最近、五十嵐貴久氏の作品にはまっている。以前『パパとムスメの7日間』を紹介したが、その続編を読んだ。『パパママムスメの10日間』と言う作品だ。タイトルからすぐ推測できると思うが、今回は人格が入れ替わる期間は10日間だ。しかもなんと入れ替わるのは、同時に3人だ。しかもそれぞれが。このパターンは今まではなかったと思うが・・・。
さて唯一不満があるのは、「パパの会社の新化粧品に汚染野菜が含まれていることが分かって・・・・・・・」と帯のPR分に書かれてはいたが、これは嘘と言うか、あくまで可能性で終わった事だ。
パパの化粧品会社光聖堂は、会社の社運をかけてスイッチと言う新商品を売り出そうとしていた。がその原材料として、コストダウン(利益を拡大する)を図る為に、中国製の原材料を今回から採用する事にした。つまり新しい原材料を新しい中国の調達先から採用する事にしたが、それだけの事だ。
つまり新しい中国の調達先で、原材料に汚染野菜が含まれる可能性があると言うだけの事で、その汚染野菜が確認された話しではない。
まあ―この辺は、パパに人格が入れ替わったムスメの小梅が追求するというストーリーなので、パパの会社の話はそれ自身を全て漫画的に読まないと楽しめない。真面目に実社会を思い描いて読んでは意味はない。
![]() | 書籍名:パパママムスメの10日間 |
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