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コンプレッサー修理会社の機械修理日記

~産業用エアーコンプレッサ、ブロワ、真空ポンプなどの機械修理・メンテナンス会社の日常を書いていきます

コベルココンプレッサ VS695AⅡ-37

2014年03月24日 | 修理・メンテナンス
ほんの1週間前に寒い寒いと言っていたのがウソのように暖かいです。
いつになったら暖かくなるんだと思っていたらついに来ました。
そういえば去年はどんなことを書いていたのか気になってこのブログを
見てみましたが、同じようなこと書いてました。進歩がないのか。
ともかく必ず春は来るんですね。

今回ご紹介するのは、コベルコ製コンプレッサのVS695AⅡ-37です。
オイル式スクリュインバータ制御機で出力は37kWです。

少し前にご紹介したVS425A(22kW)と外形寸法はひとまわり大きく
なっていますが、外観はほぼ同じです。
内部もほぼ同じですが、出力が1.5倍なので、オイルタンクが太くなって
います。





出力22kW,37kWクラスが最も売れている機種だと思います。
そのため信頼度として最も高く、安心して長くお使い頂けると思います。


よろしければ弊社ホームページもご覧ください。
(株)新生エンジニアリング http://shinsei-eng.com/

ご質問などお問合せは
[TEL]052-362-8941
[FAX]052-362-8974
[メール]shiraishi@shinsei-eng.com
までお願い致します。



ロータシャフトの損傷摩耗

2014年02月19日 | 修理・メンテナンス
あるお客様よりスクリュ式コンプレッサーの定期点検(オーバーホール)の
ご依頼を受けました。
機械を弊社に持ち帰り試運転したところ、若干の運転音の異常が認められました。
そして圧縮機本体を分解したところベアリングが若干損傷しており、
そのベアリングとロータシャフトのはめ合い部分が摩耗していました。



画像で赤線で引いた範囲が摩耗しています。ほんのごくわずかの摩耗ですが、
異音が発生する原因となっていました。


今回はこの摩耗した部分を金属溶射して修理しました(修理後の写真を撮り忘れ
てしまいました)。
ベアリング交換組立して、試運転時にはもちろん異音は解消しています。



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Vベルトの張り調整

2013年10月26日 | 修理・メンテナンス
1か月以上、更新が開いてしまいました。
その1か月以上前の記事でも話題にしましたが、10月下旬になっても
まだ台風が日本列島を襲っています。
幸いな事に、ここ名古屋は台風が逸れて風雨も大人しいものでした。
ただ記録では11月下旬でも上陸した台風があったらしい(平成2年の事らしい
ですが全く記憶にありません…)ですので、今年はまだ気を緩めてはいけないかも
しれませんね。

今回の記事は、Vベルトの話です。
弊社のような仕事だと主にモーターと機械(プーリ)に掛け、動力を対象機械に
伝えるための部品としてよく使われています。

Vベルトを取り付ける時には、プーリ同士の芯が合っているか、張り強度は
適正かどうかを注意しなければなりません。
芯が合っていない(上から見て斜めに掛かっている)場合や、強度が適正でない
(ゆる過ぎたり、引っ張り過ぎたりしている)場合は、プーリの溝やベルトが
異常摩耗を起こしたりします。
特に張り強度が適正でない場合は、機械本体側に適正でない負荷が掛かってしまい、
故障を引き起こしてしまうので注意が必要です。

張り強度は、ほぼ必ず取扱説明書に記載してありますので、必ず適正な強度で
使用して下さい。素人判断でなんとなく緩い、きついと判断するのは間違いです。
ご不明な場合はメーカーに尋ねるのがよいでしょう。





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防雨対策

2013年09月16日 | 修理・メンテナンス
今日は敬老の日ですが、皆様はいかがでしょうか。
台風による甚大な被害があった地域の方々にお見舞い申し上げます。
またこれから台風の接近が予想される方々は十分に注意してください。

そこまでの被害はなくても、せっかくの休日が休日が台無しになった方々も多いと思います。
ここ名古屋では午前中に激しい雨が降りましたが、午後には風は強いものの雨はすっかりやんで、
晴れ間がのぞいています。ひとまず自分の周りでは被害はなかったようで一安心です。

数年に1回程度ですが、こういった日に機械が故障したと連絡を受ける事があります。
原因は雨水が機械内部の電気部品に侵入する事による漏電です。

工場内設置の機械や機械仕様が屋外設置品であったりならばまずこういった問題は起きませんが、
屋内仕様品にも関わらず簡単な屋根があるだけの半屋外設置品だと危険性が高まりますので、
注意してください。

また空冷のコンプレッサなどは屋内設置の場合でも排気ダクトを通じて、雨水が入してくる
可能性があります。もし侵入した形跡があるらば、ダクトの見直しが必要になるかもしれません。


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コンプレッサーのメンテナンス

2013年05月23日 | 修理・メンテナンス
このブログをご覧頂いている方達の中にもエアーコンプレッサにメンテナンスなんて必要ない、
動いていれば問題ないと思われている人がいるかもしれません。
確かにご使用している環境によっては、メーカー基準時間以上に運転していても問題ない事は
あると思います。
ただ、問題なく運転しているようでも実際には気付かずに問題が発生している場合があります。

先日、あるお客様エアーコンプレッサーの定期メンテナンスを実施させて頂きました。
その時に吸込みフィルタエレメントを交換しましたが、取り外した吸込みフィルタが
汚れのために潰れていました。



吸込みフィルタは、汚れた空気をそのままコンプレッサーが吸い込まないようにするための
フィルタです。逆にいえば、汚れた空気を吸い込むと問題があるといえます。
上の写真の状態のまま運転すると汚れた空気をそのまま吸い込む事になり、やがてコンプレッサーが
故障してしまう可能性があります。

機種によっては、吸込みフィルタの目詰まりを感知するセンサーを搭載した機種もありますが、
ないものもあります。そのような機種は定期的に状態を確認し、交換の時期が来たら交換を
する事が大切です。

幸いにもこちらのお客様のコンプレッサーに明らかな不具合はありませんでしたが、定期的に
フィルタの状態を確認して頂くようにお願い致しました。


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アネスト岩田製レシプロコンプレッサ

2013年03月19日 | 修理・メンテナンス
前々回の記事で梅の話題をちょっと出しましたが、そこから約2週間、3月も半ばを過ぎて、
あっという間に桜の開花の声も聞こえてきました。今日などはかなり暖かく、もうすっかりと
春です。この暖かさならきっとすぐに桜も満開となるのでしょうが、きっとまだ寒い日も
あるんでしょうね。


さて今回ご紹介するのは、アネスト岩田製のオイル式レシプロコンプレッサです。
型式は、TLP37E-10(3.7kW)です。



出力こそ違いますが、前々回の記事で紹介しました日立産機システム製のコンプレッサと
仮に出力が同じならば性能もほとんど同じです。

ちなみにこちらが日立産機システム製コンプレッサです。


アネスト岩田製と色こそ違いますが、外観的にはほとんど変わりありません。
どちらも良い機械なので、どちらが良いとはなかなか言えません。購入をご検討されている方が
いらっしゃるならば、どちらを選んでも正解だと思います。
ご要望によってはどちらが良いのか選択も可能ですので、ご不明な点などありましたら
お問い合わせください。


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ベアリングの損傷 主軸の摩耗

2013年03月12日 | 修理・メンテナンス
修理を仕事としていると日々いろいろな機械の様々な故障に遭遇します。

あるお客様よりエアーコンプレッサーの運転音が大きくなってきたとの連絡があり、
確認にお邪魔したところ確かに運転音が大きく、その原因が圧縮機本体に
ありそうでしたので、引取りし分解しました。

そうしたところベアリングが損傷しており、さらにそのベアリングと
主軸のはめ合い部分が損傷し摩耗していました。




こうなってしまうとそのまま通常のメンテナンスのようにベアリングを交換して
修理完了とするわけにはいかず、摩耗した部分を金属溶射して修理するか、
主軸の交換が必要となりま
す。今回はお客様に状況をご確認頂き、主軸を修理することとなりました。


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荏原ポンプ修理

2013年02月09日 | 修理・メンテナンス
弊社ではポンプのメンテナンス、修理もさせて頂いております。

ポンプと一言でいっても様々な種類があり…などど簡単に書けないくらいその種類や
用途も様々なポンプがあります。対象となる流体の種類や使用される場所、使用目的などに
よって数えきれないくらいの種類があると思います(メーカーもコンプレッサとは
比較にならないくらいたくさんあります)。恐らく私が知っているのは、その1/100にも
満たないでしょう。

ただ私共が多く携わらせて頂いている業界、主に製造業で最も一般的でよく見るポンプは、
下画像のようなポンプではないかと思います。




清水に使用される陸上設置型のポンプで渦巻型などと呼ばれています。工場などでは給水や
冷却用循環水などの目的で使われる事が多いようです。

今回は運転音異常との事でお客様より弊社に引取りし、内部のベアリング、主軸、グランド
パッキン等を交換致しました。ちなみにこれは荏原製作所製のFS型のポンプです。


寒い日が続きますが、皆様におかれましてはお風邪など召されませぬようお体にお気をつけください。

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コベルココンプレッサ オーバーホール

2013年01月14日 | 修理・メンテナンス
今日は全国的に大荒れの天気で、大変な方も多いのではないかと思います。
ここ名古屋は幸いなことに雨が少し強いくらいで大事にはなっていません。
そういえば今日は成人の日です。成人の方々には少し残念な天候ですが、後々には
かえって思いで深い日になるかもしれませんね。ちょっと無責任発言でしょうか。


少し前ですが、あるお客さまにてコベルココンプレッサVS410Aのオーバーホールを
させて頂きました。オーバーホールとは通常の年1回の整備のなかでコベルコでいえば
6年目に実施する整備です。通常内容の整備+圧縮機本体、モーター、インバータの
整備などを行います。
なので、時間が通常の整備と比べて倍以上かかります。またほぼ全分解する事に
なりますので、設置場所が狭いなど現地で整備できない場合は、弊社に持ち帰って
整備する事になります。今回は持ち帰り、土、日曜の2日間で整備を実施させて頂きました。



無事作業も完了し、現在正常に稼働しています。


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ドライヤーの冷媒フロンガス回収

2012年11月16日 | 修理・メンテナンス
前回の記事で「『今日も寒いねー』になるんでしょう…」と書きましたが、
今日は当たり前のように寒いですねえ。朝来ましたら会社の温度計が10℃を
下回っていました。これからまだ例年通りどんどんと寒くなっていくんでしょう。

先日あるお客様にてドライヤー不調のため、新品に更新させて頂きました。
冷凍式ドライヤーには冷凍機が内蔵されており、冷媒にはフロンガスが使われて
います。このフロンガスはご存知のようにオゾン層の破壊に関係しているため、
廃棄するからといってこのまま処分する事は出来ず、フロンガス回収業者に
依頼して回収破壊をしてもらわなくてはいけません。

という事で回収業者にフロンガスを抜き取ってもらいました。




環境を守る事は大切です。


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