コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

改めてお仕事のご紹介

2017年11月25日 | 修理・メンテナンス
また間が空きました。3ヶ月ぶりの更新です。
前回には「暑い」などと書いておりますが、
すっかり「寒い!」を連呼するような気候となってしまいました。
更新はさぼっていましたが、仕事の方はそれなりに忙しく
させて頂いておりました。

更新が空いたので改めて弊社のお仕事をご紹介したいと思います。
弊社は、コンプレッサ、送風機、ポンプ、モーターなどの
エアー(空圧)係、回転系機械の販売、修理、メンテナンスを
行わせて頂いている会社です。
どちらかといえば修理、メンテナンスがメインとなります。


例えば、スクリュ式エアーコンプレッサを修理したり、


*画像は日立製コンプレッサの圧縮機本体です


ルーツ型ブロワの整備をしたり、


*画像はアンレット製です

油回転式真空ポンプの修理をしたり、


*画像は神港精機製です


ドライ式真空ポンプの整備をしたりしております。


*画像はアンレット製です


上記以外の各メーカー、各仕様の機械・機器の取扱、整備も
行っておりますので、一度お気軽にお問い合わせ下さい。


よろしければ弊社ホームページもご覧ください。
(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/

ご質問などお問合せは
[TEL]052-362-8941
[FAX]052-362-8974
[メール]shiraishi@shinsei-eng.com
までお願い致します

日立オイルフリースクリュー圧縮機 DSP-22ARN

2016年11月19日 | 修理・メンテナンス
11月を過ぎてかなり寒くなってきました。
この記事も誰もいない事務所の中でちょっとだけ震えながら書いています。
今日見たニュースでは、インフルエンザが流行りだしたと言っていました。
数年前、1年に2回もインフルエンザに罹るという快挙!?を成し遂げた身としては、
細心の注意が必要です。
それまで生まれてから一度も感染したことがなかったので、何も根拠のない
自信があったのですが、見事に打ち砕かれました…。
それ以来、何か急に体が衰えた気もします。
ここで、そんな事ってあるの?とお思いの方もいるかもしれませんが、
医者の話では、1回目と2回目ではインフルエンザの型が違っている(A型、B型)との
事でした。ともかく皆さんもお気を付け下さい。

さて今回は、先日あるお客様に販売させて頂きました
日立オイルフリースクリュー圧縮機(コンプレッサー)の
DSP-22ARNのご紹介です。
とはいうもののもうこの機種はすでにほぼ生産が終了しておりまして、
新モデルに切り替わり中ということもあり、あまり参考にならないかもしれません。

外観です。シルバーがクールです。



モニタ部分です。他機種と共通なので、日立をお使いの方ならば、
迷う事は少ないと思います。



カバーを開けてみました。




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モーターの修理

2016年05月14日 | 修理・メンテナンス
5月も半ばです。
もうあと2週間ほど経てば6月になって、1年の半分が過ぎた事になります。
時が経つのは、恐ろしく速いものです。

最近は、というか毎年ですが、そろそろ天気予報で夏日なんて言葉を耳にする
ようになりました。もう少しすれば、真夏日、猛暑日なんて言葉を耳にする
事になるんでしょう。その前に鬱陶しい梅雨もありますね。

という事で、先日ある会社様にてコンプレッサの運転音が大きくなったとの
ご連絡を頂き、点検にお邪魔致しました。
そこで異音の原因がどうやらモーターにありそうだという事でモーターを
分解したところ、モーターの主軸のベアリングはめ合い部分が若干摩耗して
いました(画像でもわかりにくい程度です)。



ただこうなってしまうと、たとえ少しの摩耗でもそのままという事にしておく
訳にはいきません。摩耗部分の金属溶射修理が必要になります。
こちらのお客様でも主軸部分を修理しベアリング交換を行い復旧致しました。

このような故障の原因は、さまざまな要因があると思われ、特定することは
困難ですが、日々の管理(グリスアップなど)で防げる可能性もありますので、
日常の運転管理をしっかりする事が大切だと思います。


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新年のご挨拶

2016年01月04日 | 修理・メンテナンス

あけましておめでとうございます。

昨年は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本年もなお一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
皆様のご健勝とご多幸をお祈り致します。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


(株)新生エンジニアリング 白石

コンプレッサの日常管理

2015年09月26日 | 修理・メンテナンス
9月ももう終わりです。
今年は、特に厳しい残暑もなく、かえって異常じゃないから異常なんじゃないか!?
と思ったりしています(ちょっと何言ってるのかわかりませんね)。
ただ大きな地震があったり、火山が噴火したり、豪雨による水害があったりと
やはりどこかおかしんじゃないかと思ったりもします。
これらの災害で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

さて先日、オイル式レシプロコンプレッサの運転音が大きくなったとの事で、
あるお客様へ点検に伺いました。
現地で確認するとかなり大きな音で運転しており、すぐに運転を止めてもらいました。
分解すると各所が損傷しており、かなり酷い状況でした。


損傷したピストンです



こちらのお客様には予備機がありましたので、復旧を急ぐ状況ではなく、
修理コストの関係もあり、結局後日に新品に更新されました。
今回の故障のはっきりとした原因は不明ですが、恐らくオイル切れが原因だと
思われます。

オイル式コンプレッサの日常の管理で最も大切で、簡単に分かる点検項目は、
オイル量の確認です。オイル量が規定値以下に減少すると、潤滑異常により

・温度上昇異常
・圧力上昇異常
・機械部品の損傷

などが起こってしまい、機械寿命を著しく低下させるか、故障を引き起こしてしまいます。
オイル量の確認は一般的なコンプレッサならば油量計の油面が規定値内にあるかを
確認するだけですので、できましたら毎日確認してください。
…と、ブログを定期的に更新できない私が書いても説得力はありませんが。


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圧縮空気配管のドレン発生

2015年06月14日 | 修理・メンテナンス
そういえば前回5月の記事で、1回もふんどしを締めたことがないと書きましたが、
確か中学の時にお祭りの相撲大会で1度ふんどしを締めたことがありました。
お詫びして訂正いたします。…と書いたところで気が付きました。
相撲は「まわし」でしたね。

というようなどうでもよい個人情報はさておき、6月です。
毎年1回必ず来る、梅雨のじめじめした季節になってしまいました。
気温も30℃を超える日もあり、1年で最も嫌な時期といっても過言では
ないかもしれません。ただ7~8月の酷暑も、1~2月の厳寒も同じくらい
過酷ではありますが。

機械にとってもよい時期でないことが多いようです。
弊社にも例年のように「圧縮空気にドレン水が混入するようになった」との
ご相談を頂戴するようになりました。

結局のところ、ドレンが発生するのは、コンプレッサで作り出された圧縮空気中の
水分が十分に除去されていないのが原因です。水分を除去するには一般的に
エアードライヤという装置が必要ですが、

1.エアードライヤが正常に作動していない
2.エアードライヤは作動しているが、出てきたドレン水が圧縮空気配管外へ
排出されていない

以上の2点のうちのどちらかが原因であることがほとんどです。

1の場合は、メーカーやサービス店にご相談されるのがよいと思います

2の場合は、ドレントラップといわれるドレン排出器がドライヤまたは
すぐ近くについている事が多いため、それが正確に作動しているか確認して
下さい。 *ただし吸着式のドライヤにはドレントラップは付いていないことが
多いと思います

とにかくどこか変だなと思われた場合には、すぐに専門業者に相談することを
心がけて頂くのがよいかと存じます。


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ドライヤーの冷媒回収

2015年02月11日 | 修理・メンテナンス
2月も中旬になってしまいました。
1月の中旬には、人生初のインフルエンザにかかってしまいました。
熱が出て会社を休む事も10年以上なかったので、かなり参りました。
ただ幸いなことに他の社員にうつすこともなく私一人で事態は収束したので、
そこだけはよかった事ですね。皆様も本当にお気を付け下さい。


今回はここ最近、偶然ですが、冷凍式エアドライヤの廃棄処分を立て続けに
行ったので、そのことを書こうかと思います。
ドライヤーとはエアーコンプレッサでつくられた圧縮空気中の水分を除去する装置で
コンプレッサに内蔵されていたり、コンプレッサの横に置かれていると思います。

ドライヤーといっても製品によっていろいろな仕組みがありますが、冷凍式と
いわれるドライヤーには冷媒としてフロンが使用されており、フロン回収破壊法
という法律で第一種特定製品となっています。
このフロン回収破壊法という法律は、環境保護のため冷媒フロンをみだりに大気中に
放出させないための法律で、違反すると罰則もありますので必ず守ってください。

具体的にはドライヤーを廃棄処分するときは封入されている冷媒を回収破壊
しなければなりません。冷媒回収は都道府県に登録しているフロン類回収業者が
作業を行い、破壊業者が最終的に破壊します。そしてその回収手続きを工程管理制度
(マニフェスト)にて管理し、最終的にはフロン類回収業者が発行する引取証明書を
所有者は3年間保管しなければなりません。
一般的には冷媒回収破壊には費用がかかり、所有者の負担になります。

ここまで書きましたが弊社はフロン類回収業の登録業者ではありません。
ただ取次者として冷媒回収破壊することは可能ですので、お困りのことが
ありましたら何なりとお尋ねください。


あまり画像の意味はありませんが、日立製のエアードライヤです



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夏季連休のお知らせ

2014年08月09日 | 修理・メンテナンス
今日の名古屋は台風の影響で雨です。
8月の台風というのは珍しいんでしょうか?あまり記憶にありません。
何にしろ大きな災害が発生しないことを祈るばかりです。


さて弊社、誠に勝手ながら8月13日(水)~17日(日) の5日間、休業致します。
大変ご不便をおかけいたしますが、ご了承くださいますようお願いいたします。

本日9日および11日,12日は通常通り営業しております。
お困りの事などありましたらお気軽にお問い合わせください。


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機械の故障回避

2014年07月26日 | 修理・メンテナンス
確実に間違いなく毎年書いていますが、また今年も連日ひどい暑さが続いています。
「今日は気持ちがいい気候ですごしやすいね」などと思ったのはいつの事だったでしょう。
今年の春が懐かしいです。ずっと愚痴を書いても仕方がないので、あと1、2か月は
体調に気を付けつつ、我慢するしかありません。

ただ機械は、我慢ということができませんので、(昔と比較して温度に強くなった機械も
多少はありますが)環境が過酷になれば故障してしまう事になってしまいます。
このところ弊社にもそういった問い合わせを頂戴するようになりました。

これも毎年のように記載していますが、故障を予防するには

・取扱説明書に記載されている使用環境にて使用する
・日常の注意観察管理を怠らない(故障する前には何かしらの変化があるはずです)
・適切な時期に適切なメンテナンスを実施する

事などが大切だと思います。
機械は確実に消耗していきますので、放置しておいても決してよくなる事は
ありません。
故障してからですと、復旧する時間、費用などが甚大になってしまいます。
そうならないためにも何か少しでも気になることがありましたら遠慮なく
お問い合わせください。


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モーターの修理

2014年04月26日 | 修理・メンテナンス
4月になり弊社も新年度を迎えております。といっても、もう4月もほぼ終わりですが。
毎年、いや、いつでも思うことですが、これまで弊社が営業を続けられているのも
お取り先様をはじめてとする皆様や、このブログをご覧いただいて新しくお問い合わせを
頂ける皆様のおかげだと感謝しております。誠にありがとうございます。
これからも皆様のご依頼に精一杯お答えできるよう精進してまいります。


さて話は変わりますが、先日、あるお客様よりモーターから異常音が出ているとの事で
点検致しました。
異音の原因はベアリングと思われたので、ベアリングを交換し、修理は無事完了したの
ですが、取り外したベアリングを見ても悪い個所が見当たりませんでした。
そこでベアリングを分解したところ、内輪部分の玉の軌道面の片側にフレーキングが
発生していました。
はっきりとした原因はわかりませんが、何かが原因で片側に荷重がかかっていたのでは
ないかと推定されます。

油漏れなどは目立ちますが、異常音というのは慣れてしまうと気がつきにくいようです。
こちらのお客様の場合、発見するのが比較的早かったため、大事故になることは
ありませんでした。やはり日常の管理は大切だと感じた次第です。





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