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コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

コベルコ 油冷式スクリュコンプレッサ

2011年09月02日 | コンプレッサ
台風が近づいています。
今現在(2日朝)の名古屋、会社の周りでは雨も降っておらず、一部には晴れ間も
見られますが、今後の予報では大雨、大荒れのようなので、早いところ防災対策を
しなければなりません。
この影響で仕事のほうも3日の予定を急遽翌日4日に繰り下げて頂いたところもあり、
お心遣いに感謝しております。


下の画像はコベルコ製エアーコンプレッサのSG370AD-6です。出力22kW、
空冷、ドライヤー付、運転制御は標準式のタイプです。
既設機老朽化、ちょうど定期点検のタイミングだったため、更新して頂ける事と
なりました。
ただ、この機種も正式には昨日から新型機へモデルチェンジしており、この型式としては
恐らく最後の販売になると思います。




10月19日、20日にはコベルココンプレッサ製品の展示会が吹上ホールでありますので、
新製品などを実際に見ることができます。お時間ありましたらぜひご来場下さい。


よろしければ弊社ホームページもご覧ください
(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/



コベルコオイル式スクリュコンプレッサ

2011年06月13日 | コンプレッサ
沖縄を除き、まだ梅雨の真っ最中ですが、いよいよ暑くなってきましたね(ちなみに
沖縄の梅雨明けは観測史上最速との事です)。今日は梅雨の合間の晴れということで、
名古屋では気温30℃と、いよいよ30℃代に突入です。

エアーコンプレッサにとって夏を乗り切る事はひとつの課題ですが、最近のコンプレッサは、
以前と比べて周囲温度が若干高めでも温度上昇することがないように設計されています。
下画像のコベルココンプレッサは標準仕様で周囲温度45℃でも異常停止する事はありません。
ちなみに日立では周囲温度45℃対応はオプションになります。


コベルコのオイル式スクリュコンプレッサ VS660ADです。
インバータ制御運転なので、省エネも優れています。発売から年数も経っていますので、
機械の信頼性も上がってきました。



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日立オイルフリースクリュコンプレッサ

2011年05月25日 | コンプレッサ
段々と暖かいというか、暑くなってきましたね。
これからは機械にとっても過酷な季節になっていくことでしょう。

エアーコンプレッサでは、梅雨でドレンが多量に発生し始め、真夏になれば温度上昇の
恐れがあります。本格的に暑くなる前に、一度機械の点検をされたらいかがでしょうか。
弊社のような専門の業者に依頼されても結構ですし、ご自分達の出来る範囲で、クーラーや
フィルタの清掃作業、オイル交換や補充をするだけでも違いはあると思います。


下の画像は、日立オイルフリースクリュDSP22A(22kW)です。
オイルが含まれていないクリーンな空気を圧縮できる機械です。(逆に言えばオイル式は、
圧縮空気中に微量にオイルが混ざっています)。
オイルが含まれていませんので、食品や塗装、精密機械分野で広く使われていますが、
最近では、環境意識の高まりから、それ以外の分野でも段々と使われるようになってきました。





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日立オイル式レシプロ(ベビコン)

2010年03月08日 | コンプレッサ
日立オイル式レシプロコンプレッサ(ベビコン) 3.7P-9.5VD6です。
出力が3.7kW、最高圧力0.93MPa、吐出圧力によりコンプレッサが起動、停止する
タイプ(圧力開閉器式)です。



お客様先に設置してあるベビコンが部品供給停止になって暫く経っていたのですが、そろ
そろメンテナンスが必要な時期になりました。ただ部品がないので充分なメンテナンスが
できません。今のところ大きな異常は認められませんが、今後の故障リスクを避けるため
に、新型に更新して頂ける事となりました。

オイル式のレシプロコンプレッサはこれまで細かい点は改良されてきていますが、基本的
な形状や運転方式などは全く変化がありません。性能、サイズもほとんど変化がありませ
ん。
ただ既設機と比較して標準でモーターが全閉型になっているので、モーターの故障は以前
よりしにくいかもしれません。またベルトカバーが両面にされているのでより安全が考慮
されたものになっています。


ちなみに日立オイル式ベビコンについては → こちら


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日立スクリュコンプレッサ 22kW

2010年01月29日 | コンプレッサ
もう1月も終わりです。この間まで、出社するときはまだまだ暗かったのですが、最近は
かなり明るくなってきました。まだ寒い日も続きますが、季節が春に向かっているのを
実感できます。


今回は新しいコンプレッサを紹介致します。

日立産機システム製のオイル式スクリュコンプレッサー、OSP-22VARNです。最も
省エネタイプといわれているインバータ制御式で出力は22kWです。

あるお客様にて既設備コンプレッサーが故障したため、修理もご検討頂いたのですが、
これを機に省エネタイプに更新頂ける事となりました。後日、入替工事を施工予定させ
て頂いております。




本機の特長であるインバーター制御式は吐出し圧力を一定に制御し、必要な空気量に
合わせてモーターの回転数を制御しますので運転に無駄がありません。
さらに本機の場合、制御圧力を0.45~0.85MPaまで調整できますので、お客様に
最適な使用圧力で運転する事ができます。

<ご参考>
日立産機システム 給油式スクリュー圧縮機
http://www.hitachi-ies.co.jp/products/cmp/screw_oil/index.htm




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スクリュコンプレッサ内部の構造 2

2009年11月28日 | コンプレッサ
前回からの続きです。
日立製オイル式スクリュコンプレッサOSP-37M6Aのご説明です。


オイルタンクです。オイルタンクはほぼどのコンプレッサにも
オイルゲージ(油面計、油量計)が付いています。オイル量が
少ないと温度上昇などのトラブルを引き起こしますので、毎日
点検されるのが望ましいかと思います。
日立スクリュコンプレッサの場合、運転中に油量が朱線間にある
のが適量です。メーカーや機種によっては適量の見方、量が違う
場合がありますので注意が必要です。



圧力調整弁です。これでコンプレッサの吐出し圧力を調整します。
上の黒いハンドルを右回転すれば上限圧力が上昇します。下げたい
場合は左に回します。ただし上げる場合も下げる場合も機種、仕様
により限度がありますので確認が必要です。



全体の構造です。正面から撮影しています。


他にもまだいろいろな役目をする装置がコンプレッサ内部にはあるのですが、
ひとまず今回はこれにて終了です。


ご質問などありましたら、いつでもどうぞお気軽に。
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スクリュコンプレッサ内部の構造 1

2009年11月24日 | コンプレッサ
日立製空冷オイル式スクリュコンプレッサの内部の写真を撮影致しました。
型式はOSP-37M6A、空冷式、出力は37kWです。
若干古い機種ですが、内部の基本構造は現行機種とほぼ変わりありません。
各ユニットについて簡単にご説明致します。


まずは吸込フィルタです。ここからエアーを吸い込みます。
フィルタエレメントでゴミ、埃などがコンプレッサ機械内部に
侵入しないようにしています。画像は内部のエレメントをご覧
頂くために蓋カバーを外してある状態です。



吸い込まれた空気は、まず吸込絞り弁を通ります。画像左側が
吸込フィルタで、画像中央が吸込絞り弁です。
吸込絞り弁は運転中の圧力に応じて、弁が開いたり、閉じたり
無段階で動いて空気吸込量を調整します。空気圧力が低くければ
(消費空気量が多ければ)弁を開き、空気圧力が高ければ(消費
空気量が少なければ)弁を閉じます。
こうして無駄なく吸い込む空気量を調整して、圧縮機本体(画像下側)
に空気が送り込まれます。



圧縮機で圧縮された空気は、オイルと空気が混ざり合った状態です。
その空気からオイルだけを除くのが、オイルセパレータです。画像の
筒状のシルバーのケース内にエレメントが入っています。
エレメントが劣化すると圧縮空気中のオイル混入量が増える事になり
ますので、結果的にコンプレッサ内のオイル量が減少します。
また新品のエレメントでも完全にオイルを捕集するわけではありません
ので、圧縮空気中には若干のオイルが混入しています。


もう少し画像を撮影しましたので、続きは次回にします。


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コベルコスクリュコンプレッサ15kW

2009年11月04日 | コンプレッサ
この間まで、暑い暑いと言っていたような気がするのですが、段々と寒くなって
きましたね。昨日の朝などはこの秋初めて暖房をいれました。思えばもう11月、
今年もあと2ヶ月です。時が経つのは早いものです。


コベルコ・コンプレッサ製のオイル式スクリュコンプレッサです。
吸気調整弁制御式で出力は15kWです。型式はSG230A-6です。
シンプルなタイプで同出力のオイル式スクリュコンプレッサでは、一番リーズ
ナブルなタイプになります。しかし吐出し風量などが劣るわけではありません。

あるお客様にて既設コンプレッサ老朽化のため、更新する事となりました。
修理会社ではありますが、新品を見るのはやはり気持ちがいいです。




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エアーコンプレッサ圧縮機本体

2009年10月21日 | コンプレッサ
先日、オイル式スクリュコンプレッサをオーバーホールさせて頂きました。
以前にもこのブログに似たような記事はアップ致しましたが、今回は分解時に写真
撮影を行いましたので、簡単ですがご覧下さい。


分解前の圧縮機本体部分です。この画像には写っていませんが、
画像左側にモーターが付いています。



分解完了です。
このひょうたん型の空洞内を2本のスクリュ形のローターが高速
回転して大気から吸い込んだ空気を圧縮します。



そのスクリュ形のローターです。オス、メス各1本です。
山、谷になった溝が合わさって、そのスキマを空気が圧縮され
ながら流れてゆきます。


この後、ベアリングなどが組み付けられ、再度、分解前の状態に戻されます。


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日立スクリュコンプレッサ 22kW

2009年07月20日 | コンプレッサ
暑い日が続いていますね。
今日も朝からセミがうるさく鳴いています。梅雨明けはまだだそうですが、実質
明けているんではないでしょうか。




日立産機システムのオイル式スクリュー圧縮機(空冷) OSP-22M6ANです。
出力は22kW、吐出し空気量3.9m3/minです。

あるお客様にて、20年以上前の古い機からの更新です。
以前に御紹介したOSP-22S6ANとの違いは、こちらの機種は停止機能が
付いています。


日立産機システム 給油式スクリュー圧縮機
http://www.hitachi-ies.co.jp/products/cmp/screw_oil/index.htm




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