コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

コンプレッサの温度上昇

2011年06月25日 | 修理・メンテナンス
何か一気に暑くなった気がします。ここ名古屋でも連日30℃を超える気温です。
埼玉県の熊谷では昨日39.8℃だったとか…。

気温が高くなると、それに伴いエアーコンプレッサの運転温度も上がります。
その運転温度が上がりすぎると安全装置が作動して停止してしまいます。

空冷機の場合、周囲温度が高過ぎると、コンプレッサ自体には異常がなくても温度上昇
してしまいますので、周囲温度を下げる必要があります(40℃以下が一定の目安です)。
周囲温度がそれほど高くない時でも停止する場合には、冷却器の能力低下の可能性が
ありますので、点検清掃作業が必要となります。

水冷機の場合、周囲温度の影響は空冷機ほど受けません。その代わり、冷却水の温度が
大切になります。適切な水温の冷却水を供給する事が大切です。
冷却水の温度が適温にもかかわらず停止する場合には、空冷機と同様に冷却器の能力低下の
可能性がありますので、点検清掃作業が必要になります。

ただ温度上昇には、それ以外の原因の場合もありますので、やはり日常の点検をしっかりと
行って頂くことが大切だと思います。


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(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/

コベルコオイル式スクリュコンプレッサ

2011年06月13日 | コンプレッサ
沖縄を除き、まだ梅雨の真っ最中ですが、いよいよ暑くなってきましたね(ちなみに
沖縄の梅雨明けは観測史上最速との事です)。今日は梅雨の合間の晴れということで、
名古屋では気温30℃と、いよいよ30℃代に突入です。

エアーコンプレッサにとって夏を乗り切る事はひとつの課題ですが、最近のコンプレッサは、
以前と比べて周囲温度が若干高めでも温度上昇することがないように設計されています。
下画像のコベルココンプレッサは標準仕様で周囲温度45℃でも異常停止する事はありません。
ちなみに日立では周囲温度45℃対応はオプションになります。


コベルコのオイル式スクリュコンプレッサ VS660ADです。
インバータ制御運転なので、省エネも優れています。発売から年数も経っていますので、
機械の信頼性も上がってきました。



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