コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

日立スクリュコンプレッサ75kW オーバーホール

2009年08月31日 | 修理・メンテナンス
一昨日と昨日との2日間で日立スクリュコンプレッサー75kW(水冷)の
オーバーホール整備です。

この画像は、圧縮機本体の整備完了時の写真です。
本来なら全分解したところの画像をアップする予定だったのですが、残念ながら
撮影するのをすっかり忘れておりました。
圧縮機の本体整備は、内部スクリュロータ、ケーシングの点検清掃、ベアリング、
メカニカルシールなどの交換です。組み立てる際にはケーシングとローターのクリ
アランス調整が必要になります。



次の画像はオイルクーラーです。その名の通り、オイルを冷却する装置です。
この機械は水冷式なのでオイルの冷却は水で行います。
この画像も整備完了後の画像です。
オイルクーラー内部には細い銅管が何本も通っており、その銅管の中を水が通り、
その外側にオイルが流れることにより熱交換を行い、オイルの温度を下げます。



以前、別の機種でオイルクーラー洗浄時を撮影した画像を載せます。
内部構造はほぼ同じです。銅管の内部を冷却水が流れて、外側をオイルが流れま
す。この画像は、高圧温水洗浄機で油側の汚れを落としているところです。




よろしければ弊社ホームページもご覧ください
(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/

モーター 7.5kW

2009年08月20日 | 修理・メンテナンス
お盆休みも終わって、皆様も仕事にもそろそろ慣れ始めた頃でしょうか。
まだ暑い日も続きますが、がんばりましょう。





モーターの修理です。

異常運転音発生との事で、引取り修理致しました。
幸いなことに不良箇所はベアリングのみで、その他の箇所は問題ありません
でしたので、ベアリング交換をして修理完了です。



よろしければ弊社ホームページもご覧ください
(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/

異常音点検

2009年08月12日 | 修理・メンテナンス
台風が来たり、地震があったり、災害に遭われた方はさぞ大変だと思います。
心よりお見舞い申し上げます。
名古屋では台風の被害はなかったのですが、地震は震度3と、結構な揺れでした。
その時間は寝ていたのですが、飛び起きてしまいました。
災害は、予期せず突然やってきますので、あらかじめ備えておく事が大切だと
改めて感じました。


昨日、あるお客様より、エアーコンプレッサから異常音が発生しているとの連絡を
受け現地点検にお邪魔致しました。エアーコンプレッサはパッケージスクリュコン
プレッサです。

異音の原因も様々あり、何だろうと考えながら現地へ向かったのですが、原因は
ベルトのスリップ音でした。お客様から修理の猶予も若干頂きましたし、昨日は
ベルトが入手できませんでしたので、改めて訪問をお約束してこの日は終了としま
した。

異常音は、Vベルトのほかにも圧縮機本体の異常、モーターの異常、エアー漏れ、
安全弁の吹き出し、内部補器類の異常作動などがありなかなか判別が付かない場合
があります。そのような時には手遅れとなる前に専門の業者を呼ばれた方が良いと
思います。



よろしければ弊社ホームページもご覧ください
(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/

富士 リングブロー

2009年08月04日 | 修理・メンテナンス
東海地方もようやくの梅雨明けです。昨日は久しぶりに晴れた気がします。
今日も晴れて暑くなりそうです。屋外で作業される方は熱射病に気をつけましょう。



画像は富士のリングブローです。メーカーによってはボルテックスブロワとか
ターボブロワと呼んだりしています。

大きな円形のケーシング内に羽根が入っており、それが回転する事により
圧力エアーを供給します。ルーツブロワと比較して、低圧力ですが、大風量が
得られます。

今回の修理は、過電流で停止したとの事で点検、結果ベアリング不良でしたので、
ベアリングを交換致しました。



よろしければ弊社ホームページもご覧ください
(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/