いよいよ、衆議院選挙の投票日が明日に迫りました。
ここまで来れば候補者は、あとは従来通りの「どぶ板」で
最後の追い込み、といったところなのでしょうが、やはり
言うべきことは言っておきたいと思い、もう一度小泉「改革」
について触れたいと思います。
郵政三事業は、基本的に事業収益で経費が賄われています。
現状では、民営化で「経費削減」にはなりません。
政府の試算では、現状の公社のままなら当面黒字を確保でき
ますが、民営化すれば法人税、固定資産税や預金保険料等
が負担となり、大幅赤字を計上することは必至です。
赤字が増えれば、法人税は入ってこなくなります。
固定資産税は変わりませんが、経営が苦しくなれば当然、
税金対策として店舗の統廃合も検討されるでしょう。
つまり、「財政に寄与」も「全国ネットワークは維持」も、今の
政府案では全く実現の見通しが無いわけです。
もちろん、現状維持でも事業がジリ貧になって、将来赤字に
なる恐れはありますが、民営化しさえすれば免れるわけでは
決してないのです。
また、郵貯・簡保の収益率や、民営化後の経営見通しを考える
と、民間金融機関以上のサービスを提供できるとはとても思え
ません。つまり、今より間違いなくサービスは低下します。
下手をすれば、経営破綻→公金投入という最悪のシナリオを
たどる可能性も否定できません。
そもそも、「民営化」は、経営改善を民営化後の企業に「丸投げ」
するわけで、これっぽっちも政府自身の「改革」ではありません。
いわばトカゲの尻尾切りで、他の部門は決して改善されません。
もし本当の「改革」を断行したいのなら、政府自身が不採算事業
の縮小・廃止や人員削減に乗り出すべきでしょう。国債ももっと
減らすべきでしょう。何より、議員定数の見直しや議員年金廃止
など、自分たちの決断ひとつでできる身近な「改革」に率先して
手を付ける覚悟が必要です。
「小さな政府」が政府与党の合言葉となっていますが、ならば
なぜ増税なのか、もっと説明が要るのではないでしょうか。
国家財政が危機的状況ならば、先の年金法改正を「百年安心の
改革」などと自画自賛してる場合ではないはずです。
それに、小さな政府=健全な国家とは限りません。戦前の日本
だって、軍事に特化した「小さな政府」でした。
小さければいいのではなく、何にどうお金を使うのか、しっかりと
見極めなければなりません。
明日は全国的に雨が降るようです。事前に騒がれたほどには
投票率が伸びないかも知れません。
支持基盤が崩れつつある自民、都市部で支持を失いつつある
民主、どちらに転ぶのでしょうか。公明党の組織票がやはり
物を言うのかな?
ここまで来れば候補者は、あとは従来通りの「どぶ板」で
最後の追い込み、といったところなのでしょうが、やはり
言うべきことは言っておきたいと思い、もう一度小泉「改革」
について触れたいと思います。
郵政三事業は、基本的に事業収益で経費が賄われています。
現状では、民営化で「経費削減」にはなりません。
政府の試算では、現状の公社のままなら当面黒字を確保でき
ますが、民営化すれば法人税、固定資産税や預金保険料等
が負担となり、大幅赤字を計上することは必至です。
赤字が増えれば、法人税は入ってこなくなります。
固定資産税は変わりませんが、経営が苦しくなれば当然、
税金対策として店舗の統廃合も検討されるでしょう。
つまり、「財政に寄与」も「全国ネットワークは維持」も、今の
政府案では全く実現の見通しが無いわけです。
もちろん、現状維持でも事業がジリ貧になって、将来赤字に
なる恐れはありますが、民営化しさえすれば免れるわけでは
決してないのです。
また、郵貯・簡保の収益率や、民営化後の経営見通しを考える
と、民間金融機関以上のサービスを提供できるとはとても思え
ません。つまり、今より間違いなくサービスは低下します。
下手をすれば、経営破綻→公金投入という最悪のシナリオを
たどる可能性も否定できません。
そもそも、「民営化」は、経営改善を民営化後の企業に「丸投げ」
するわけで、これっぽっちも政府自身の「改革」ではありません。
いわばトカゲの尻尾切りで、他の部門は決して改善されません。
もし本当の「改革」を断行したいのなら、政府自身が不採算事業
の縮小・廃止や人員削減に乗り出すべきでしょう。国債ももっと
減らすべきでしょう。何より、議員定数の見直しや議員年金廃止
など、自分たちの決断ひとつでできる身近な「改革」に率先して
手を付ける覚悟が必要です。
「小さな政府」が政府与党の合言葉となっていますが、ならば
なぜ増税なのか、もっと説明が要るのではないでしょうか。
国家財政が危機的状況ならば、先の年金法改正を「百年安心の
改革」などと自画自賛してる場合ではないはずです。
それに、小さな政府=健全な国家とは限りません。戦前の日本
だって、軍事に特化した「小さな政府」でした。
小さければいいのではなく、何にどうお金を使うのか、しっかりと
見極めなければなりません。
明日は全国的に雨が降るようです。事前に騒がれたほどには
投票率が伸びないかも知れません。
支持基盤が崩れつつある自民、都市部で支持を失いつつある
民主、どちらに転ぶのでしょうか。公明党の組織票がやはり
物を言うのかな?