コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

エアードライヤー

2010年04月21日 | その他の機器
記事を更新しない間にすっかり桜の花びらも落ちてしまい、もうすぐゴールデンウィークと
いうところまで来てしまいました。皆さん、お休みは何かご予定はあるんでしょうか。
私は混雑が苦手なんで、この時期にいわゆる行楽地へ行くことがほとんどありません。
毎年、近場に出掛けるだけが多いです。そろそろ近場で行くところがなくなってきました。
名古屋市近郊で、混雑がなくて、いいところがあれば教えて下さい。


さて、あまり関係ない話はこれくらいで、今回はエアードライヤーについてです。

エアードライヤーとは、この名称でも分かる通り、空気を乾燥させる(空気中の水分を除去
する)装置です。圧縮空気中に含まれる水分を除去し、乾燥した空気を供給します。
ですからエアードライヤーは、エアーコンプレッサから出た配管に繋がっていたり、コンプ
レッサに内蔵されていたりします。

エアードライヤーが付いておらず、配管内に溜まったドレンでお困りの方がいらっしゃい
ましたら、ぜひドライヤーを付けて下さい。問題は一挙に解決します。

水分除去の方法は、冷凍機を使ったもの、高分子膜を使ったもの、乾燥剤を使ったもの、遠
心分離を利用したものなど様々なものがありますが、その中で用途や使用環境などにより最
適なものを使用します。




上の画像は、エアーコンプレッサに付属しているドライヤーで冷凍式です。エアーコンプ
レッサに付属しているドライヤーはほとんどが冷凍式です。
冷凍式とは、簡単に説明すれば、空気を冷やすことにより空気中の水蒸気を凝縮させ、水分
を除去している方式です。

画像右側に移っているのが、冷媒(フロンガス)を圧縮している圧縮機です。右側のファ
ンで冷やす構造になっているものが、凝縮器です。下のほうに写っているのが冷却器です。

空気を冷やすのに使っているのが圧縮機であり、フロンガスです。そのフロンガスと圧縮空
気が冷却器で熱交換を行うことにより空気を冷やして水を凝縮させています。

冷凍式ドライヤーは特に部品交換が必要となる定期メンテナンスはありませんが、凝縮器の
フィンの部分は汚れると故障の原因となりますので、定期的にエアーブローなどの清掃を行
って下さい。


よろしければ弊社ホームページもご覧ください
(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/

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