石井信平の 『オラが春』

古都鎌倉でコトにつけて記す酒・女・ブンガクのあれこれ。
「28歳、年の差結婚」が生み出す悲喜劇を軽いノリで語る。

月光の旅

2009-10-27 03:42:37 | 
旅ゆけば 遠き道のり

海原の はるか彼方に

いさり火の げにもいとうし

ほの白き ひかりに酔いて

ほほおつる 月のしずくは

なみだ色 げにもはかなし

ゆくりなく今宵の恋路

独り寝の しじまのそこひに

肌をうつ 波の声のみ

君が手は いずこにありや

その声は 遠きにありや

ふりあおぐ 空の深みに

さえざえと 明けの明星



ほのしろい ひかりに酔いて 夢山河
       こころは濡れし旅行きの宿

          石井信平

(1999年6月)


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