社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

2回目のフルート発表会、またもや失敗だらけと落胆したが

2016-09-16 21:23:58 | 趣味(楽器、音楽)

昨年のフルート発表会は、手が震え、吹き出しにも失敗し、まともには演奏できなかった(その1)。さて今年はどうなるだろうかと思いながら、6月には曲を決めた。割とあっさりと。それは先生からの推薦曲が気に入ったからだ。その曲は、「千の風になって」。昨年とは異なり、今年は大分早くからまともな曲になっており、自分でも今年は大丈夫とかなり安心していた。

そして少し前の話になるが、8月12日にピアノ伴奏の先生との音合わせに行った。そしてまた今年も上がってしまった。まだ本番でもないのに。3回ほど練習して、また落ち込む事になった。

そして、昨年私と同じく定年退職後にフルートを始めた女性の方二人の練習を聞いた。そして驚いた。私より、遥かにうまい。特に一人の方が……。完全に練習量で負けているとそう思った。

翌週その話を先生にしたら、朝昼晩と練習されているそうですよ!との話がでた。もちろん先生は私も事もほめては貰えたのだが。私は、何れにしても全体的に練習量が不足していると痛感した。そして昨年より、更に練習時間を増やし、必死に練習した。

そして迎えた発表当日。午前中のリハーサルで、また失敗した事で、本番前の練習をひたすら控室で行った。あれほど今年は本番前の控室の練習はしないと硬く誓っていたのに……

大騒音の中で、今年は、実は自分の音を認識する事が出来た。これは大きな進歩なのだろうか?

そして迎えた、自分の発表。昨年ほどはパニックには成らなかった。がしかし、手は震え、フルートの音が震え、そして途中で曲も間違えた。また今年も失敗したかと思いながら、とにかく最後まで吹いた。そして吹き終わると、余りのふがいなさに情けなくなり、落胆と同時に終わった安ど感から、ピアノの伴奏が続いているのに、譜面を閉じて、頭を下げてしまった。

 

控室に戻り、また昨年を思い出しながら、がっくりとうなだれていると、先輩の方から、「昨年は仕方がなかったけど、今年はちゃんとながれるように曲になっていましたよ!全部は聞いてはいませんけど」と言われた。私は不思議に思いながら、「そうですか?全く駄目だったんですけど、ありがとうございます」と答えた。

発表会も終わり、先生と話すると、「今日はとても、落ち着いていて、音も安定しており、よかったですよ!」と言われた。私はまた不思議に思いながら、取りあえず「ありがとうございます」と答えた。

 

その晩に、奥様が録画してくれたビデオを見た。そして驚いた。画面の私は確かに、落ち着いて演奏していた。そして音だけ聞くと、殆ど違和感がなく、ちゃんとした曲になっていた。ところどころ間違っていても、それほど、目立たない。震えも殆ど気にならない。音の震えも殆どわからない。

 

そして痛感した。自分で吹いている時の音のイメージとそれを聞く音のイメージが全く異なる事を……。少しは自分に自信を持っていいのだろか?と思った。


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