社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

町の電気屋さんに行く(今年の3月編)その2(地デジ放送)

2009-03-09 08:52:29 | 日記

町の電気屋さんに行く(今年の3月編)の続きです。アナログ地上波の電波障害によるマンションの共同アンテナ配信が地上波移行で中止でも掲載したが、現行のアナログ放送が、2011年7月24日に終了し、地上波デジタル放送に移行すると言う事で、盛んにTVメーカーがPRしている。

さて、昨日町の電気屋さんに行く(今年の3月編)ついでに、この地上波デジタル放送を見させてもらった。結果、NHKやBS放送を除いて、現在の地上波デジタル放送は、大半現行のアナログ放送と同じ放送(つまりアスペクト比4:3のままアップコンバートして)を流している事が分かった。時間帯や著名番組によっては流しているのかも知れないが・・・。

これならば、まず地デジ放送(≒ハイビジョン放送)をうたい文句とする液晶TVやプラズマTVの意味がまずないではないか?既存のアナログ放送を地上波放送のハイビジョン放送へアップコンバージョンして放送しているだけで、逆に画面が大きくなる分その荒さが目立つだけではないか?

フルハイビジョンにいたっては、その放送は皆無だそうで、今現在存在するのはブルーレィの映画版のみだそうである。唖然とする返事であった。雑誌『特選街』などでよく、ハイビジョンとフルハイビジョンの話が出ているが、そんな議論そのものが無意味な気がする。少なくとも残り2年チョットの間にハイビジョンでの放送が増える事を期待したいがありえないだろう。

但し、今までの膨大な資産を考えると、既存の放送番組や映画等の再放送(特にスカパーやそれを利用して流しているケーブルTV等)を考慮すると、今後の、編集する必要がない生放送は、ハイビジョン化が進むと思われるが、それ以外はハイビジョン化はあまり進まないと考えた方がよさそうである。少なくともここ5年は?

日本のカラー放送は1960 ( 昭和35 ) 年9月10日に始まり、普及し始めたのがその4年後の東京オリンピック1964(昭和39)年、つまり私が小学校の時である。但し私が高校の時の下宿には一台カラーTVが置いてあったが、完全に普及しているとは言いがたかった。また、大学の時も、恥ずかしながら、最初はゴミ置き場から捨てられていた白黒TVを拾って来てモノクロで見ていた。その後のアルバイト等で多少余裕ができて始めて自分でカラーTVを購入した記憶がある。おそらく20歳くらいの頃と思う。

つまり何が言いたいかと言うと、普及開始から、約10年かかったと言う事であり、且つその時には番組が殆どカラー化されていた。カラー放送開始からすると、アナログ放送が終了する2011年は約51年の歴史が一区切りとなる。一方TVメーカーがワイド化に走った事が途中であったが、TV番組が全くといいほどワイド化に対応せず、押しつぶした映像を見せられ続けた現状を考慮すると、今後も地上波デジタル放送がハイビジョン化される例は生放送等のスポーツ番組や、特定の新作映画等に限定されるだろう

結局また、国やメーカーの嘘に付き合わされる事になる。もちろん画質の劣化はないだろうが、綺麗にもならない。画面のアスペクト比も変わらない為、現在の殆どの液晶がワイドとなっている事を考慮すると、無駄な未表示エリアで以前の放送を見るか(両端が真っ黒)、横方向に合わせて拡大(つまり、上下が切れる)か、アスペクト比に合わせて拡大(押しつぶした画像)するかになり、また意味のないワイド表示となってしまう。少なくとも画面のアスペクト比ぐらいは合わせて欲しい物である。地上波デジタル(ハイビジョン)になっても、殆どの方はその恩恵を受ける事がない。下表を見れば一目両全であるが、今まで蓄積された番組は、アスペクト比4:3(1.33:1)であり、ワイド画面は16:9(1.7:1)であり、映画はと言うと2.35:1(シネマスコープ)となり、全て異なる為、どうしても無駄が生じる事となる。つまり大きな映画放送を元のアスペクト比で見ようとすると、実際より大きなTVがいるし、現行放送も同じ事になる。

従って、最も良いのは、現行放送に合わせたアスペクト比の薄型TVがあればよいが、現在そんなものは殆ど販売されていない(小型機は一部あるが)。こうなるとプロジェクターの方がよいのか?

元々、現行放送に合わせたアスペクト比に対応する画素数として、PCのVGAと言う最も標準的な規格640ドット×480ドットがあるが、PCでなら最近はワイド対応で標準のチップセットでも対応して来ているのでどうにでもなるのだが・・・。

マアーそれ以前に、日本全国の家庭のTVが地デジに移行するとは思えない。

種類 アスペクト比(横縦比)
現行放送(NTSC) 4:3(1.33:1)

ハイビジョン及び
フルハイビジョン放送
(地デジ)

16:9(1.7:1)
映画 1.37:1(スタンダード)、1.85:1(ビスタ)、2.35:1(シネマスコープ)
現行ワイドTV メーカーや機種によるがほぼ16:9(1.7:1)
現代のコンピュータの
ワイド液晶
16:10(1.6:1)

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