社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

老後に必要な資金は本当は一体いくらなのだろうか?その2:生活費が25万円なら2,300万円で十分だ!

2014-06-01 23:34:19 | セカンドライフ

老後に必要な資金は本当は一体いくらなのだろうか?その1:生活費は月25万円で十分だ!に続き、老後の資金を試算してみた。その条件は、

  1. 60歳で定年退職し、その後は仕事をしない。つまり給与所得は無し。
  2. 比例報酬部分のの特別支給の高青年期は62歳から。つまり60歳と61歳の2年間は給与所得は0。62歳~64歳までの収入はこの厚生年金のみ。
  3. 厚生年金と国民年金は65歳から貰える
  4. 80歳まで生きると仮定。

<定年後の必要な資金を試算>

生活費
月(万円)

生活費
年(万円)

60~65未満

65歳~80歳

合計

25

300

1,080

1,290

2,370

30

360

1,380

2,190

3,570

35

420

1,680

3,090

4,770

一月当たりの必要な生活費を幾らにおくか?これで残りの人生に必要なお金が大きく異なる。

私の場合で試算してみた。月25万円なら、80歳までの必要な資金は約2,370万円となった。これは、かなりのサラリーマンが退職金と少しの貯金で殆どカバーできる範囲だと思う。

しかし良く言われる(国民を脅す)ゆとりある生活を送る為に、月当たりの生活費を35万円と設定して試算すると、必要な資金は4,770万円となり、かなりこれはハードルが高い。

定年までに貯金と、退職金で5,000万円近くの金融資産がある方は、かなり少ないと予想される。

月当たりの必要な生活費が35万円と言うのが無理がある統計データではないかと思われる。

月当たりの生活費が30万円でも、必要な資金は3,570万円となる。

さて、身近な所で、60歳~65歳の条件を考えてみる。私の場合は60歳~62歳未満までは、一切公的な年金がでないので、この時に必要な資金は月25万円なら2年間で600万円必要だ。もちろんこれ以外に、60歳時には、前年度所得に対する住民税を考慮して準備しておく必要があるが・・・。

更に、62歳~65歳未満までの3年間は特別支給の厚生年金のみなので、この分を引くと必要な資金は480万円で合わせて、1080万必要となる。

60歳以降も再雇用で働くか?どうかを考える上で、上記の試算を見ると、私と条件が同じなら、大半の方はおそらく働く道を選ばれるだろう。65歳以降は年金がフルで出て、月25万円と生活費を抑えたとしても、他に1千万以上必要となるからだ。退職金が既に出て、定年時に3000万以上資産があったとしても働かなければ、この資産から1000千万円以上がなくなる事に不安を覚えるからだと思う。

そして特別支給の報酬比例分の更生年金がでない無収入期間はまず大半の方が働かざるを得ないと思うし、そう考えられるはずだ。

私の同い年の友人も、2年間は年金がでないので働くと言う話をしていた。そして、この無収入期間働くと後は、もはや65歳まで働くのも同じ事になるだろう!

 

一ヶ月に必要な生活費がいくらか?これが老後に必要な資金の基本となるのは間違いない。私はと言うか奥様も含めて、一月には20万円も必要ないと試算している。つまり私が定年で退職しても、当家ではまったく問題なく、生活できる事になる。

前提となるのは、一戸建ての持ち家で、ローンがなく、子供たちが既に卒業して、教育費が掛からない事。そして親の介護等で資金が掛からない事。健康である事・・・


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