社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

再び投資詐欺事件『米MRI:顧客資産1300億円消失か』

2013-05-01 19:06:44 | 日記

AIG」投資顧問の年金消失事件に続いて、また米国資産運用会社「MRIインターナショナル」の投資詐欺事件が発生した(米MRI:顧客資産1300億円消失か)。新聞やTVで報じされていたので、またかと思われた方も多いと思う。そのMRIインターナショナルだが、出資額に応じて顧客を「プラチナ」「ゴールド」「その他」などとランク分けし、年利を150万円の出資で6%、750万円で7%、1500万円で8%としていたようだ。

5000万円弱の投資をされていた方もいるようだ(米MRIインターナショナル:強制調査 昨年から配当滞る 契約者「あの時やめておけば」)。しかしなぜまたこのような事件が発生するのか?と言うかなぜ騙されるのか?

およそ、5000万円を一つの会社に投資するなど考えられない。しかも高々8%の金利の為に。しかしこの8%と言うのが案外みそだったのかも知れない。ありそうな数字だから、だまされるのだろうか?

昔の話になるが、銀行にお金を預ける時に、常にもしもの事を考えた気がする。もし銀行が倒産したらどうなるか?そうならない銀行に預けるしか無い。すると一番は絶対倒産しない郵便局。かつ金利が一番高かった。そして二番目はやはり潰れないだろう大手都市銀行。と私は考えた。おおよそ昔は皆同じ様な事を考えたはずだ(と勝手に思っている)。

振り返ってみると、大切なお金を預ける。それが投資であれば、やはり何に付けてもリスクは発生する。そのリスクを回避する最大の方法は、信頼のおける会社に預ける。と言う事になると思う。ましてや5000万円と言うとんでもないお金持ちなら、個別の担当者を付けてくれる会社を選ぶきだと。そう野村證券、みずほ証券や大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券等を。

それにしても、被害者はどうして、このような投資会社を知ったのだろうか?これが不思議でならない。

更に支払いは、米国の銀行への振込と言う非常に危険と思われる事もなぜしたのだろうか?はては、このだまされた方の中には、わざわざ銀行のお姉さんが注意してくれたにもかかわらず、振り込んでしまった方もいるようだ。やはり金に目が眩んでと言う事になるのだろう。

私には理解できない。5000万円を全く見知らぬ、米国の会社に投資するなど。少なくとも1000万円ずつ分散するなど考えなかったのだろうか?5000万円だと年率8%で1年間400万円の利益・収入(税込)となる。これに目が眩んだと言う事なのだろうか?

さて、私が、5000万円もの大金・資産を持っていたら、どう考えるだろうか?と考えてみる。そんな大金を持ったことがないから、持ったと仮定して考えてみる。

銀行や証券会社に私はこれだけ持っているのでと、投資の相談をするだろうか?おそらくしない。自分が持っている資産を知られたくない。と言うのが本音ではないだろうか?銀行や証券会社に知られたが最後、営業マンが来て、何をされるか分からないと考えるのが普通の様な気がする。従って誰にも知られずに、更に欲を出して、少しでも儲けられる方法を考える。場合によっては、誰にも相談せずに。相談すると知られてしまうから。或いは自分だけが儲けられるうまい話を知っていると言う優越感から。この様な話に乗ってしまうのだろうか?

話は変わるが、奥様の弟は大阪の大手企業で働いているが、長らく米国での仕事だった。家族を伴っての駐在そして家族は日本に帰ってきても、その後単身赴任での米国の生活。ほぼ完全な二重生活。親の財産もあるし、自分の海外生活も長い為、かなりの資産を持っているようだった。去年、相談を受けた。米国と同じように、日本で資産を管理してくれる会社を紹介して貰えないか?と。流石と言うか考え方がシンプルだ。自分で色々考えて、財テクして投資する等の発想はない。そう言うのはプロに任せると言う考え方だ。その為に報酬は払うと言う考え方だ。

これは日本の会社では難しいと思いながら、大手証券会社の知り合いを紹介した。そしてその知り合いの会社はどうも弟の要求を受けた様だ。弟の考え方は非常に米国的で且つドライ、且つシンプル。細かな事は言わない。お金を預けるので後は資産運用してくれ。リスクは認識した。成功報酬は○○で支払う。と言う所だろう。

弟は仕事が忙しい。大阪と東京を何ども往復している。日本と米国を何ども往復している。投資など考えている暇はない。考える気もない。実にシンプルだ。

日本の普通のサラリーマンだと、こういう発想はないだろうと思う。

さて、5000万円を掛けた方。少しでも稼げないかと思って、この米MRIに投資した方。彼らの本音は何処にあったのだろうか?自分だけが誰にも知られずに儲けたいと言う心理だったのだろうか?


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