンタル

2009年06月25日 | 会社案内


弊社が所有するコンプレッサです。
この機は、日立製レシプロコンプレッサ出力2.2kWです。
お客様所有のコンプレッサが故障した時にお客様の現場で仮設し、故障機が修理完
了するまで代わりにお使い頂きます。

東海3県以外では少し難しいのですが、弊社のお近くでしたら、お貸しする事が
できますのでぜひお尋ね下さい。この機械より出力が大きい37kWまで準備してあ
ります。

この画像は、お客様のところから帰ってきたところを撮影しました。
まだまだがんばってもらわないといけません。


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(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/



エアーコンプレッサ用オイル

2009年06月18日 | コンプレッサ



小型~中型くらいのオイル式スクリュコンプレッサ用の専用オイルです。
画像左側が日立のハイスクリュオイル2000、右側はコベルコのエクストラオイ
ルです。画像はありませんが、三井はZ6000オイル、エアマンはPAOなどを
それぞれ専用オイルとして使用しています。

以前は、スクリュコンプレッサ用の一般鉱物油を使用していましたが、10年くら
い前の機種から、各社専用の合成油を使用するようになりました。一般鉱物油と
比較して高性能になっています(一例として交換サイクルが長くなります)。

1Lあたりの単価としては、一般鉱物油と比較して高額になりますが、充填量、
消費量、交換サイクルなどを総合的に判断した場合は、専用オイルのほうが経済性
が高いといえるでしょう。

オイルに関して、お客様からの質問でオイルは他社製と混ぜても大丈夫か?との質
問をお受けする事があります。混油する事によりコンプレッサに不具合が起こる可
能性がありますので避けて下さい。



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油圧工具

2009年06月15日 | 会社案内
梅雨というのにずっと晴れています。
天気の週間予報でも今週末まではずっと晴れのようです。これは梅雨といえるので
しょうか?




圧縮機本体やモーターなのベアリング、プーリ等を取り付けする際、油圧ポンプと
シリンダを組み合わせた機器を使用してベアリング、プーリ等を圧入します。

何十年も前のずっと以前には、弊社でもベアリングなどを叩き入れていた時もあっ
たようですが、特別な場合を除き、現在はなるだけ油圧装置を使って作業するよう
にしています。



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ドレントラップ

2009年06月09日 | その他の機器



そろそろ梅雨の時期になりました。雨が降ったり、蒸し蒸しするのは本当に嫌です
ね。エアーコンプレッサもドレンが今まで以上に発生するようになります。

ドレンがエアー配管内に発生した時、それを自動的に外部に出す装置がドレント
ラップです。
いくらドライヤーなどで圧縮空気中の水分を強制的に除去しても、それを外部に出
さなければ結局のところ意味がありません。ドレントラップが故障していると外部
にドレンを排出する事ができず、そのドレンが製品や機械装置に不具合を起させる
事になります。ですから、普段からドレンがきちんと排出されているかどうか確認
する事も重要です。

ドレントラップにはフロート式、ディスク式、電磁弁などの種類があります。
(上画像はオリオン機械製のディスク式ドレントラップAD-5です)。

フロート式は、ドレントラップのカップ内にフロートが内蔵されており、カップ内
にある一定の量のドレンが溜まったら、そのドレンを排出する仕組みになっていま
す。溜まらなければドレントラップは作動しませんのでエアーロスを最小限にしま
す。

ディスク式は、エアー圧を利用し、ある一定の間隔で確実にドレンを排出します。
配管内にドレンがあるなしに拘らず、一定間隔でエアーを排出し続けます。

電磁弁式は、電気の力で弁の開閉を行いますので、排出時間、排出間隔など細かい
様々な設定が可能です。またセンサーでドレンの有無を感知してドレンを排出する
ような仕様の製品もあります(メーカー、機種により仕様は異なります)。

それぞれ仕組みには一長一短はありますので、最適なドレントラップを選定しまし
ょう。



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ルーツブロワ メンテナンス

2009年06月05日 | 修理・メンテナンス


大晃機械工業製ロータリ(ルーツ)ブロワ SSR-100のメンテナンス部品キット
です。ベアリング、シール、パッキンなどを取り替えます。

スクリュコンプレッサと比較して部品構成としてはシンプルですが、クリアランス
調整が必要となりますので組立には注意が必要です。

今回は現地へ訪問し、そこでメンテナンスを行う予定です。


【ご参考】
大晃機械工業
http://www.taiko-kk.com/index.html




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単位について

2009年06月01日 | 提案 その他
物を測る単位にはいろいろなものがあります。
エアーコンプレッサなどで以前(今も)使われている単位についてです。

モーターコンプレッサの出力については、最近は聞く事も少なくなってきましたが、
馬力が使われています。
1馬力が約0.75kWで計算します。つまり50馬力なら37kWとなります。
逆に22kWならば30馬力です(1kWが約1.33馬力)。
馬力の方が自動車にも使われていますので一般には判り易いかもしれませんが、
コンプレッサについては馬力という単位は正式には使用できません。

また、私の実感ではまだまだ一般的な圧力の単位kg/cm2です。1kg/cm2が
0.098MPaになります。
もう10年以上前になりますが、MPaに変更になりました。圧力計の表示もそこ
からkg/cm2表示のものはなくなっています。逆にkg/cm2表示の圧力計が付いて
いる機器がありましたら、それは10年以上前のものといえるでしょう。

温度なども日本では摂氏℃が当たり前ですが、アメリカ製品などでは、華氏゜Fが
使われている場合があります。

余談ですが、摂氏、華氏とも考案者の名前に由来しているという事を私は先日初め
て知りました。


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