ドレン処理装置とは、オイル式コンプレッサで圧縮空気を作る際に発生するオイル
が混ざったドレンをオイルだけを除去して清水にする装置です。
なぜドレンにオイルが混ざるのでしょうか。
オイル式コンプレッサでは、圧縮空気を作る際、オイルを潤滑剤として使用してい
ます。そのオイルが圧縮空気に微量混入してしまうのです(オイル式コンプレッサ
では段々とオイル量が減っていきます)。
次にドレンとは、圧縮空気を作る時、飽和水蒸気量を超えた空気中の水分がドレン
水として出てくるものです。
つまりそのドレンに微量のオイルが混ざって出てくるのです。
このドレンをそのまま排水溝や河川などに流すとオイルを流している事と同じ事に
なりますので、環境破壊に繋がります。
それを防ぐために、オイルが混ざったドレンを一度ドレン処理装置に通過させ、オ
イルのみを除去し、清水として放流しなければなりません。
ドレン処理方法は、特殊なフィルターにドレン水を通過させ、オイルだけを吸着さ
せる方法があります(他にも様々な方法があります)。
下画像は、フクハラ製のドレン処理装置(LSD型)の油分吸着をするための槽、
LAB槽です。槽の中にフィルタエレメントが詰め込んであります。このフィルタ
は永久に使えるわけではなく、寿命があり、一定量のドレン(オイル)しか処理で
きません。それを超えると処理できないオイルを含んだドレンがそのまま流出して
しまいます。それを防ぐため、定期的に槽を交換します。
画像には写っていませんが、LSD型の場合、その他、DO槽の内部エレメントも
同時に交換します。
(株)フクハラ
http://www.fukuhara-net.co.jp/index1.htm
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(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/