稽古の前に発声練習をしたりします。
ポピュラーな北原白秋の「あめんぼのうた」なんかはもちろん、その他諸々・・・。そん時に片足立ちして、体幹を鍛えながらやったりもするのですが、私は右足よりも左足が安定します。だもんで、あぁ左が軸足なのねとわかった次第です。
何処に軸足を置くのか。とても大事な命題をこの発声の時にいつも思い出します。私の軸足は間違いなく演劇ですね。そこから何処へどう伸びていくか・・・ということ。
皆さんの軸足はどっち？わからなければ片足立ちを早口言葉でも口ずさみながら１分間やってみてください。左右試している間に、きっと考えちゃいますよ、自分の「（人生の）軸足」を。
毎年、この日はスルーできませんね。
毎年何度も同じことを書いてすみません。2011年の3月11日は金曜日。我が劇団の「地図にないその町」の仕込みの日でした。土日の公演のために、地震発生の時刻は、ちょうど照明の吊りこみをしていました。心斎橋のウイングフィールドはビルの6階。微妙な嫌な揺れを感じました。全員一旦作業を中止し、様子を見ました。まさかあのような大規模災害だとは夢にも思いませんでした。
公演を行う際、災害についてのアナウンスを前説に加えました。公演の前日だったことや、大阪で揺れを感じるという珍しい体験も強く記憶に残りました。
福島の原発事故をニュースで見た時は「ついに」と肚をくくったことを覚えています。原発の仕組みを勉強したことのある人はあの事故の意味がわかっていると思います。さすがに観念しましたね。世界レベル７の事故です。チェルノブイリ原発事故とほぼ同列に扱われています。幸いにも全滅を免れました。とても恐ろしいことです。
忘れまじ３・１１。
明日から、またがんばろう！
本来であれば、今週末の３月１２～１４日の金土日は、第22回 劇団浮狼舎公演「残念王国」が上演されるはずでした。
しかし！以前お知らせいたしましたように、非常事態宣言や都市部のコロナ禍の現状を鑑みまして「残念王国」は４月２４日㈯１９時・２５日㈰１２時/１６時に延期となりました。ここに重ねてお知らせいたします。場所は同じく朝潮橋の信天翁（あほうどり）。期日迫りましたら改めて詳細お知らせいたします。
制作と稽古予定は1ヶ月以上遅れて、先月末より開始しております（詳しくは過日2/8の「神原ワールド稽古場日誌」をご覧ください）。一同、様々な規制にもめげずがんばっております。どうぞ応援のほどよろしくお願い申し上げます<(_ _)>
座長のマスクの間違った使用法
篠田桃紅さんが亡くなられたと今朝知った。昨日、ネットニュースでは話題にあがっていなかった。私にとっては一大事。とはいえ、いつかは来るであろうことと予測はしていたのだが…、残念です。書は嗜みませんが、作品は好きなものが多く、面白がっていました。著作は何冊か読みました。百歳を越えても時折、随筆を出されていたので、出版の度、楽しみにしておりました。もう読めんのねぇ。きっぷのよいすっきりした文章が好きでした。生きているだけで超絶必殺技みたいな感じの、凄いんだか、飄々としてるんだか、何だかわからん様子がとても好きでした。
篠田桃紅さん（書家）
享年107歳。私はこんなには生きられません、残念ながら。あと10年、運が良くて20年ってところですか。全然足りませんね。しかし、「成功は決定的ではない。失敗は致命的ではない。」と信じつつ、あとの時間を全力で駆け抜ける所存です（できるかな～？自信ねえなぁ～）(^-^;
