「国会で、低劣な言葉遣いが与野党に見られる」
自民党の武部幹事長は24日の記者会見でこう嘆いた。
きっかけは、自民党の片山さつき衆院議員が19日の党首討論の
感想を求められた際、民主党の前原代表について「何回も言った
話を、こいつも言っているなあという感じ」などと話し、その様子が
テレビで報じられたことだった。
「こいつ」発言に怒った民主党の野田佳彦国会対策委員長は
21日の記者会見で、片山氏らのことを「しつけができていない
小泉チルドレン」と呼び、「彼らの座る席はチャイルドシートだ」などと
揶揄(やゆ)した。
武部氏は「品位を疑う」と野田氏を批判する一方、片山氏の発言に
ついても「厳に慎むべき言葉だ」と指摘。
「国民の代表の自覚を持って美しい日本語を使うように気を付け
なければいけない」と強調した。自身も失言で批判された経験がある
だけに、「私も気を付けます」と結んだ。 [読売新聞]
生で見てないので把握できてない部分もありますが、野田氏の発言
はなかなか上手いなぁというのが私の率直な感想です。
この程度のブラックユーモアを受け容れられないなら、どうして首相の
「人生いろいろ」発言が許せるのか全く分かりません。
自民党は人は大分入れ替わりましたが、心までは一新できていない
ようです。
片山氏にしても、「国民の代表」以前の問題でしょう。こんな人が財務
省の主計官だったわけですから、官僚が庶民をどう認識しているか
わかったもんじゃない、と批判されても仕方ないですよ。
「小泉チルドレン」は元々メディアが命名したものです。かつて社民党の
辻本清美議員らが「土井チルドレン」と呼ばれたのの二番煎じですけど。
野田氏はそれを上手くひねっただけで、批判するならまずメディアから
でしょう。自民党は先の衆議院選の最中に、「刺客」という言葉を使うな、
とメディアに食ってかかってたくらいですから。
(もっともこの「刺客」の由来は、小池環境相を最初の対立候補に決めた
翌日の閣議前に、首相らが「あずみ」だの「くの一」だのと囃し立てた
ことにあったのですが・・・)
メディアを利用するだけしておいて、都合が悪い部分は規制する、という
態度を見事に露呈してくれたその一件を、有権者は看過して自民党に
投票しちゃいましたから、「メディア規正法」の成立は時間の問題でしょう。
「共謀罪」は先送りされそうですが、世の中どんどん悪いほうへ流れて
いるように見えてなりません。
自民党の武部幹事長は24日の記者会見でこう嘆いた。
きっかけは、自民党の片山さつき衆院議員が19日の党首討論の
感想を求められた際、民主党の前原代表について「何回も言った
話を、こいつも言っているなあという感じ」などと話し、その様子が
テレビで報じられたことだった。
「こいつ」発言に怒った民主党の野田佳彦国会対策委員長は
21日の記者会見で、片山氏らのことを「しつけができていない
小泉チルドレン」と呼び、「彼らの座る席はチャイルドシートだ」などと
揶揄(やゆ)した。
武部氏は「品位を疑う」と野田氏を批判する一方、片山氏の発言に
ついても「厳に慎むべき言葉だ」と指摘。
「国民の代表の自覚を持って美しい日本語を使うように気を付け
なければいけない」と強調した。自身も失言で批判された経験がある
だけに、「私も気を付けます」と結んだ。 [読売新聞]
生で見てないので把握できてない部分もありますが、野田氏の発言
はなかなか上手いなぁというのが私の率直な感想です。
この程度のブラックユーモアを受け容れられないなら、どうして首相の
「人生いろいろ」発言が許せるのか全く分かりません。
自民党は人は大分入れ替わりましたが、心までは一新できていない
ようです。
片山氏にしても、「国民の代表」以前の問題でしょう。こんな人が財務
省の主計官だったわけですから、官僚が庶民をどう認識しているか
わかったもんじゃない、と批判されても仕方ないですよ。
「小泉チルドレン」は元々メディアが命名したものです。かつて社民党の
辻本清美議員らが「土井チルドレン」と呼ばれたのの二番煎じですけど。
野田氏はそれを上手くひねっただけで、批判するならまずメディアから
でしょう。自民党は先の衆議院選の最中に、「刺客」という言葉を使うな、
とメディアに食ってかかってたくらいですから。
(もっともこの「刺客」の由来は、小池環境相を最初の対立候補に決めた
翌日の閣議前に、首相らが「あずみ」だの「くの一」だのと囃し立てた
ことにあったのですが・・・)
メディアを利用するだけしておいて、都合が悪い部分は規制する、という
態度を見事に露呈してくれたその一件を、有権者は看過して自民党に
投票しちゃいましたから、「メディア規正法」の成立は時間の問題でしょう。
「共謀罪」は先送りされそうですが、世の中どんどん悪いほうへ流れて
いるように見えてなりません。