四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

丑月は湿にして寒の極み・・・

2012年01月07日 22時19分56秒 | インポート
☆難易度Ⅱ・・・
 本日は金比羅さんに初詣でして来ました。お正月の間はいつも長い石段が参拝客で詰まって上がれないので行きません。さすがに一週間後は楽々と上げれます。本宮までの石段はかなりきついですが最近は少し足の筋肉も強くなっているのか結構、軽かったです。帰りには新町で「へんこつまんじゅう」を買って帰りました。まだまだ全国からのお客様が多い印象で賑やかでした。私はただ、何かゴリヤクあるかなあ?くらいですので・・・これからも足腰のためにも毎年必ず上ります。
 
 さて、本論です。一月丑月です。冬至を過ぎて、季節は春へと方向転換してはいますが、丑月は湿にして寒の極みですね。最初は水旺、後の土旺は凍土です。この月は扶抑よりは調候が優先かもしれません。八字の位相を計るときにはどうしても丙火の調候を一番に見ます。

 どういうことかと言いますと、先月の金水命でも丙火の調候があってこそ暖金となって洩らすのも喜象となりやすいということでした。今月の丑も仮に乙日干で丑の中の癸が生木することについて考えてみたいと思います。

つまり
 〇〇
 〇丑
 乙〇
 〇〇としてだけ考えます。

丑中の癸水は生乙日干としてはもちろん喜ではあります。しかし、丙火あって暖水となってこそ乙への生木はより喜なのです。このあたりのことは難しいですが、位相という観点の問題となります。八字の位相が高いということは乙日干で丑月ですと丙火の調候が十分であってこそ喜であり、事象としても喜が多いのです。ですから、調候なくても扶抑からは喜神なのだから、喜象が起きると勘違いしてしまいがちです。喜象が起きるのはどの命も位相が高くて・・・というのが限定のようなものなのです。鑑定する際には見極めなければならないと痛感しています。

 丑月は陽先生の窮通宝鑑にありますが、丙火一つでは足りないとあります。つまり2つくらいあってもよいということです。他の月では丙火2つは火が過ぎる傾向ですが、丑月は最高に湿にして凍っているということが原因なのです。火日干の場合はかなり厳しい月と言えますね。月支の丑はそれくらい寒にして湿だという意識を持たれるといいと思います。他の支に来る丑とは別格ですね。

 私自身、この乙日干で丑月に関してはかなり問題意識はあり、迷路に入りそうになったことも多々あります。それくらい迷いました。(バカ?)凍っていても丑は生木はあるんだという事実。これがなくては理論的に発展はない!このことになかなか気が付かなかったのです。ましてや調候の問題が絡みますと難しくはなります。視点を変えて、調候という観点から見てみました。すると初めて丑中の癸水の乙に対する真の意味でも生木がわかるのです。最近、本当の意味でやっとわかったというところでしょうか!!理論的には何度も読みも聞きもしていてもわが身に本当に入り込んだのは最近でしょう。それくらい個人的には「いわくつき」であったのです。わかっているつもりでいても、本当に目からウロコ的に自分に入り込むことは違います。

 こんな観点からも四柱推命を勉強するとき、月支、旺からみることの重要性は強調したいですね。今月の丑月、しっかりお勉強しましょう。今日は少し難しいことに触れてみました。

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