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Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

うさぎ!

2005年11月20日 20時16分37秒 | 趣味
風邪のおかげで、まとめて本を読む時間が取れています。まだ頭痛がひどく、
娘の相手もしなければならないので(娘もまだ治ってないのですが、何事も
無いかのように朝から遊んでいます。)、そんなにたくさんは読めませんが。
読んだ中に『子どもと昔話』という雑誌があります。この本の最新号から、
「うさぎ!」という物語の連載が始まりました。作者はなんと、小沢健二。
新潟大学の教授をはじめ、同姓同名が多い名前ですが、雑誌の編集長が
父親の小澤俊夫氏であり、何よりタイトルからして「あの」小沢健二に間違い
無いだろう、とファンの間では噂になってました。
1話目は導入の説明文といった感じで、読んで聞かせる話ではなさそうです
が、「貧しい銅山の国」と「豊かな国」、そして「大きなお金の塊」の中に住んで
いてその塊を大きくすることだけを考えてる「灰色」と、ファンタジーの基本は
ちゃんと押さえてあって、今後の展開が楽しみです。
アルバム「LIFE」のような「オザケンワールド」を期待していた人は、一見普通
の文体にがっかりするかも知れませんが、斜に構えたような視点で世の中を
皮肉って見せる、知性の光る表現は、小沢健二ならではです。
かつて「音楽ドロボウ」と罵られたこともありますが、作詞に関しては人並み
外れたセンスの持ち主だった彼の才能は、長いブランクの間にも錆びついては
いなかったようです。
もう歌わないのなら、作家に転身すればいいのに。表舞台に出るのが嫌なの
かな? 案外、締め切りに追われるのが嫌なだけだったりして。発売延期や
中止はしょっちゅうでしたしね。
ちなみに『子どもと昔話』は季刊なので、次号は3カ月後です。これなら休載は
無いだろうと信じていますが・・・


球界再編 第二弾?

2005年10月25日 22時46分02秒 | 趣味
村上ファンドの阪神株取得、楽天のTBSとの統合問題に続いて、
ライブドアがカープの買収に奔走というニュースが流れています。
堀江社長もそんなに球団を持ちたいなら、イーグルスを買うって
言えばいいのに。そしたらベイスターズファンから感謝されるよ。
仙台市民にも誠意を見せれるし。それとも昨年のラブコールは、
ただのリップサービスだったのかな? だったら「広島への愛着」
とやらも全然信用できません。
最初にニュースが流れた時の「新球場を証券化して買収資金を
調達」という珍説(無知な記者の憶測だったのかも知れませんが)
など、カープについてのリサーチが不足しているようですし、
「なぜカープなのか」「どんな球団運営をしたいのか」も示されて
いませんし、到底受け入れる気になれません。
松田オーナーを「守旧派」と批判する声もあるようですが、「金さえ
出せばなんでもできる」という発想こそ、「球界の盟主」を自認する
某球団に通じると思うんですけどね。ジャイアンツの渡辺会長の
堀江社長批判って、近親憎悪のような気がします。
渡辺会長といえば、この騒動の発信源はナベツネなんですよね。
裏金問題は数ヵ月の「謹慎」で片付いたのかな? もう「口は出さ
ない」んじゃなかったっけ?
自分が議論の中心にいないと気が済まない性質なのでしょう。
話題になればなるほど、堀江社長が喜ぶだけなんですけどね。

観客動員

2005年10月24日 22時28分31秒 | 趣味
今朝の中国新聞に、今シーズンのプロ野球の観客動員数が
載っていました。
今季から実数発表に変更されて、各球団とも軒並み減少した
中で、カープは唯一動員数が増加し、3年ぶりに100万人を
突破しました。
Aクラスながら-34.9%と大幅減で、セで唯一100万人割れの
ベイスターズを抜き、1試合平均ではイーグルスをも上回り
ました。8年連続Bクラスで、しかも12年ぶりの最下位では
ありますが、ファンはまだまだカープを見捨てていない、と
いうことでしょう。
動員増加によって、ジャイアンツ戦の減少による赤字も見込み
より大幅に圧縮されるそうです。とはいえ、ジャイアンツ戦の
視聴率が惨憺たる状況ですから、放映権料が切り下げられる
可能性もあり、今後の経営は楽観はできません。
新球場建設も控えてますし、来季は120万人くらいは入って
ほしいです。(私ももっと球場に行かなきゃね。)

またホークスが負けちゃった

2005年10月18日 23時48分54秒 | 趣味
マリーンズファンの皆様、31年ぶりのリーグ優勝おめでとうございます。
私は福岡育ちとはいえ、それほどホークスへの思い入れはありませんし、
バレンタイン監督は好きなので、マリーンズ優勝を素直に祝ってあげたい
思いもありますが、やはり釈然としないものが残ります。
公式戦1位のホークスが、2年連続で日本シリーズ進出を逃したのは、
やはり現行プレーオフ制度に問題があるからではないか、と考えるから
です。
2位と3位のチームが先に対戦する現行方式では、勝って勢いに乗って
いる下位チームと、ずっと待たされた1位チームとが対戦することになり、
1位チームのほうが不利なのでは、と感じます。
パリーグの小池会長も見直しを示唆しましたが、5ゲーム差以上で1勝の
アドバンテージというのもやはり厳しすぎでしょう。せめて3ゲーム差ごと
に1勝ずつ、9ゲーム差以上離れたらプレーオフには出られない、くらいで
ないと、ペナントレースの意味が薄れてしまいます。

さて、今度は日本シリーズですが、パリーグのプレーオフの間待たされた
タイガースは、どんな戦いをするのでしょうか。
もしマリーンズがタイガースを下し、来年もジャイアンツが下位を低迷したら、
セリーグもプレーオフ導入に傾くのかな?
でも、「人気回復の切り札」にしたいなら、全国ネットでTV中継しなきゃね。
'88年10月19日のオリオンズ対バファローズのダブルヘッダーの盛り上がり
を、もう忘れちゃったのかな?

ラストゲーム その2

2005年10月14日 15時35分30秒 | 趣味
野村選手最後の試合の写真です。
外野席から 312万画素 3倍ズームのコンパクトカメラで撮ったので、
画質はいまいちですが我慢してください。


慣れ親しんだ「1番ショート」で先発出場。


2020本の安打を連ねたバッティングも、今日で最後。


こちらも今日が最後の山本監督の、粋な采配でセンターの守備に。


でもちょっと似合わない・・・。


最後の声援を送る超満員のスタンドは、赤一色。


試合後のセレモニーでは、暖かい拍手と共に、たくさんの花束が送られ、
テープが投げられました。一つ一つ受け取り、握手をしてくれた野村選手、
最後までファンへの感謝を忘れない人でした。


最後にマウンド上で胴上げ。
本当は「祝勝」の胴上げが見たかった・・・。

ラストゲーム

2005年10月12日 23時58分08秒 | 趣味
広島カープの今季最終戦に行ってまいりました。
よく考えると、結婚以来球場に足を運んでいなかったので、
生カープは5年ぶりです。
そして今日は、野村謙二郎選手の引退試合でもあります。
私が観戦した試合のカープの成績は過去2勝5敗と、あまり
良くないので心配はしていましたが、野村選手の最後の
晴れ舞台、そして単独最多勝のかかった黒田投手が先発と、
発奮材料には事欠かないので、やってくれると信じてました。
そういえば、最後に勝った試合は、'94年の地元最終戦です。
この時は、北別府投手の引退セレモニーが行われました。
(引退試合の予定でしたが、チームが優勝争いをしており、
試合も終盤までもつれたため登板機会が無く、最後の登板は
翌年のオープン戦に持ち越されました。)
しかし球場に行ってみて、愕然としました。横浜ベイスターズ
の先発は天敵・三浦投手。Aクラス入りがかかってるとはいえ、
なぜよりによって今日ぶつけてくるの?と、ちょっぴり恨めしく
思いました。
スタンドは予想通り超満員。そしてまるで優勝決定戦のような
盛り上がりでした。
試合は常にベイスターズが先手を取る展開。黒田投手は、
緊張して力んでるのか、疲れからか、制球が定まらず苦しい
投球内容でした。打線も三浦投手の緩急自在の投球の前に
凡打の山。まあ、今季ここまで1点しか奪えず3敗を喫している
天敵ですから、緒方と倉の一発で一度は同点に追いついた
だけでも良しとしましょう。6回の無死1、3塁でクリーンアップが
三者凡退だったのも、今年見慣れた風景ですし・・・。
野村選手の最後の勇姿を直に見れただけで、今日は満足です。
ヒットも打ってくれたし、8回にはセンターの守備にもついたし。
試合終了後、引退セレモニーが行われました。
野村選手は「17年間カープで一生懸命頑張ってこれたことを、
誇りに思います」とコメント。球場のちびっ子ファンに向かって
「野球はいいぞ。楽しいぞ」と呼びかけたシーンは、全国ニュース
でも流れていました。山本監督と泣きながら抱き合った後、
グラウンドを一周してファンに最後の挨拶をしてくれました。
野村選手のセレモニーが終わった後、小林幹英投手、澤崎投手、
松本奉文選手の引退も報告され、ナインから最後の祝福を受け
ました。

さてさて、今季はこれで全て終了です。来年こそは・・・。

カープあれこれ

2005年10月07日 22時16分50秒 | 趣味
今夜のスワローズ戦で、5回から登板の黒田投手が15勝目を
挙げました。中2日のためか、不安定な内容でしたが、珍しく
終盤に打線が猛攻を見せて援護してくれました。
まあ、黒田投手好きだし、最多勝のタイトルも取ってほしいけど、
戦術としてでなく、黒田投手を勝たせるためのこういう起用は、
正直余り嬉しくないです。
きっちり先発ローテーションを守って、先にシーズンを終えた
タイガースの下柳投手がかわいそうです。
12日の最終戦は、ちゃんと頭から投げてほしいです。

一方の新井選手、先日の死球で骨折しているのでは?との疑い
も出てるのですが、強行出場しています。今日も「あわや」という
大飛球やタイムリーを放ちました。あと1本、何とか打ってほしい
ものです。
また、前田選手が死球を受けて途中退場しました。チーム唯一の
全試合先発出場に王手をかけただけに、気になります。こちらは、
初回の守備だけでもいいから出てほしいです。
前田選手といえば、'98年にベイスターズの鈴木尚典選手と首位
打者を争った時に、最終戦である直接対決を欠場しましたが、足の
状態が悪かったので大事をとっただけではなく、「敬遠される不様
な姿をファンに見せたくない」と自ら志願していたのだと、最近知り
ました。技術だけでなく野球哲学も、並外れたまさに「天才」です。
イチロー選手がかつて「唯一尊敬する打者」と言ったほどですし。
(そのイチローを前田は「内野安打ばかり打って、何が楽しいの」と
 評したらしいですが。)

カープの来期監督がブラウン氏に内定、と球団も認めました。
今朝の中国新聞は、一面トップですよ。報知並みですね。
その新監督の意向なのか、澤崎・小林幹英両投手が戦力外との
発表もなされました。怪我に泣かされているとはいえ実績があり、
小林投手は今年のウェスタンのセーブ王でもあります。チーム状況
を考えれば、来期は一軍で投げてほしかったのですが・・・。
昨年の菊地原投手のトレード(代わりに来た山崎選手は今や貴重な
戦力ですが)や玉木投手のイーグルスへの譲渡など、球団は何を
考えているのかよく分かりません。

食卓の向こう側

2005年10月05日 23時55分04秒 | 趣味
『食卓の向こう側』(西日本新聞ブックレット)
 No.1 ~こんな日常どう思いますか~
 No.2
 No.3 ~給食 未来をひらく~
 No.4 ~輸入・加工 知らない世界~
 No.5 ~脳、そして心~

去年の夏だったか、帰省した時に読んだ新聞の連載記事に目が
留まりました。
子どもの頃から料理好きの私は、高校生の時に『手作り食品』と
いう本を知人から借りました。レシピ集かな?と思って借りたの
ですが、実は日本の自然食運動の第一人者・東城百合子氏の
著書だったのです。以来、食の安全にはこだわり続けています。
『あるある大辞典』や『思いっきりテレビ』のような煽動番組では
ない、良心的な報道は、深夜のドキュメンタリーや岩波書店や
三一書房など限られた場でしか目にしませんが、地方紙とはいえ
朝刊の連載記事で、かなり踏み込んだテーマに取り組んでいた
ので、注目していました。
年末に、その記事が本にまとめられていることを知り、正月に
帰省した時に早速買いました。それがNo.4でした。No.1~3は
広島に帰ってから近所の書店で取り寄せました。
そのせいか、先日その店に行くと、この夏に出版されたNo.5が
置いてあったので、買って読みました。

本書の特徴は、専門家ではなく「ごく普通の生活」をしていた記者が、
「では自分には何ができるのか?」と常に問いながら書いている点
です。読者と同じ目線なので、とっつきやすく、共感を覚えます。
テーマがテーマだけに「暗い・重い」「未来に希望が持てる内容に
できないのか」という批判も多いそうですが、「報道はかくあるべし」
と思わせるすばらしい企画だと思います。
興味ある方も無い方も、ぜひご一読を。

魔術師

2005年10月03日 22時10分01秒 | 趣味
久々に、「大作」を読みました。
『魔術師 三原脩と西鉄ライオンズ』(立石泰則著 小学館文庫)です。
隠れ西鉄ファンの私は、高校生の頃から西鉄OBの回想録等、西鉄
関連の本は読んでました。三原脩氏の『風雲の軌跡』は図書館に
無かったので、未読ですが。
昨年仕事で鹿児島に行った時には、『三原脩の昭和三十五年』と
いう、大洋ホエールズ初優勝を描いた本を古本屋で見つけて、読み
ました。
ただ、西鉄・大洋の監督時代以外のことは余り知りませんでした。
その昔『知ってるつもり』というTV番組で三原氏が取り上げられた
ことがありましたが、多分途中からしか見なかったと思います。

この『魔術師』という本、500ページを越す分厚い文庫で、しかも
上下2冊なのですが、夢中になって3日で読んでしまいました。
とりわけ興味を引いたのが、有名な「別所引抜き事件」から、水原茂
氏の帰国によって、読売ジャイアンツを追われて西鉄監督になるまで
のくだりです。
「球界の盟主」「栄光の巨人軍」が当初からいかに傲慢で自己中心
的な横暴球団であったかが、よくわかります。尤も、別所事件には
三原氏も関与しているのですが。
「十年選手制度」を悪用したV9時代の引抜きと使い捨て、江川卓氏の
「空白の一日事件」、桑田投手の疑惑もみ消し、ドラフト制度改悪と
FAによる大物集め等々、ブランドと資金力に物を言わせるやり方は、
ごく最近のことではなく、持って生まれた体質なのでしょう。
来期は若干路線変更するようですが、果たして生まれ変わることが
できるのでしょうか。渡辺恒雄氏を永久追放して、星野仙一氏を監督
ではなくオーナーに迎えるくらいでなきゃ、無理と思いますが。

そういえば、かつての「三原マジック」の申し子の一人で、采配振りが
「仰木マジック」と称されたオリックスバファローズの仰木監督の退団
が正式発表されてました。高齢による健康不安が理由だとか。
そうかと思えば、同世代の野村克也氏が来期、楽天監督に就任する
そうで。長嶋茂雄氏の復帰を期待する声も多いですし、球界も高齢化
社会になってしまってます。
若い世代は、地道に育てない限り、「マジック」では生まれないんです
けどね。

西山捕手、お疲れさま

2005年09月30日 23時48分04秒 | 趣味
ジャイアンツの西山捕手が今季限りの引退を表明しました。
大阪・上宮高から1985年のドラフト4位で南海ホークスに入団。
87年にカープに移籍し、93年に正捕手の座を摑みました。
昨年オフに戦力外通告され、ジャイアンツに移籍しましたが、今期は
12試合の出場にとどまりました。
プロ20年間1215試合で716安打、打率2割4分2厘、50本塁打、282
打点。94、96年にベストナインとゴールデングラブ賞を受賞しました。
91年のカープの優勝時には、不振の江藤に代わって三塁を守ったり、
代走に出たりと(当時は足が速かったんです)大車輪の活躍で、
打率も3割をマークしました。
ヤクルト時代の野村監督から、古田に並ぶ名捕手と褒められたことも
ありました。
カープとしては、コーチ就任を期待していたようですが、本人の現役
続行の意志が強く、トレードとなりました。
ジャイアンツなら活躍の余地はあるかな、と期待していたんですけど、
あそこも若返りを図り始めたために出番がなくなってしまいました。
まあしかし、捕手という過酷なポジションで本当によく頑張りました。
正捕手としては優勝できなかったけれど、お疲れ様でした。
ぜひ来期は、コーチとしてカープに戻ってきて下さいね。