コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

オリオン機械製 エアードライヤー

2010年11月29日 | 修理・メンテナンス
街の紅葉もそろそろ終わりでしょうか。段々と寒くなってきて、朝起きるのが
つらくなってきました。


下の画像は、オリオン機械製の冷凍式エアードライヤーRAX11GSEです。
エアードライヤーは、圧縮空気中に含まれる水分(湿度)を強制的にとる装置です。
これを設置すれば、圧縮空気中にドレンが混ざることはほぼなくなります。

オリオン機械では最近、一部の機種をモデルチェンジしました。この画像の機種も
モデルチェンジしたうちのひとつです(ただし主な仕様は変わってないようです)。
このドライヤーは高入気温度タイプで、圧縮空気の空気温度が80℃でも正常に
稼動するように設計されている機械です。

同じメーカーの同能力の既設品が故障してしまったので、入替工事を行う予定です。
各寸法が既設品と同じならいいのですが、本製品と微妙に各寸法が違うので、若干の
配管改修工事などが必要になります。

どのメーカーにもいえますが、この辺を同じにして頂くと、工事の際に余分な手間、
費用が掛からずに助かるんですけどね。現実問題として難しいんでしょうか。一考を
お願いしたいものです。




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エアーコンプレッサの修理

2010年11月17日 | 修理・メンテナンス
先日、あるお客様よりサーマルがトリップしてエアーコンプレッサが異常停止下との
連絡を受けて出張点検致しました。エアーコンプレッサはコベルコ製の油冷式スクリュ
コンプレッサKST27A-3です。

原因は、排気用のシロッコファンのモーターが固着しており、そのためにファン用の
サーマルがトリップしていました。




とりあえずその場でファンモーター部分を取り外して当社に引取り、社内にて分解点検
したところ、原因はモーターベアリングが焼き付いて、回転不能になっていることでした。
幸い、ベアリング以外に不良箇所はありませんでしたので、ベアリングを交換して
修理完了しました。



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エアーコンプレッサのオイル上がり

2010年11月08日 | 修理・メンテナンス
また随分と間が開いてしまいました。今度も1ヶ月以上です。
なんでもそうだと思うんですが、一旦慣れてしまうとそのペースが当たり前になってしまいます。
このブログに関してはそうならないように、もう少し更新頻度を上げれればと思います。


コベルコ製オイル式エアーコンプレッサCM6Bです。
オイル式コンプレッサはある程度オイルを消費しつつ運転していますが、この機種ですと
少なくとも1ヶ月くらいはオイルの補充をせず運転できるはずです。
しかし1週間に1度オイルを補充しなければならなくなったとの事で修理の依頼がありました。
一般的にこういったオイルの消費が多くなる現象はオイル上がりと呼ばれています。
修理にはセパレータエレメントの交換か油回収逆止弁の交換が必要となります(ただどちらも
該当しない場合もありますが)。





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