コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

ブースタコンプレッサ

2016年06月25日 | コンプレッサ
イギリスがEUから離脱するという事で世界中が大騒ぎとなっています。
一気にこれからの先行きが不安になってきましたが、自分でどうこうできる
問題ではないので、目の前の仕事を一生懸命することしかできません。
思えばこのブログを始めたのも同じように騒がれたリーマンショックで
仕事が暇になった事で始めたのでした。もうずいぶんと前の事のような、
つい最近だったような何か不思議な感じですが、あの時には戻りたくないのが
本心です。ただあの時はいろいろな事を考えたり、したりした貴重な時間
だったかもしれませんが。


暗くなりそうな話題はさておき本題へ。
ここ何年も、ずっと以前から生産現場でのメインテーマは省エネだと思います。

そこで圧縮空気関係の省エネで、比較的手間も費用もかからない改善として、
「空気圧力をできるだけ下げて使用する(低圧化)」という事が考えられます。
コンプレッサの設定圧力を0.1MPa下げると電力費で約8%の省エネになると
いわれています。
この省エネ改善自体は手軽にコストダウンが見込まれる事もあり、
実践されているお客様もかなりいらっしゃるのではないかと思います。

ただやはり問題が出てくる事もあります。
それは設備の中でどうしてもその設定圧力では低すぎて稼働できない機械が
出てくる場合があることです。そのために本当はさらに圧力を下げたいけれど、
そのせいで出来ないという事は、非常にもったいないかもしれません。

そこでその一部だけ空気圧力を増圧させて、その設備を安定的に稼働させる
事が出来れば問題は解決し、全体の空気圧力をもっと下げも問題ない状態に
できるはずです。
それを可能にするのがブースタコンプレッサといわれるエアーコンプレッサで、
低圧の圧縮空気を増圧するコンプレッサです。
これにより、工場全体では低圧化が可能となり、さらなる省エネにつながります。
ブースタコンプレッサも吐出し空気量、空気圧力等で各ラインナップがあり、
最適な機種を選定することが可能です。


画像がないのでメーカーのリンクです → アネスト岩田


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