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Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

今シーズンも、もう終わり

2005年09月29日 23時59分18秒 | 趣味
日本のプロ野球は、昨日でパ・リーグの全日程が終了しました。
3位のライオンズは、67勝69敗、勝率.493で、首位ホークスから
23ゲーム差離されてのプレーオフ進出です。
もしこれでプレーオフに勝ったら、批判続出でしょうね。
米国メジャーリーグでもパドレスが地区優勝を決めましたが、
勝率5割を超えるかどうかまだわかりません。
こちらは地区制を採っているため仕方の無い面もありますが、
日米共に、後味の悪いポストシーズンになりそうです。
セ・リーグでは今日、タイガースが2年ぶりの優勝を決めました。
今日はテレビを見ていないので、大阪の様子はわかりませんが、
地方が盛り上がるのはいいことです。
下柳投手が14勝目を挙げて黒田投手と並んだので、ちょっと
残念ですが。
ジャイアンツが敗れてカープは引き分けたので、カープの最下位
マジックは2のままです。まあ、最下位でもいいんですけど。
結局今年は、市民球状に行かずじまいでした。
雨で流したベイスターズ戦が1試合残っているので、(日程が
まだ決まっていないのですが)最後に見に行こうかな。


ストーブリーグ

2005年09月26日 23時18分28秒 | 趣味
イーグルスの田尾監督の解任が報道されていました。
100敗こそ免れたものの散々な成績ですから、何らかのけじめは
付けなければいけないのでしょうが、岩隈投手と磯部選手を除けば、
バファローズに残れなかった1軍半以下の選手と、他球団のリストラ
組の寄せ集めという戦力を考えると、1年目から結果を求めるほうが
おかしいという気がします。
ファンだって、今年に関しては勝ち負けをある意味度外視した応援を
していたと思いますし。「成功者」オーナーの度量の無さの指摘も、
あながち的外れではないかも。
少なくとも、目先の白星ではなく、来期につながるものを残せたか
どうかを見極めたうえでの人事には見えません。後任として大物の
名前が噂されていますが、そこが見えていなければ誰に代えても
結果は同じだと思うのですが。当初「ポケットマネー発言」までして
おきながら、結局大した補強もしなかったわけですし。

フロントの責任という点では、連日メディアを騒がせたジャイアンツも、
扱いは地味ですが我がカープも、同様です。
そのカープ、来期は92~94年に在籍したマーティー・ブラウン氏が
監督の最有力候補、との情報が流れています。球団も、外国人の
可能性を否定はしていません。選手としては1年目の4月以外、
パッとした成績は残していませんが、退団後米国マイナーリーグで
指導者として実績を残し、ラロッカら日本向きの良い選手をカープに
入団させるなど、期待の持てそうな人物です。
個人的には、現ヘッドコーチの三村氏が好きなんですけど、監督と
一緒に引責辞任するそうで、バファローズが仰木監督の後任として
三村氏に就任要請をしたという情報も飛び込んできました。
スワローズも古田選手に「監督兼任」を打診したそうで、ということは
若松監督も辞任するんですね。

しかし、毎年この時期(しかもシーズンが終わる前から)こういう話題
で盛り上がるのは、いかがなものかという気もします。
まあ、星野阪神SDの巨人監督就任をファンが阻止したという事例も
ありますから、一概に否定はできませんが、メディアも興味本位の
スクープ合戦的報道は控えてもらいたいですね。

有川貞昌氏 死去

2005年09月25日 23時40分27秒 | 趣味
 有川貞昌氏(ありかわ・さだまさ=映画特撮監督)22日、肺がんのため死去、
 80歳。通夜は26日午後6時、葬儀・告別式は27日午前11時、東京都渋谷区
 西原2の42の1、代々幡斎場で。喪主は長男、潤(じゅん)氏。

 昭和29年「ゴジラ」第1作で特撮カメラを担当したほか、数多くの東宝映画で
 特撮監督などを務めた。テレビ「ウルトラマン」などの特殊技術も手掛けた。

 (産経新聞 09/25 05:00)

日本の特撮を支えてきた偉人が、また一人世を去りました。
今はCGで何でもできちゃいますが、何も無かった時代に円谷英二監督の下、
一から作り上げていった職人でした。
KAWADE夢ムック 『円谷英二 生誕100年記念』(河出書房)に載っている
インタビュー記事に、有川氏と円谷監督の功績が詳しく出ています。

明日はお休みなので、久しぶりに『ゴジラ』のビデオを見ようかな。

野村選手、お疲れさま

2005年09月17日 01時30分11秒 | 趣味
広島カープの野村謙二郎選手の引退会見が、昨日行われました。
6月に2000本安打を達成しましたが、その後は出場機会が激減。
闘志を前面に出す人だけに、ベンチにいてはモチベーションを維持
できなかったようです。カープのチーム状態や、野村選手の体調を
考えれば、若手起用は致し方なかったでしょうが、一塁コンバートが
逆に野村選手を使いづらくさせたのではないかと、山本采配には
最後まで疑問を持たざるを得ませんでした。
これで、91年の優勝時メンバーがまたひとり、グランドを去ります。
緒方選手、前田選手、来年も頼みますよ。佐々岡投手、浅井選手、
今年の借りを返して、健在ぶりを見せて下さい。
いきなり優勝は無理でも、来年こそは上位争いを見たいです。

会見では「チーム、ファン、球場の三つの日本一を実現できるように、
微力ながら、何かできればいい」と、将来の監督就任も匂わせる、
嬉しい発言もありました。指導者教育を受けるためにアメリカ留学を
希望している、との情報もあります。ぜひ頑張ってほしいです。

そういえば、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)への参加決定
のニュースも入ってきました。
今年の成績からすると、黒田投手と新井選手の出場が濃厚です。
大舞台に強い2人なので、活躍して、来期につなげてほしいです。
「日の丸チーム」は好きじゃないですが・・・


炎のストッパー

2005年07月19日 22時54分36秒 | 趣味
早いもので、明日はもう十三回忌です。
1993年7月20日、元広島カープの津田恒美投手が、脳腫瘍のため
亡くなりました。享年32歳。その日の夜、オールスター戦の中継を
通じて、全国のプロ野球ファンに訃報が報じられました。

南陽工高校時代に春夏2度甲子園のマウンドに立った津田は、夏の
大会の天理高校との対戦で、一瞬の迷いから投じたカーブを本塁打
されて敗れてしまった経験から、「弱気は最大の敵」を座右の銘に、
直球一本の強気のピッチングを貫き通しました。
1982年ドラフト1位でカープに入団。11勝を挙げて球団初の新人王を
獲得しました。しかし、人並み外れた速球を投げるがゆえに、ルース
ショルダー、指の血行障害といった故障に苦しみます。そして世界で
初めて血行障害治療の手術を受けたのも彼でした。その後数多くの
スポーツ選手が手術を受けるようになったのは、彼の功績です。
1986年、救援投手として復活。リーグ優勝に貢献し、カムバック賞を
受賞しました。この年の、史上初となる8戦の日本シリーズも、忘れ
がたい名勝負です。
1988年は10試合以上のサヨナラ負けを喫し、「サヨナラの津田」の
汚名を受けたこともありました。しかし翌89年、12勝28セーブを挙げ
セーブ王と最優秀救援投手賞に輝きました。
ジャイアンツにはよく打ち込まれてましたし、東京ドームでサヨナラ
押し出し四球なんてのもありましたし、私も「巨人の守護神」なんて
揶揄したこともありましたが、相手にわかっていても、直球で真っ向
勝負を挑む「炎のストッパー」の姿に魅了されていました。
(結果に関しては、ハラハラドキドキ、時にはがっかりでしたが)
現役最後のマウンドとなった'91年4月14日の巨人戦は、TVで見て
ました。単に調子が悪い以上の何かを感じながらも、まさかもう二度
と彼の勇姿を見ることが無いとは思わず、逆転負けを悔やむばかり
でした。その年の奇跡の逆転優勝(そして今のところ最後の優勝)の
陰に、彼の病気と、彼のためにチーム一丸となって戦っていたという
ドラマがあったことを知ったのは、彼の死後、NHKが放送した特番に
よってでした。

津田恒美に関しては、そのNHKスペシャルを単行本化した
『もう一度投げたかった』(山登義明・大古滋久 共著 幻冬社文庫)
と、後に岸谷五朗・石田ひかり主演でドラマ化された
『最後のストライク』(津田晃代 著 幻冬社文庫)
の2冊がお勧めです。

それにしても、彼のような投手はもう現われないのでしょうか。
(先日、ホークスの松中に3発打たれたライオンズの松坂は、ちょっと
近いものがありましたが)
低迷するカープの弱体投手陣を引っ張ってくれる投手がいたらいい
のにな・・・。

祝 野村選手2000本安打

2005年06月24日 23時10分19秒 | 趣味
広島カープの野村謙二郎選手が、昨日見事に、2000本安打を
達成してくれました。
伴侶と娘が義母に電話をしている隙に、ちょっとテレビを付けて
みたら、ちょうど野村選手の打席で、打ってくれそうな気がして
見てたら本当に打ってくれました。「歴史的瞬間」を生で見れる
(テレビですけど)って、嬉しいですね。
ヤクルトのラミレス選手は、途中で打球を追うのをやめたように
も見えましたが・・・(笑)
1987年11月、私が修学旅行で初めて広島を訪れた時に、野村
選手がドラフト1位指名されたのをホテルのテレビで見ました。

ソウル五輪の代表メンバーで、'88年秋のドラフト一位指名。
ヤクルトの古田と同期なんですよね。それからもう17年。お互い、
年をとったというか・・・。
最も印象に残ってるのは、'95年だったか、駒大の後輩の河原
投手(当時巨人-西武)のプロ初登板の試合で、見事に先頭
打者ホームランを放った場面です。
もう1つ忘れられないのが、「メイクドラマ」に沸いた'96年、足首
を骨折していたにも関わらず、優勝争い&故障者続出のチーム
のために出場し続けたことです。結果的に優勝は逃し、彼自身も
かつてのように走れなくなってしまいましたが、チームリーダーと
しての責任を十二分に果たしてくれた姿に感動しました。
なんたって、33試合連続安打の日本記録を持つ高橋慶彦でさえ
達成できなかった大記録だもの。(カープでは、衣笠祥雄、山本
浩二に続いて3人目) すごいことです。
あと何年現役でいられるかわかりませんが、頑張ってほしいです。
前田智徳選手にも、ぜひ続いてほしいですね。

どうなる新球場?

2005年06月18日 23時02分33秒 | 趣味
このところPCが不調のため、更新が滞っております。
しばらくこの状態が続きますが、ご容赦ください。

広島市が現在の広島市民球場に代わる新球場を、東広島駅貨物
ヤード跡地(広島市南区)に建設する方針を固めた、というニュース
が15日に報じられました。
米デベロッパー「サイモン・プロパティ・グループ」を中心とする
日米企業体「チーム・エンティアム」が、ヤード跡再開発コンペに
応募した新球場建設計画が、サイモンの撤退によって頓挫して以降、
現在地建て替えを求める声が高まっており、市を含む官民14団体の
トップでつくる「新球場建設促進会議」が先頃、現在地建て替えを
第一候補としたばかりにも関わらず、です。
市は、独自調査の結果、現在地建て替えでは安全面、工期、事業
費、観客席の減少などの問題が生じることがわかったため、として
いますが、なぜ今ごろになってそのような問題を持ち出すのか、疑問
です。初めからヤード跡建設を目論んでいた、と見られても仕方あり
ません。市は利用・売却の見通しの立たない遊休地を多数抱えてい
ますし、財政も危機的状況だし、現在地は元々「公園」の一部だから
移転しても再開発の必要はないし、ヤード跡に新球場ができれば、
破綻寸前の駅前再開発にも好影響が見込めるし・・・やっぱりね。
いくら「根回しは嫌い」といっても、検討の過程が不透明だと、
秋葉市政は市民の共感は得られないと思います。

私は現在地建て替えが望ましいと思います。
第一の理由は、カーフ球団と市民球場は、広島復興の象徴として、
平和公園と一体であるべきだからです。
第二の理由は、広島の交通網が紙屋町が中心になっているから
です。遠方からのリピーターはそんなに多くは望めませんし、それ
を期待するなら、屋根架けにしなければ意味がありません。
市民球団の元祖として、まずは市民を大事にすべきで、それに水を
差すような新球場なら、造らないほうがましです。

それにしても、交流戦でこけまくったカープ、これから大丈夫かな?
(交流戦ではパの球団は、巨人戦など注目カードに力を入れるから、
 カープは有利だ、という前評判だったのですが・・・)
新球場建てたはいいけど、カープは弱いし客も入らない、なんてこと
では困りますけど。

西鉄ライオンズ

2005年05月11日 22時35分39秒 | 趣味
今日のプロ野球交流戦ホークス-カープ戦で、元西鉄ライオンズの池永正明氏が
始球式をされてました。
最近よくスポーツニュースで取り上げられてましたので、野球ファンなら多少は
ご存知かと思いますが、「黒い霧事件」と呼ばれる八百長疑惑に絡んで球界から
永久追放処分を受け、先ごろようやく復権された方です。
西鉄といえば、巨人相手の三連覇がオールドファンには語り草になってますが、
それよりずっと後の弱小球団に成り下がった時期に、入団6年目で通算103勝を
挙げながら、事件に巻き込まれて選手生命を絶たれた悲運のエースでした。
その場で金を突き返せず預かってしまった、という事情があったにせよ、野球で
八百長なんて、やろうと思ってできるものじゃないんですけどね。
「球界の危機」を乗り切るために捨て石にされたんじゃないかと思ってしまいます。
(そういえば、去年も似たようなことがあったっけ)
江川入団の「空白の一日事件」とか、桑田の登板日漏洩疑惑とか、ダイエーの
スパイ疑惑とか、強いチームの問題は曖昧に終わってますし。
まあ、それはともかく、池永さんには思う存分野球を楽しんでもらいたいです。
ずいぶん苦労されたようですので、これからいいことがあるようにと願ってます。

私は残念ながら、西鉄ライオンズをリアルタイムで見た世代ではありませんが、
ホークスが来るまでの福岡には、ライオンズの名残みたいなものがありまして、
カープファンの私も知らず知らずそういうものを受け継いでおりました。
で、たまたま西鉄ライオンズOBの親善試合を見る機会があって、それ以来、
隠れ「西鉄ファン」なのであります。
「伝説」はあくまで「伝説」で、美化されたところもあるのかも知れませんが、
最近のプロ野球のつまらなさを打破する、往年の西鉄のようなすごいチームが
出てきてほしいものです。(楽天じゃ無理ですね)

交流戦

2005年05月07日 22時50分11秒 | 趣味
プロ野球のセパ交流戦が、とうとう始まりました。
ん? 楽天って、正式名称は東北楽天ゴールデンイーグルスだっけ?
じゃあ、楽天-巨人って、「GG対決」なんだ・・・。

私のひいきの広島カープは、ライオンズとの対戦でして、
'86年、'91年と日本シリーズで敗れた因縁の対決ですので
あまり新鮮さを感じないからか、いまいちって感じがしてます。
TVの視聴率は多少上がるのかもしれないけど、
去年あれだけ騒いだあげくの「改革」の目玉がこれじゃ、
プロ野球の行く末が思いやられます。
(決してカープが負けたからひがんでるのではありません)

6連戦が6週間続く過密日程は、選手がかわいそうだなぁと思います。
移動を考えると、結局首都圏の球団が有利ですもんね。
ファンとしてはカープの戦いぶりに不満もありますが、
前評判の低さを考えれば健闘しているといえるので、ケガ人だけは
出さないように頑張ってほしいものです。

夕凪の街 桜の国

2005年04月25日 23時16分05秒 | 趣味
日本人はまんが好きだとよく言われますが、どうも私は苦手でして、
(やっぱり「非国民」なのかな?)
活字だったらいくらでも読めますし、少々高い本でも興味を引けば
躊躇せず買って読むほうなのですが、まんがとなるとなぜか、
自分で選んで読もうという気が起こらないのです。
いま我が家にあるいくつかのまんがも、元々伴侶が持っていたものか、
親や友人が読ませてくれて気に入ったので買ったものばかり。
たまにコンビニで週刊誌を立ち読みしてみたりしますけど、
面白いって思えるまんがに出会うことってまずないですね。

さて、タイトルの『夕凪の街 桜の国』ですが、
こうの史代という方の「ヒロシマ」をテーマにしたまんがです。
中国新聞では何度も紹介されていて、気には留めていたのですが
やっぱり手を出せずにいたところ、先日友人のブログに
この本の感想が書かれていたのを読みまして、(こちらを参照)
「あ、これは読まなきゃいけない」と思い立ちました。
幸い広島には「まんが図書館」という便利なものがありまして、
1週間ほどの予約待ちの末、借りて読むことが出来ました。

『夕凪の街』は被爆10年後の広島での、ある女性の恋の物語、
『桜の国』2編は、彼女の姪たちの物語で、いずれの話にも
「ヒロシマ」が影を落としています。
新聞等では『はだしのゲン』と比較したコメントが目立ちましたが、
ややピント外れの観がありました。
確かに『はだしのゲン』のほうは、特に物語の中盤以降、
ゲンを通して作者の思想が語られる党派色の強い作品ではありますが、
基本テーマは「ヒロシマの怒り」だと思うんですよね。
それが、戦後のある時期まではある程度受け入れられていたけれど、
世代が変わり、戦争の記憶が薄れるとともに、共感されなくなってきた。
だから『はだしのゲン』では物語の前提となっていた共通認識を、
「戦争を知らない世代」のために改めて提示し直したのが、
この『夕凪の街 桜の国』だと私は受け止めました。

いま風のタッチで、淡々と展開される話ですが、よく見ると
細かいところまで丁寧に、そして正確に描かれています。
読むだけでなく、ぜひこの本を持って広島をその目で見に来てほしい、
そう言える一冊です。