何と悲しい男だろうか?何と女々しい男だろうか?女の腐ったような男だろうか?(女性の方には失礼な表現で申し訳ない)。そして余りにも情けない。余りにも度量が小さい。余りにも好き嫌いが激しい。少なくとも東証一部上場の1兆円を超える大企業の課長だったが。今では100人超の社員がいる会社のトップなのに。
今週休み明けに辞令が発表された。私の直属の部下の女性がまた移動になった。つい4月の新しい辞令で、私の部下になった女性だ。その前の私の部下も、取られた(トルコ旅行の休みの間に、何の相談もなく・・・)。そしてわずか3か月後のまた移動だ。流石に前回の件で懲りた?部長は私に気を使って、この移動がわかった時点ですぐ私に報告してくれた。
その時に話だ。
部長曰く「ところで、少し話があるのですが、知っていらっしゃいますか?」
私曰く「はて?何の事でしょうか?」
部長曰く「彼女の件なんですが・・・。実は今日社長から話が有り、本社から、○○さんの後任に彼女を欲しいと言う事で、了解をせざるを得なかったと。そして彼女の後任は、私の以前の部下を戻す事にしたと・・・」
私曰く「エー???!!!」しばらくして「呆れて何も言う事はありません。それは社長がもう了解した事ですよね?」
部長曰く「今の当部の状況を考えれば、拒否できたはずだし、そうすべきだったと思うが、例の件もあり、むしろ社長はOKしたのだろう!」と
私曰く「社長の好き嫌いは異常だが、しかしまさかまたそれぐらいの事でみんなが不幸になる事を平気でOKするのは・・・。もう何も言う事はありません。私の方としては、元部下の女性を返してもらえるのであれば。しかし私は口が裂けても、部下の女性にこの話はできません」
部長曰く「そうですよね?また私が皆に話をするのかな?社長から話をしてもらうしかないだろうな?」
4月の人事による組織変更で、私たちの部署は大きく変化した。最も、この会社に出向してきてから、毎回のように社長の気まぐれと遊びに社員は付き合わされており、今更と言う気はするが・・・。もはや誰も何も言わない。タダ一言、またか・・・だ。
結論からすると、4月の人事の時に、新しく部下になる女性が、そのまま親会社の○○さんの後任として、移動していれば、今回の混乱は1回で済んだはずだ。2回も組織変更。しかもわずか3か月の内に。しわ寄せを食った元部下の今の上司は相当頭に来て、社長を説得するべく動いたが、結局社長の言を変える事は出来なかった。
そして、今日、新たな話を知る事になった。
親会社の方から、○○さんの後任にと人事異動を要求した事になっているが、どうもそうではなかった様だ。社長の方から、彼女を嫌って追い出したのがどうも真実らしい。この女性は3年前に私と社長で、親会社の方から、9か月もかけて本社をやっと説得して引っぱってきた女性だ。才能も有り、若くかわいい。別に私は若くかわいいから彼女を引っ張ったのではない。当時の部署に絶対に必要だったからだ。
そして長い間、社長は彼女をずっとかわいがっていた。と思っていた。少なくとも最近までは・・・。その彼女は昨年夏に結婚した。
どうでも良いが、その時、私の同僚や先輩は彼女を自分の娘みたいに思っており、自分の娘が、男に取られたと思ったらしい。まさか社長も???
親会社は最近働く女性の活用を標榜し、色々と具体策を展開し始めた。それに感化された訳でもないだろうが、その彼女は社長に色々具申したようだ。どうもこれらが社長には気にくわなかったらしい。彼女は大変明るく前向きで素直だが、時に非常にストレートな意見を言う所があった。私も時に「カチーン」と来る事はあったが、まだ若い高々27,8歳の女の子が言う事だし、そう言う意見もあるぐらいで聞いておけば別に気にならなかった。それより明るい前向きな一生懸命さをむしろ気にいっていた。
がどうも社長はそうではなかったらしい。一旦嫌いになるともうだめだったようだ。過去3年見てきたが、この好き嫌いのどうしようもなさ。一旦嫌いになるとどうしようもないらしい。
4月に人事でも社長の権力を誇示する意味もどうもあったらしい。そしてそれでもまだ我慢ができず3か月後に再度、手を打ったらしい(この辺は定かではないが)。それをあえて知りながら、本社は渡りに船とばかりに動いたようだ。またみんなが不幸になったようだ。これを何人かの社員がどうも気づいた様だ。これは社長に逆らうとこうなると言う恐怖政治を見せつける為だったと認識した(勘違いした?かどうかは分からないが私にしては、別に今更と言う事ではなく、またかと認識していただけなのだが)。
本当にトップに立つ人間でその会社は決まる。トップは大手一部上場企業の課長だった。会社の金で海外出張。会社の金でスナックやバー。会社の金で、会議を名目にゴルフ。そして今はそれを堂々と独裁社長の権力で。社員が自分をどう考えるかなどは全く関係ない。独裁権力を維持できれば良いのだろう。その中では少しでも自分が気に要らなければ、地方への左遷や親会社に返す等やりたい放題。絶対権力の世界を維持できる事しか興味がないのかも知れない。
と先が非常に危ない中で、今年の見通しと来年の予算編成の話が来て、今週この作業に追われた。いずれも彼女がもくもくと誰も評価されない中で一生懸命して来た仕事だ。この仕事は引き継ぐ後任はいない。この意味は社長はもちろん本社は知らない。いや知っているかも知れないが敢えて知らないふりをしている。それに関知したくないのかも知れない。
仕方がない。と言うか私の本来の業務ではないが、それを認識している企画部長と私で引き受ける事にした。がその引継ぎの実作業を彼女と営業担当と初めて、恐ろしい事実がわかった来た。
ここ最近5年間の予算と実績でその差異を大きく狂わした事は今の事業ではなかった。特殊な製品を扱っている業界ではあるが、受注してから、製品を納める期間が大変長い。つまり1年から2年に及ぶ。逆を言えば、販売や売上がある程度予測できた業界だったと言う事になる。従って今年の頭に立てた今年の予算が、大きく狂う事はない。予算より、実績が多くなる事はあっても。しかしその過去の経験が今年は通じない。つまり予測がつかない。大きく予算から、見通しが減少しそうな状況が見えてきた。来年は明らかにそうなるだろうとは予測していたが、まさか今年の後半から急激に減少するとは全く予測していなかった。
これは上記の社長の好き嫌いの人事など構っている話ではない。本当に会社がやばい。と言う事で、ここ1~2か月でまた激震を迎えそうだ。さてどうなるだろうか???
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